墨田区鐘ヶ淵、東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者 にしざわ歯科医院


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乳歯が生えてきて虫歯にさせないために

2023年7月28日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


『歯が生えてきたけど、むし歯にさせたくない!!』

『フッ素を使った方が良いと聞いたけど、どうなんだろう?』

など、乳歯を虫歯にさせたくないという親御様が多くなってきているのは、とても良いことだと思います。

今回は、
『 乳歯が生えてきて虫歯にさせないために 』

について、お話しさせていただきたいと思います。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 乳歯虫歯2

乳歯は、歯の一番表面にある硬いエナメル質という組織が、永久歯に比べて非常に薄いため酸に溶けやすくむし歯に罹患しやすい歯です。
「乳歯は生え替わるからね!」とお子様のむし歯を放っておいていませんか?
お子様のお口の健康や正常な成長を真剣に考えるとしたら、しっかりとむし歯にさせないような予防を心がけることが大切です。

乳歯の特徴

乳歯は、乳児期から幼児期にかけて生える歯のことであり、永久歯が生える前に一時的に存在する歯です。

本数が少ない

通常、永久歯の数は28本(親知らずを除いて)ですが、乳歯は20本しかありません。
乳歯が生える時期や永久歯に交換するための抜ける時期には個人差はありますが、通常、6ヶ月から3歳頃に乳歯は生え、6歳から12歳の間に永久歯に置き換わることが一般的です。

大きさが小さい

乳歯は永久歯よりもとても小さく、永久歯よりも白い色をしています。

歯の硬さが永久歯より柔らかい

永久歯と比べてエナメル質の厚みが薄いため、乳歯は柔らかくむし歯になりやすくなっています。

永久歯とは形が異なる

乳歯は永久歯と形が異なる歯が多いです。

神経が大きい

歯の中の神経の通り道が永久歯に比べて大きいので、小さなむし歯でもすぐに神経に達してしまいます。

お子様の歯をむし歯から守る方法

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 乳歯虫歯3

むし歯の3大要因の1つであるむし歯菌は、生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中には、むし歯菌が存在していないことをご存知でしたか?
また、可愛いから仕方がないのですがお口にキスをすることで、唾液を介して赤ちゃんにむし歯菌が感染してしまうケースもあります。

むし歯菌の感染を避ける

むし歯菌は唾液を介して感染します。
ほんの少しの唾液でも感染してしまうため、むし歯菌をうつさないためには、相当注意が必要です。
むし歯菌は親御様やご家族の方が食べ物を口移しで渡したり、スプーンやお箸、食器などを共有したり場合でも移ります。
むし歯菌の感染を防ぐために、赤ちゃん専用の食器やスプーンを用意しましょう。
また、赤ちゃんが生まれてくる前に、親御様やご家族の方全員がお口の環境を整えむし歯菌の数を減らしておくことをおすすめします。
産まれたばかりの赤ちゃんのお口に中にはいません。
むし歯菌がいなければ、一生むし歯になることはないのです。
しかし、あまり神経質になる必要はありません。
全く無菌状態にすることは不可能だからです。
できることをしっかりやり、むし歯になるリスクを下げることが大切なのです。

歯が生えはじめたら歯みがきをしっかり行う

歯がまだ生えていない赤ちゃんの口の中では、むし歯菌が侵入してきても、留まるものがないためむし歯菌は繁殖しません。
乳歯ははじめに下の前歯が大体生後6か月ほどで生えてきます。
歯が生えてくるとむし歯菌のすみかができます。
たとえむし歯菌が入ってきても、歯みがきを上手にすれば定着するむし歯菌の量も少なくすることができます。
歯の生えはじめの時期がとても大切です。
歯の生えはじめから2歳ごろまでの時期にむし歯菌が少ないお子様は、その後むし歯になりにくいと報告されています。
むし歯菌の定着度合いを左右する大切な期間となります。

だらだらと食べない

大人もお子様も、食事をし始めた瞬間から、お口の中のph(ペーハー)が酸性に傾き、脱灰が始まります。
唾液は脱灰した歯を元に戻そうとするために溶けたミネラル分をもう一度歯に戻してくれます。
たくさん噛んで、唾液をたくさんさん出すことが大切です。
唾液がお口の中でしっかり働けるように、規則正しく時間を決めてお食事やおやつを摂ることが大切です。
だらだら食べ続けていると、お口の中がずっと酸性に傾いた状態になり、修復する間もなくむし歯にかかりやすくなってしまいます。

だらだら食べはやめましょう!

お口を閉じる習慣をつける

唾液は先にも言いましたが歯をむし歯から守ってくれる大変大切なものです。
唾液がきちんとお口の中に留まるには、お口を閉じておく必要があります。
ポカーンとお口を開けていたり、お口を常に開いてしまう習慣があるお子様は、その間お口の中が乾燥しやすくなり、唾液の力が弱くなってしまいます。
お口の中が乾燥するということは、歯をむし歯菌から守るには天敵とされています。
夜眠っているときにむし歯になりやすいというのは、お口が空いてしまう状態が長く続き、口の中が乾燥してしまうことが原因とされています。

フッ素を使う

フッ素には、歯の質を良くする性質や、むし歯菌の働きを抑制するなどといった、歯を守る働きがあります。
歯を強くする要素があるので、歯の質が柔らかい乳歯や、生えてきたばかりの歯の表面が脆弱な永久歯にも大きな効果があります。
生えてきた乳歯は歯科医院でフッ化物塗布してもらうのが良いでしょう。
歯はフッ化物の浸透も早く、塗布してもらうことで歯の質の強化につながります。
また、歯科医院で塗布するフッ化物は濃度が高く、自宅で扱うことはできないものですので、信頼できるかかりつけの歯科医師を見つけて塗布してもらうのが重要です。
また、ブクブクうがいができるようになれば、フッ素含有の洗口液を使うことができるようになります。
毎回の歯みがきでフッ素配合の歯みがき粉と併用してフッ素洗口液でのブクブクうがいをすることで、歯を虫歯菌から守る効果が強くなります。
寝ている間は特に、唾液の分泌が少なくなるため、むし歯菌が活発に働く絶好の時間帯です。
だからこそ、寝る前のブラッシングはとても大切になります
そして、フッ素入り洗口液を使っていただき、寝ている間のむし歯菌の活動を抑えることができ、むし歯になりにくい歯を作ることができます。


墨田区 歯医者 にしざわ歯科 こども

お子様が生まれてわからないことが数多くあると思います。
お口のことに関しては一人で悩まず、歯科医院を受診され気軽にご相談して下さいね!

インビザラインでの治療中の注意点とトラブル

2023年7月21日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


インビザラインについてだいぶお分かりになってきたのではないでしょうか?

今回は、
『 インビザラインの治療中の注意点と考えられるトラブルについて 』

お話しさせていただきたいと思います。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 インビザライン6

インビザライン治療中の注意点

インビザラインでの治療中には、いろいろな点に注意が必要になります。

マウスピースの装着時間を守る

インビザラインの治療では、マウスピースを一定の時間装着する必要があります。
通常は1日に20〜22時間の着用が推奨されています。
マウスピースをこまめに外してしまったり、長い時間装置を外しっぱなしにしてしまうと治療の進行が遅れる可能性があります。
できるだけ歯科医師から指示された装着時間を守るようにして下さい。

食事や飲み物に注意する

マウスピースを外して食事をする際には、硬い食べ物や強い力で噛み切るような食べ物には注意しましょう。
このような食べ物は、矯正中の歯にとって、ダメージを与える可能性があります。
また、マウスピースを装着したまま飲み物を摂る場合には、砂糖や着色料の多い飲み物には注意しましょう。マウスピースに色が移ってしまう場合があります。
温かい飲み物にも注意が必要です。
マウスピースが変形してしまう恐れがあります。

正しいマウスピースの装着

マウスピースを正しく装着することが重要です。
歯科医師から指示された通りにマウスピースを装着し、適切な力が歯にかかるようにしましょう。
マウスピースが正しく装着されていないと、しっかり歯に力が伝わらず治療効果が得られない場合があります。

マウスピースを清潔に保つ

マウスピースは口腔内に装着するため、常に清潔に保つことが重要です。
毎食後にマウスピースを外してすべての歯をしっかりと磨いていただき、お口の中を清潔な状態に保ちましょう。
また、マウスピースもマウスピース専用の洗浄剤を使ったり、ブラシを使用して清潔に保つように心がけましょう。

インビザライン治療中に考えられるトラブル

インビザライン治療中にはいろいろなトラブルが考えられます。

痛みや違和感

初めのうちはマウスピースが新しいため、痛みや違和感を感じることがあります。
特にマウスピース装着直後や、新しいマウスピースの交換時に起こることが多いです。
通常は数日で慣れ、痛みが軽減しますが、痛みがひどい場合や長期間続く場合は、歯科医師に必ずご相談してください。

マウスピースの適合不良

マウスピースが適切にフィットしていない場合、痛みや局所的に強い力を感じることがあります。マウスピースが正しく装着されていないと、治療の進行に影響を与える可能性があります。
不適合な箇所がある場合は、歯科医師に報告して調整してもらう必要があります。

マウスピースの破損

マウスピースは比較的脆い素材で作られており、過度な力や誤った取り扱いによって壊れてしまうことがあります。
マウスピースが破損した場合は、直ちに歯科医師に連絡し、修理や交換の手配をしてもらいましょう。

歯茎やお口の中のトラブル

 マウスピースが歯茎やお口の中のデリケートな粘膜組織に擦れるような刺激を与えてしまうことがあります。
これにより、一時的に口内炎ができてしまったり、歯茎を腫らせてせてしまうことがあります。
このような場合は、歯科医師に相談して、適切に対処してもらいましょう。

これらのトラブルが生じた際は、治療を続ける前に歯科医師と相談するようにして下さい。


このようにトラブルなどが発生する前に定期的な経過チェックを必ず受けて下さい。

歯科医師は治療の進行を評価し必要に応じてマウスピースの調整や修正を行います。

定期的な経過チェックを怠らずに受けていただくことで、治療の効果を最大限に引き出すことができます。

これらの注意点を守ることで、インビザライン治療がより快適に行えると思われます。

治療中に疑問や懸念がある場合は、担当の歯科医師に早めにご相談されることをおすすめします。

インビザラインのメリット・デメリット

2023年7月7日

こんにちは
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


インビザラインの概要については前回お話しさせていただきました。

インビザラインは透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯列矯正治療を行う方法です。最近はマウスピース矯正を望まれる患者さんが多くなってきています。

今回はインビザラインのメリットとデメリットについてしっかりお話しさせていただきたいと思いま

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 インビザライン3

インビザラインのメリット

目立たない

インビザラインは厚さ約0.5mmと薄く、透明なマウスピースで目立たないため、他人から装着していることに気づかれにくく、見た目にストレスを感じさせないのが特徴です。

取り外しができる

インビザラインは取り外し可能なため、いつでも簡単に歯のお手入れができ、口腔内を健康な状態に保つことができます。
今までの矯正装置はワイヤーや器具の間を特殊な歯ブラシやフロスで磨かなくてはならず汚れも非常に取りにくく、虫歯や歯周病のリスクが高かったのですが、インビザラインはその心配も少なくなりました。

快適な装着感

インビザラインのマウスピースは滑らかで丸みを帯びたプラスチックのような素材で作られているため、口腔内にフィットしやすく、従来の金属製のブラケットなどに比べて快適に装着することができます。

痛みが少ない

ワイヤーを使った従来の治療の場合、締め付けられる痛みや、金具が唇や頬の内側にあたってできる口内炎による痛みが生じる場合があります。
インビザラインには出っ張りなどがないため、口腔内の粘膜なども傷付けるリスクが低くなります。

食事や会話がしやすい

インビザラインは装着後2~3日はやや慣れない感じがありますが、それ以降は会話もスムーズにできます。
また、食事のときは取り外せるため、いつものように食べたり飲んだりすることが可能です。

予測可能な治療結果

インビザラインは矯正治療が始まる前に、個人別の精密な3-Dシミュレーションを作成します。
コンピューターシミュレーションを使用して治療計画を立てるため、事前に治療結果を予測することが可能で、術後のイメージがつきやすいのが特徴です。

短期間での治療も可能

軽度から中等度の歯列不正に対しては、比較的短期間で治療を完了することができます。
定期的にマウスピースを交換することで、段階的に歯を移動させることができます。

インビザラインのデメリット

重度の歯列不正には適さない場合がある

現在では適応症例が大幅に増え、以前よりも適応範囲が多くなり、より多くの方にインビザラインが使用できるようにはなりました。ですが重度の歯列不正や咬合異常の場合には、適応できない場合があります。

しっかり装着しないと歯が動かない

インビザラインは取り外し可能ですが、マウスピースを一日に何度も外したり装着したりすることが必要です。このため、一日のうちの大部分の時間をマウスピース装着する必要があります。装着し忘れた・・・などがあると、歯の移動が予定どおりに行かない場合があります。

治療期間が長めになるケースがある

症例によってはワイヤーを使った従来の矯正治療に比べると、治療期間が少し長めにかかる傾向があります。

費用が高くなるケースが多い

インビザラインは一般的な従来のワイヤーを使った矯正治療方法に比べ、費用が高い傾向にあります。
治療の期間や具体的なケースによって費用は異なりますが、予算に制約がある場合には考慮する必要があります。

歯科医師の専門的な知識と技術が必要

インビザラインは、一般の従来のワイヤーを使った矯正治療方法とは大きく異なる治療方法になるので、専門的な技術や知識をもった歯科医師でないと治療がうまく進まないことがありますのでご注意が必要です。
また、インビザラインは米国のアライン・テクノロジー社が発行するライセンスを取得している歯科医師でないと取り扱うことはできません。
ライセンス取得時の審査基準などがありますので、すべての歯科医師が持てるというわけではありません


いかがでしたでしょうか?
マウスピース矯正は最近流行りの方法になってきていますが、しっかりとした矯正歯科医師に施術してもらうことが最も大切なことと思います。
値段だけに飛びつかないで、誰にやってもらうかが大切です。
しっかりとご判断されて矯正治療に臨まれてください!

インプラントかブリッジ治療 どちらが良いの?

2023年6月23日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


『歯が1本なくなっちゃった!どうしよう?』

『入れ歯が入っているけど他に治療方法はないのかな?』

『歯医者さんでインプラントかブリッジ治療と言われたけど、どちらが良いのかな?』

たくさんの方からこのようなお話をお聞きします。

悩まれている方も多いことでしょう。

今回は「インプラントかブリッジ治療 どちらが良いのか?」についてお話しさせていただきます。

インプラントが適している人

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 インプラント寿命2

歯の欠損がある人

 1本または複数の歯が欠損している場合、インプラントは非常に効果的な解決策となります。
インプラントは人工的な歯根を顎の骨に埋め込むため、欠損した部位に同じような歯を再現することができます。

周囲の歯に影響を与えたくない人

インプラントは周囲の健康な歯に依存することなく、その部位に歯を再現でき単独で欠損部位に歯を作れます。
そのため、ブリッジのように隣接する歯を削る必要がありません。
周囲の歯を削らずに大事にされたい方の場合にはインプラントが適しています。

自然な外観と感触を求める人

インプラントは人工的な歯根の部分を顎の骨に埋入し歯を作るため、非常に自然な外観と感触を提供します。
インプラントの上部構造(歯の冠の部分)は、周囲の歯と同じように見え咬む力や発音にも全く影響を与えません。

長期的な解決策を望む人

正しいケアとメンテナンスが行われれば、インプラントは非常に耐久性があり長期的な安定した治療と思われます。
インプラントは通常他の治療方法よりも寿命が長く、予後も良好な場合が多いです。

ブリッジが適している人

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 ブリッジ

隣接する歯に健康な歯があり、それらの歯を補強したい人

ブリッジは、欠損した歯の間に人工の歯を置き、隣接する健康な歯に支えられる方法です。
周囲の歯が十分に健康である場合、ブリッジは効果的な解決策となります。

手術を避けたい人

インプラント手術は外科的な処置を行う必要があり、一部の人には手術を避けたいという希望があります。
その場合ブリッジ治療は手術を必要とせず、比較的簡単な手順で歯の欠損部位を補うことができます。

経済的な選択を希望する人

インプラントは一般的に自費治療のため費用が高くなります。
予算の制約がある場合、ブリッジは保険適応でできる範囲が広いため、経済的な選択肢となることがあります。

インプラントかブリッジどっちが良いの?

インプラントとブリッジ治療は両方ともに歯の欠損部分を補うための方法です。
全く性質が違うのでどちらが最適な選択肢かは、個々の状況によります。

以下に、それぞれのメリットとデメリットを説明します。

インプラント

メリット

自然な外観と感触:

インプラントは、人工的な歯根を顎の骨に埋め込むことで、非常に自然な噛んだ感覚と感触を再現できます。

隣接する歯に影響を与えない

インプラントは周囲の歯に依存せずに独立して歯を植立するため、隣接する健康な歯に影響を与える心配がありません。

長期的な解決策

正しいケアとメンテナンスが行われればインプラントは長期的な解決策となります。

デメリット

手術が必要

インプラント手術は外科的な処置であり、1回ないし2回の手術が必ず必要です。
そのため外科的なリスクや手術後の回復期間があります。

費用が高い

インプラントは自費治療なため高額になり、一般的にブリッジよりも高価になります。

ブリッジ

メリット

手術が不要

ブリッジは手術を必要とせず、比較的簡単なプロセスで歯の欠損部分を補うことができます。

費用が安価に済む場合がある

インプラントは100%自費治療になります。
ブリッジは保険適応で欠損部分を補えるケースが多く、一般的に費用が安くなります。

デメリット

健康な歯を削る

ブリッジを取り付けるためには、欠損部分の隣接する両方の健康な歯を削り取る必要があります。
なんでもない健康な歯を削ってしまうと元には戻せない。

寿命が短い

ブリッジは一般的にインプラントよりも寿命が短く、何年後かには全ての交換が必要になることがあります。

審美障害

保険治療の場合銀歯になることがあり、見た目が悪くなります。


このように一概にどちらが良いとは言えず、お互いに一長一短があります。

歯の健康状態、顎の骨の状態、予算、個人のニーズなどを考慮し、歯科医師とよく相談することをおすすめします。

最適な治療オプションを歯科医師にしっかり提案してもらい、よく考えられ後悔されないことが大変重要と考えています。

インビザラインとは

2023年6月16日

こんにちは
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


『マウスピースの矯正がしたい!!』

『矯正装置は目立つからほかの矯正方法が良い!』

『CAなのでマウスピース矯正しかダメだと会社から言われて。。。』

など、色々な理由でマウスピース矯正を望まれる患者さんが多くなってきました。
当院では、アメリカのAlign Technology社製のインビザラインを採用しています。
インビザラインは、透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯列矯正を行う方法のひとつです。
この治療法は、従来の歯につけるブラケットやワイヤーを使用した矯正治療とは異なり、透明なプラスチック製のアライナーを使用して歯を移動させていく方法です。

今回はこのインビザラインとはどのような物なのかについてお話しさせていただきたいと思います。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 インビザライン1

 

インビザラインの歴史

インビザラインは、近年の歯列矯正技術の進歩によって開発された比較的新しい治療方法です。
1997年インビザラインの開発会社であるAlign Technologyが設立されました。
Align Technologyは、透明なプラスチック製のマウスピースを使用した歯列矯正治療を開発することを目指していました。

2000年には最初のインビザライン製品が市場に投入されました。
発売当初は、軽度な歯列矯正治療に適した製品として発表されました。
2005年になるとさらに進化したインビザラインの製品が発表されました。
この時代の製品は、より正確な治療結果を提供するために改良された素材と設計が施されました。
以降Align Technologyは、製品の改良や新しい機能の追加を継続して行ってきました。
現在では、より複雑な歯列矯正の治療にも対応するために、インビザラインの技術とソフトウェアがさらに進化された商品になっています。

このように、インビザラインは1997年の設立以来、技術の改良と進化を重ねながら、現在では世界中で広く利用されている有名な歯列矯正治療方法の一つとなっています。

インビザラインの特徴

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 インビザライン2

目立たない外見

インビザラインのマウスピースは透明であり、歯に装着していても他人に気づかれにくいという特徴があります。
これにより、歯列矯正の治療を行いながら、他人に気づかれにくく自然な笑顔を保つことができ流ようになります。

取り外し可能

インビザラインのマウスピースは取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際に簡単に外すことができます。
このことは、普段の食事や歯ブラシなどを行う際にいろいろな制約が少なく、口腔内をより衛生的な状態に保つことができます。

カスタムフィット

インビザラインのマウスピースは、個々の患者さんお口腔内に合わせてカスタムメイドされます。
歯科医師が歯の型を採得し、それをもとに3Dモデルを作成して最適なマウスピースをが作製されます。
このことでより正確で快適な装着感を得られることができます。

予測可能な治療結果

インビザラインでは、独自のソフトウェアを使用して治療計画が立案されるのが特徴です。
現在の状態からから将来の歯の動きを予測し、治療のプロセスを計画することができます。
患者さんには、治療の最終的な状態を予測し、最終的な見た目をPC上でより具体的に示すことができ、最終的なイメージを見ていただきます。

快適な装着感

インビザラインのマウスピースは滑らかで柔軟な素材で作られており、金属製のブラケットやワイヤーのような突起物がないため、装着時の痛みや口内への刺激が少ないとされています。

以上が一般的なインビザラインの特徴です。

インビザライン治療を始めるには

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 インビザライン3

歯科医師との相談

信頼できる歯科医師を見つけ、インビザラインの治療が自分に合っているかについて相談しましょう。
歯科医師はあなたの歯の状態や噛み合わせを評価し、インビザラインが患者さんにとって適切な治療法であるかどうかを判断します。

診断と治療計画の立案

歯科医師は、現状のお口の模型を作ったり、レントゲン、口腔内写真などの情報を収集し、あなたのお口の現状を詳しく診査・診断いたします。
その後、インビザラインでの治療計画を立案し、予測される歯の動きや治療期間を説明します。

マウスピースの作成

治療計画が確定したのち治療に入っていきます。
歯科医師はインビザラインのマウスピースを患者さんのお口の現状に合わせてカスタムメイドで作成します。
一連のマウスピースが作られ、各マウスピースは指定した期間使用していただきます。

マウスピースの装着とケア

マウスピースは歯に密着するように作られています。
歯科医師は、マウスピースの装着と取り外しの方法を指導し、適切な口腔ケア方法を伝えます。
通常、マウスピースは1日のほとんどの時間装着しておく必要がありますが、食事や歯磨きの際には取り外すことができます。

定期的な診察とマウスピースの交換

治療期間中は歯科医師が指定した時期に診察に通っていただく必要があります。
歯科医師はマウスピースが適切に使用されていたか、治療の進行状況はどうかを確認し、必要に応じて新しいマウスピースに交換する場合があります。


これらの手順は一般的なインビザラインでのガイドラインですが、個人の状況によっては異なる場合があります。
まずは信頼できる歯科医師との相談が重要です。

最近安易にマウスピース矯正を行なっている歯科医院が目立ちます。
まずは矯正専門医の意見を仰いでいただき、安易に手を出さないようにしていただきたいと思います。

歯科用マイクロスコープについて

2023年6月9日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


みなさんは「歯科用マイクロスコープ」をご存知でしょうか?

歯科用マイクロスコープとは、歯科用の顕微鏡のことで、下の写真は当院のものですが、このような形のものです。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 マイクロスコープ2

視野が狭くて暗い歯科治療には必要不可欠になってきた道具です。
「でも、今まで通っていた歯医者さんで歯科用マイクロスコープを見たことないよ!」
という方も多くいらっしゃるかもしれません。

今回はなぜ歯科治療に歯科用マイクロスコープが必要なのかをお話しさせていただきたいと思います。
また、ご自身の歯を長い時間、しっかり多く残していきたいとお考えの方は歯医者さん選びの参考にしてみていただけると幸いです。

虫歯や歯の根っこの治療などの歯科治療は、歯科医師が目で直接確認し経験と感覚で行われていることがほとんどです。
歯科治療はいつも精密で繊細な治療を行なっていますが、見えていてしっかり治療した場合でも若干虫歯の一部分を微細に取り残してしまう場合もあります。
滅多に起こることではありませんが、疾病の再発に繋がる可能性も高まってしまいます。
このようなことを防ぐために、大変シビアなケースには歯科用マイクロスコープを使う歯科医師が増えてきています。

一般的な歯科用マイクロスコープの特徴

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 マイクロスコープ1

歯科用マイクロスコープは、歯科医師や歯科衛生士が歯や口腔内の状態や病変を詳細に観察するために使用する特殊な歯科用の顕微鏡です。
歯科用マイクロスコープは、一般的な光学顕微鏡とは異なり、特殊な機能と設計が備わっています。

拡大能力

歯科用マイクロスコープは、通常、5倍から20倍以上の倍率で拡大することができます。これにより、歯や口腔内の微細な構造や病変を拡大して観察することが可能になります。

照明機能

歯科用マイクロスコープには、照明装置が組み込まれており、観察部位に光を照射します。
照明は、観察対象を明るく照らすだけでなく、特定の角度や方向からの照明を調整することも可能です。

ステレオビュー

歯科用マイクロスコープは、2つの独立した視野を持つステレオビューの形態を取ることが一般的です。これにより、立体的な視覚情報を得ることができ、歯科医師がより正確に深さや位置関係を把握することができます。

ビデオまたはデジタル画像の取得

一部の歯科用マイクロスコープは、ビデオやデジタルカメラを組み込んでおり、取り付けたカメラで治療の動画を撮影することができ、それを患者さんに実際に見ていただくことができます。
虫歯がどれだけ大きかったのか、歯の根の内部にどれだけの汚れが溜まっていたのか、歯の表面にどれだけ歯垢がへばりついていたのか、など、これらの現状を動画で見ていただくことが可能であり、また、治療中の動画も撮影することができるので、どのように治療したのか、治療後どのように現状が変わったのかが、一目瞭然なのです。
これにより、患者さんの歯や口腔内の状態を文書化したり、他の歯科医師と情報を共有したりすることが可能です。

歯科用マイクロスコープが治療に必要な理由

歯の詳細な観察

歯科用マイクロスコープを使用することで、歯科医師は歯の微細な構造を拡大して詳細に観察することができます。

これにより、歯の表面や虫歯の部位、根の状態などを正確に把握することができます。
例えば歯の表面に微小な亀裂やマイクロクラックがある場合、歯科用マイクロスコープを使ってそれらを確認し、適切な治療計画を立てることができます。

歯の根っこの治療

歯の根っこ治療に、歯科用マイクロスコープを使用することで、根っこ内の細かな構造や複雑な解剖学形態を観察し、根っこの治療をより正確に行うことができます。
根の中の狭い領域や微細な解剖学形態を可視化することで、治療の成功率を向上させることができます。

歯周治療

歯周病は、歯肉や歯の周囲の組織に影響を及ぼす炎症性の疾患です。
歯科用マイクロスコープを使用することで、歯周組織の状態を拡大して観察し、炎症や歯周ポケット、歯石などを正確に確認することができます。
これにより、適切な歯周治療が遂行でき、病状を改善することが可能です。

歯科外科手術

歯科用マイクロスコープは、歯科外科手術においても役立ちます。
例えば、インプラント手術や歯の抜歯などの手術において、歯科用マイクロスコープを使用することで、手術部位の細かな解剖学形態や組織の状態を観察し、より正確な手術を行うことができます。
歯科用マイクロスコープの使用は、歯科外科治療の精度と成功率を向上させるために非常に重要です。

歯科用マイクロスコープを使用の歯科医院

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 マイクロスコープ2

 

現在、日本全国に約7万軒ほどある歯科医院で、歯科用マイクロスコープを導入しているのはまだ3千軒程度と言われています
これは全体の歯科医院数に対して約5%程度に過ぎず、単純計算で20軒に1軒の歯科医院にしか導入されていないということになります。
コンビニエンスストアほどの数がある歯医者さんですが、歯科用マイクロスコープによる精密治療が実現できているのはまだまだ数が限られているのです。
それでも昨今、歯が健康に与える影響が大きいことがメディアなどでもクローズアップされ、歯科用マイクロスコープでの治療を希望される患者さんも増えてきています。
しかし、全ての治療に必ずしも必要なわけではなく、最後の最後に取り出す最終兵器だと思っていただければ良いと思います。

それよりも、日頃から歯科医院での定期的なメンテナンスを怠らずにしていただき、歯に関心を持っていただくことのほうが重要だと考えております。

ぜひ、定期的に歯科医院での予防処置をお受けくださいね!!

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 虫歯1

 

インプラント治療に向いている人

2023年6月2日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


『私まだ30代なのに歯が数本無くなちゃったから、入れ歯になっちゃうのかしら?』
『歯医者さんに入れ歯かブリッジと言われたけど、まだ20代だし他の治療はないのかしら?』
『入れ歯は噛みにくくて、これからずっとこんな状態が続くのには耐えられない』
など、20代、30代、40代の方からこのような相談がかなり増えてきています。

今回はそんな悩みを解消する、インプラント治療に向いている人についてお話しさせていただきたいと思います。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 笑顔

巷ではインプラントに対して悪い噂が飛び交っていますが本当なのでしょうか?
確かに高額な治療になりますから、きちんとやってもらわないと困りますよね。
だいたい悪い評判を出しているのは、営利目的であまり勉強もぜず、経験の浅いドクターが行っているところがほとんどだと思います。

本当に悪い治療方法なのでしょうか?

本当に悪い治療方法でしたらとっくの昔にこの治療法は無くなっているのではないでしょうか?
今のようなシステム化されたインプラント治療は、40年から50年前ほど前から行われています。私が大学5年生(35年前)の時には、大学病院でかなりの数の手術が毎日行われていました。
私自身も数年前にスポーツ中に折れてしまい抜歯した部位にインプラントを行なっていますが、痛みやトラブルもなく毎日快適に使用しています。

ではインプラントについてお話ししていきましょう。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 インプラント

インプラント治療

インプラント治療は、虫歯などで抜歯してしまった欠損した場所に、人工の歯根(インプラント)を顎の骨に埋め込むことで、歯を修復する治療方法です。

インプラント治療は、他の歯を削る必要がなく、周囲の歯や組織への影響が少ないため、歯を大事にしたいと思われている方々に大変人気のある治療法となっています。

インプラント治療に適している方

インプラント治療は、以下のような状況に該当する人々にとって特に有益です:

欠損した歯がある人

1本以上の歯を失った人は、インプラント治療を検討する価値があります。インプラントは、欠損した歯を修復し、しっかりとした噛み合わせと綺麗な見た目を回復させることができます。

口腔状態が健康な人

インプラント治療には、口腔内の健康状態が大変重要です。十分な骨量と骨質、そして良好な歯周組織の状態が必要です。歯周病が進行している方や骨の喪失が大きい方はまずその治療を解決するための処置が必要です。

入れ歯やブリッジに不満がある人

入れ歯やブリッジの使用に不満を抱えている人は、若い方に多く見られます。特に20代・30代・40代の方のご相談が多く、インプラント治療を検討する価値があるように思われます。インプラントは、より自然な噛み合わせ感と快適さを提供してくれ、入れ歯やブリッジに比べてより安定した解決策と思われます。

年齢制限がない

年齢制限は特にありません。健康な成人は、インプラント治療を受けることができます。ただし、成長が完了していない10代の若年者には制約があります。

健康な骨組織を持つ人

インプラントは、顎の骨と結合することで支えられます。十分な量と密度の骨組織が必要です。骨の量や質に問題がある場合は、骨移植などの補強手術が必要な場合があります。

インプラント治療を行うか最終的な判断は、信頼のおける歯科医師との相談に基づいて行うべきです。

巷で悪い噂が出ているところは、

  • 料金が安い
  • 早くできる
  • 年間本数何本行なっています
  • 美容系歯科医院

など

と、歌っているところは、個人的にお勧めしません。
信頼のおける歯科医師をみつけていただき、しっかり口腔状態を評価し、インプラント治療の適応性をしっかり判断してもらいましょう。
患者さん各々の特定の状態に基づいて、最適な治療計画を立ててくれることでしょう。

削る虫歯、削らない虫歯について

2023年4月19日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


虫歯の治療で歯を削られた経験のある人は多いのではないでしょうか。
歯を削った時のあの独特な「キーン」という音が苦手な人も多いことでしょう。
歯を削った部分には何かしらの人工物を詰めて直しますよね。
ですが、虫歯だからといって、今は必ずしも歯を削る治療が必要な訳ではありません。
本当に初期の虫歯や進行する可能性が低い虫歯は、口の中の環境をしっかりと整えて、経過を見ていくことで、虫歯の進行を止められます。
しかし、痛みがあったりや冷たいものや熱いものにしみるなどの症状が出ている場合は、削って治療をする必要があります。
そこで今回は、削らなくても良い虫歯、削らなければならない虫歯について、詳しく解お話しさせていただきたいと思います。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 削らない虫歯2

初期の虫歯は削らなくて良い!

以前、虫歯の治療は「早期発見・早期治療」と言われてきました。
「早期発見」は今でも大変重要なことですが、「早期治療」については現在あまり重要視されなくなってきました。
歯は一度削ってから詰めてしまうと、詰め物が取れてしまったり、詰め物が劣化してしまったり、再び虫歯ができてしまうことなどが起こり、何度も治療をやり直すことになってしまうことが多く見られます。
初期のごくごく小さい虫歯であれば、口腔内の環境を整えることによって再石灰化という現象が起こり、再生が可能です。
また、多少黒くなってしまった虫歯であっても、定期的に観察し予防していくことで、虫歯の進行を止められる可能性があります。

歯科医師に虫歯の状態を正確に判断してもらいましょう!

虫歯の深さは見た目だけでははっきり判断できません。
虫歯の入り口が小さく狭くても実は中の方で大きく虫歯が広がっているケースがよくあります。
歯科医院ではレントゲンを用いて虫歯の深さや状態を診断します。
また、最近ではダイアグノデントペンという特殊な機械で、虫歯の深さや状態を特殊なレーザーを当てることによって客観的に評価できるようになりました。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 ダイアグノデントペン

この機械は厚生労働省も認めているしっかりとしたもので、採用されている歯科医院も多いと思われます。
当院でもこのダイアグノデントペンの機器を取り入れています。
いくら歯を削らない治療を望んでいても、歯の状態が悪く結果的にもっと虫歯が広がってしまっては意味がありません。
歯科医師に虫歯治療の状態や治療方法については事前によく確認しましょう。

ごくごく初期の虫歯にはフッ素塗布をしましょう

フッ素の成分の中に歯から溶け出したミネラルを再び歯質に取り込む「歯の再石灰化作用」があります。
また、歯を虫歯にさせにくい強固な歯質にする効果もあります。
特に乳歯や生えたばかりの永久歯の場合はフッ素を取り込みやすく効果的と思われます。

なるべく歯を削らないほうが良いのでしょうか?

歯を削ると歯の寿命が短くなると言われています。
しかし、どういった理由で歯の寿命が短くなってしまうのでしょうか?
では、歯を削ってしまった場合のデメリットを説明します。

1.削って治療したところから虫歯になりやすくなる

一度歯を削ってしまうと削った場所から虫歯になりやすくなるというデメリットがあります。
治療のために削る訳ですが、なぜそこから虫歯に再度なりやすくなるのでしょうか。
歯を削った場合、削った部分には何かしらの人工物で修復する必要があります。
その詰めた人工物と周りに残った自分の歯の間には多少の隙間が存在し、口の中にいる細菌がその場所に付着しやすくなります。
その隙間の部分で虫歯菌が繁殖するとその部分が虫歯になってしまい、そこから虫歯が進行していきます。

2.痛みや知覚過敏の原因になる

歯を削ってしまった場合、削った穴が歯の中心近くにある歯髄(神経、動静脈の総称)に近づきます。
その結果、冷たい空気や冷たい水などのいろいろな刺激によって痛みを感じやすくなります。
このことを知覚過敏と言います。

3.歯髄炎の原因になる可能性がある

歯を削る時の刺激や、歯を削った時に出る熱などの刺激によって歯髄にダメージが起こり歯髄炎という症状になってしまう可能性があります。
歯髄炎とはまさに歯髄に炎症が起きている状態で、一度罹患してしまうとほとんどの場合は歯の神経を取り除く大々的な治療しないと治りません。
歯の神経の治療は時間がとても長くかかります。
また治療後も歯がもろくなってしまったり、歯が折れやすくなるというリスクがあります。
また、一度治療した歯の根っこに炎症が再度起きてしまい、歯を失うリスクが増えてしまいます。


墨田区 歯医者 にしざわ歯科 削らない虫歯1

このような理由から歯の寿命が短くなってしまうと考えられます。
このように歯を削ってしまうと歯の寿命を短くしてしまうリスクが色々出てきてしまいます。
一番は虫歯を作らないように予防していくことで歯を削る必要がない状態を維持していくことです。
また、初期の虫歯の段階で早期に発見し、経過をみていくことによって、なるべく虫歯の進行を遅らせ、歯を削る時期を先延ばしにしてことが大事だと思われます。
しかし、ここで誤解しないでもらいたいのですが、ある程度大きな虫歯ができてしまった場合には、一刻も早く削って治療してもらい、しっかり直すべきです。

皆さん、『早期発見、早期治療を心がけましょう!』

定期検診(メインテナンス)の重要性について

2023年3月24日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


歯科医院での治療が終了した時に、よく歯科医師が「治療が終わったら定期検診を受けてくださいね!」と言われたことがある方は多いのではないでしょうか?
せっかく長い時間通っていただきやっと治療が終わったのに、また来いと言うの?
と、思われる方も多いと思います。

なんで定期検診が大切なのでしょうか?

今回は定期検診(メインテナンス)の重要性についてしっかりお話しさせていただきたいと思います。

定期検診(メインテナンス)とは?

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 メインテナンス1

日本臨床歯周病学会のHPでは
定期検診(メインテナンス)とは歯周病を再発させず、健康な状態を維持していくための定期的な治療のことです。
と、しっかりうたっています。
このように定期検診(メインテナンス)は、虫歯や歯周病の治療を受けたのちに、その結果として得られたお口の健康な状態を維持させ、再発を防止することを目的としています。
歯周病は昔、歯槽膿漏という言葉で世の中に伝わっていました。
昨今では歯周病という名前に変わり、皆さんもコマーシャルなどで耳にしたことがあると思います。
歯周病は再発が多い、慢性疾患のひとつと言われています。
その理由の一つにはこの定期検診(メインテナンス)を受ける習慣が日本人には定着していないためと考えられています。
日本は皆保険制度があるため、安価で最新の歯科治療を受けることができます。
ちなみに日本では前歯の抜歯は3000円ぐらいですみますが、欧米では数十万かかります。
ですので、欧米諸国では歯科治療は大変高価であるため、虫歯にならない様に安価で済む定期検診(メインテナンス)を欧米の方はしっかり受けられています。
日本では虫歯治療や歯周病治療が終了しても、それっきりにしてしまいきちんとした管理ができず再度再発してしまいます。
実際に長期間にわたり虫歯治療や歯周病治療に通って頂きいったんお口の健康を取り戻したにもかかわらず、定期検診(メインテナンス)を行わなかったばかりに2~3年後に再発をしてしまい、抜歯しなければならない状態になった患者さんもたくさん見かけます。
歯周病は治療中や治療終了直後は、歯周病菌が非常に少なくなっています。
治療中はお口の関心が高まっており、一生懸命にブラッシングを行っていますが、時間とともにだんだんおろそかになってしまうケースがほとんどです。そして、再び歯周病菌が増殖し再発をおこしてしまうのです。
定期検診(メインテナンス)は、虫歯や歯周病を再発させずに健康なお口の状態を維持していくために、大変重要な治療です。
治療が終了した後は、人によりお口の状態が異なり時期は変わりますが、概ね1~4ヶ月ごとの定期検診(メインテナンス)の受診をお勧めします。

アメリカ歯周病学会では、この定期検診(メインテナンス)を「歯周病の治療の延長であり、歯の周りの組織に対する定期的評価と予防処置を続けることである。
そしてその結果、新しくもしくは再度再発してしまう、口の中のトラブルや疾患を早期に発見し治療をすることである。」と言っています。
初期の虫歯や歯周病は自分ではまったく気づかないうちに進行していることがあります。
痛みがあるなどの自覚症状が出たときはかなり重症となり、痛んでからでは治療回数も時間もかかってしまいます。
定期検診(メインテナンス)を定期的に受けた人と、そうでない人に比べると、虫歯や歯周病の再発率が数10倍以上も高いという研究データがあります。
家や車も定期的な点検を行い長くしっかりと使うことができる様にお口の定期検診(メインテナンス)についても同じことが言えます。
治療直後の良い状態を長くしっかり維持していただくため、虫歯や歯周病の原因である歯垢(プラーク)を抑制し、お口の中に悪影響を及ぼさないようにプラークコントロールすることが重要です。
自己管理による日々のお手入れを徹底していただき、どうしても磨き残しなどが残ってしまう場所を歯科衛生士や歯科医師が定期的にケアをいたします。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 歯ブラシ2

定期検診(メインテナンス)の重要性

ある大手の自動車会社が社員に強制的に歯科検診を受けさせ、治療が必要な人にはしっかり治療を受けてもらい、治療後は定期検診(メインテナンス)を受ける様に促したところ、数年経過後にはその自動車会社の健保組合が支払う総医療費が激減したそうです。
お口を健康に保つと、医者にかかる機会も減り、病気になりにくいと実証されたのです。
これをうけ、数年後には国をあげて国民皆歯科健診を導入する運びとなりました。
日本の方々にはぜひ定期検診(メインテナンス)を受けていただき、お口の健康を通してさらなる健康長寿国になる様に切に願います。

ぜひ皆さん歯科医院は治療する場所ではなく、治療を受けない場所という様に頭を切り替えていただき、ぜひ定期検診(メインテナンス)をお受けになってください。

学齢期に知っておきたいお口のこと

2023年2月25日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


「小学校に入学して急に体が大きくなって、歯が凸凹してきた感じがする。」

「体が大きくなって、顎が急にカクカクなる様になった。」

など、様々な症状がこの時期には見られます。
今回は「学齢期に知っておきたいお口のこと」についてお話しさせていただきたいと思います。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 学齢期

学齢期にはすでに食べること、お話をしっかりできるなどの基本的な口の機能は習得されています。
しかし、学齢期はまだ顎の成長が続いています。
そして、歯並び、噛み合わせなどの変化に応じて、新たに唇やベロの動かし方、咬む力の調節などを覚える時期でもあります。
そのため、この時期の歯並びの異常や、咬み合わせの異常など様々な悪習癖は口の機能に大きな影響を与えます。
この時期の問題が放置されてしまうとそのまま成人期に入った時に、機能的な問題が多々生じやすくなります。
適切な時期に矯正治療を開始したり、口腔の悪習癖に対する指導やなどを行う事は、お口の健康を維持する上でも大切なことです。

では、悪習癖などをほっておくと、どんな影響が出るのでしょうか?

咬むことへの影響

叢生 (歯と歯が重なってしまっていること) などの歯並びの不正や、上顎前突・開咬などの噛み合わせの異常は、口の機能に様々な影響を及ぼします。
硬い物や大きさのある食べ物を咀嚼する為にも、上下の歯と歯がきちんと咬み合う事が大切です。
上・下顎の前突が著しい場合や開咬があると、前歯でうまく噛み切れないため、麺類などの食べ物を咬み切る事が難しくなります。
また、叢生などの不正咬合では、上下の歯がうまく噛み合わず咀嚼の効率が悪くなり、唾液と混ぜ合わせることが困難です。
そのため、しっかり咬まない状態で飲み込んでしまうことになりが『丸飲み』『早食い』などの食べ方の問題につながることもあります。
また開咬や口唇閉鎖不全があると上下の前歯の隙間に舌を突出させて、唾液や食べ物を飲み込むという異常嚥下癖(も見られやすくなります。
咀嚼や食べ方の問題を解消する為にも、矯正治療や口腔習癖に対する筋機能療法による歯並び・噛み合わせの改善が必要と考えます。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 子供歯並び

発音への影響

歯並びや噛み合わせが悪いと、舌や口唇の動きにも影響を及ぼし、発音の障害にもつながります。著しい上顎の前突や開咬によって口唇の閉鎖がむずかしいとパ行、バ行などの調音が難しくなります。
また、上顎の前歯部の空隙や歯の欠損がある場合は、空気が抜けてしまいサ行の発音に影響を及ぼします。
これらの場合は、口唇や舌の機能訓練で、ある程度の改善が見込まれます。
しかし、多くの場合は歯並びや噛み合わせを矯正治療する事での改善が最善と考えられます。

顎への影響

6歳頃に第一大臼歯、12歳頃に第二大臼歯が生える時期です。
奥歯がしっかり咬み出すと噛み合わせの高さが増加し顎の成長も促進されます。
顎関節の周囲の成長も促進され、位置や形態も成人と同様になってきます。
顎関節部の雑音や痛み、開きづらさなどはこの時期になると症状を訴えるお子様多く見られます。
特に12歳ごろの第二大臼歯は生え出す頃に症状を訴える場合が多いです。
不正咬合による顎の変位や顎の動きが悪いことからの障害が関与している可能性も考えられます。
顎関節症と診断されると、日常の生活習慣を十分検討しながら適切な対応をしていくことが重要となります。

虫歯・歯肉炎への影響

叢生で歯と歯が重なっていると歯ブラシでもしっかり磨けなくなり、歯垢(プラーク)が形成されやすくなります。
歯垢の中には大量の細菌が生息しているため、接している歯肉に炎症を引き起こしたり、虫歯を引き起こしたりしてしまうことがあります。
また、咬み合わせが悪く上下の歯が上手く咬みあっていない場合、食べ物の流れが悪く、食べカスが長く停滞してしまい、歯肉炎や虫歯を生じ易くなります。
このように、歯並びや咬み合わせの不正は外見上の問題ばかりではなく、食べる、話すなどの日常生活の不都合を与えてしまったり、さらには虫歯や歯肉炎のリスクを向上してしまうなど、色々な問題が発生してしまいます。
こういった問題の解決には、日常生活でしっかり成長を観察し、悪くなってしまった場合は歯科医師による専門的な治療が必要性と考えます。


ぜひ、思い当たる点があると思われる親御様は、早急に歯科医師にご相談ください。

診療スケジュール

当院へのお電話からの問い合わせは0336110534へ

診療時間
9:00〜13:00
14:30~18:30
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休診日 / 木曜日・日曜日・祝祭日
▲ 土曜日午後は14:30〜16:00
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