墨田区鐘ヶ淵、東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者 にしざわ歯科医院


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歯の神経を抜く費用はどれくらい?保険と自費、それぞれのメリット

2024年9月24日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

歯の神経イメージ

「歯の神経を抜かなければならない」と告げられた時、治療内容だけでなく治療費についても不安に思う方が多いのではないでしょうか。歯の神経を抜く治療にかかる費用は、保険診療と自費診療のどちらを選ぶかによって大きく変わります。

この記事では、歯の神経を抜く治療費について詳しく解説します。保険診療と自費診療それぞれのメリット・デメリット、費用を抑える方法などもご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

歯の神経を抜く理由

歯の神経を抜く説明

歯の内部にある根管の中には、神経や血管が通る歯髄(しずい)と呼ばれる組織があります。神経は、栄養供給や刺激の伝達などさまざまな役割を担っています。

根管内に細菌が入り込むと、歯髄が感染・炎症を起こします。放置すると激しい痛みや腫れを引き起こし、進行すると根の先に膿が溜まって歯を失う原因にもなります。

歯を残ために行われるのが、神経を抜いて根管内をきれいにする根管治療です。根管治療で神経や感染組織を取り除くことで、痛みを和らげるだけでなく感染の拡大を防ぎ、歯を保存するのです。

では、具体的にどのような理由で歯の神経を抜くのでしょうか。

虫歯が進行した

虫歯が進行すると、歯の表層の硬いエナメル質や、エナメル質の下にある象牙質を越えて歯の神経にまで到達します。ここまで虫歯が進行すると、歯の痛みが急激に増し日常生活に支障をきたすことが少なくありません。

神経が死んだ場合は一時的に痛みを感じにくくなるものの、放置していると感染が歯の根を通じて顎の骨にまで広がるリスクがあります。自然治癒することはないため、根管治療で虫歯菌に感染した神経を取り除き、根の内部をきれいにする必要があるのです。

歯が損傷した

スポーツや事故などで歯に強い衝撃が加わると、歯の内部にある神経や血管が損傷し、炎症や感染が発生することがあります。例えば、歯が折れたりヒビが入ったりした場合、根管内に細菌が入り込みやすい状態になります。

また、表面的には大きな問題がないように見えても、神経がダメージを受けて損傷していた場合はやがて痛みが出てきます。このようなケースでも、神経を抜く治療が必要になるのです。

歯の神経を抜く費用

歯の神経を抜く費用イメージ

歯の神経を抜く際の費用は、保険診療か自費診療かで大きく異なります。一般的には保険診療を選ぶ方が多いですが、治療内容や材料によっては自費での治療が必要な場合もあります。

保険診療の場合

保険診療で歯の神経を抜く際の費用は、保険診療のルールに則って決められます。支払う費用はその方の負担割合や治療する歯の根の数や状態、使用する機材によって多少変動しますが、2,500円から6,000円程度となるでしょう。

診療内容

保険診療内の治療では、必要最低限の治療を確実に行うことができます。保険診療の基準に基づく治療のため、使用できる材料や選べる治療方法に制約があります。

そのため、見た目や耐久性を自由診療と比べると、劣る場合があります。

自費診療の場合

自費診療の場合は、保険が適用されず全額自己負担となるため、費用は高額になることが多いです。一般的には数万円から数十万円程度かかりますが、高品質な材料や最新技術での治療を受けることができます。

価格設定は歯科医院が独自に行うため一律ではなく、治療内容や使用する材料によって異なります。事前にしっかり確認しておきましょう。

診療内容

自費診療では、より高品質な材料や機器を使用して精密な根管治療が可能です。例えば、根管内に唾液や細菌が入らないように施術部位を保護するゴムのシート(ラバーダム)や、肉眼では見えない細かな部分まで拡大できるマイクロスコープを使用して精密な治療が行われます。

歯の神経を保険診療で抜くメリット・デメリット

歯の神経を保険適用治療で抜くイメージ

歯の神経を抜く処置を保険診療で行う場合、いくつかのメリットとデメリットがあります。

メリット

保険診療の最大のメリットとして挙げられるのは、安価に治療が受けられることです。

保険適用内の根管治療でも、感染や炎症を除去し歯を保存するための処置はしっかりと行われますが、治療費の一部は保険でカバーされます。そのため、少ない負担で治療を受けられるのです。

さらに、保険診療は基本的にどの歯科医院でも提供されています。自宅・職場の近くなど、治療を受けやすい場所に通うことが可能でしょう。

デメリット

保険診療では使用できる材料や器具が限られています。最新の治療技術や高品質な材料を使用することができず、自費診療の根管治療と比べると成功率がやや下がります。

標準的な治療方法に限られるため、材料や治療方法を自由に選べないことがデメリットといえます。

歯の神経を自費で抜くメリット・デメリット

歯の神経を抜くイメージ

自費診療で歯の神経を抜く場合にも、いくつかのメリットとデメリットがあります。

メリット

自費診療の最大のメリットは、保険適用外の高品質な材料や最新の治療技術を使用できることです。例えば、レーザー治療やマイクロスコープを使用した精密な治療など、より高度な技術を駆使できます。

保険診療よりも正確に治療を進めることができ、抜歯を回避できる可能性が高まります。また、感染の再発リスクも低下します。

デメリット

自費診療のデメリットとしては、保険が適用されないため全額自己負担となり、治療費が高額になることが挙げられます。また、自費での治療を選択する場合、治療を行う歯科医院の選択肢が限られる可能性があります。

特に、高度な技術を要する治療を行う場合、専門的な設備や技術を持つ歯科医院を探す必要があるでしょう。通いやすい場所に該当する歯科医院がなく、通院が難しくなることがあるかもしれません。

歯の神経を抜く費用を抑える方法はある?

歯の神経を抜く費用を抑える方法のイメージ

歯の神経を抜く費用を抑えるためには、以下の方法があります。

保険適用内で治療を受ける

費用を抑えるためには、保険診療を選択することも一つの方法です。保険診療でも基本的な治療はしっかりと行われるため、費用を抑えながら歯の状態を改善できます。

早期に治療を受ける

どのような歯科治療でも同様ですが、状態が悪くなればなるほど治療が大がかりになる傾向があります。治療回数も増えることが多いので、通院の負担もかかるでしょう。この場合、治療費用も高額になっていきます。

定期的に歯科検診を受けていれば、虫歯や歯周病を早期に発見し重症化する前に治療を行うことができます。根管治療が必要になる前に対処できることもあるでしょう。

根管治療が必要な状態だったとしても、感染が広がれば広がるほど治療が困難になり治療費も増加します。早期に治療を受けることが、費用を抑えるためにも歯を守るためにも重要といえるのです。

医療費控除を利用する

自費の根管治療では、医療費控除が受けられる場合があります。

医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円を超える場合に、確定申告することで所得税の一部が還付される制度です。総所得金額が200万円未満の場合は、総所得金額の5%を超える医療費を支払った場合に対象になります。

窓口で支払う費用は変わらないものの、医療費控除を利用すれば実質的な負担を軽減できるでしょう。

歯の神経を抜くのにかかる期間

歯の神経を抜くのにかかる期間イメージ

歯の神経を抜くのにかかる治療期間は、歯の状態や治療の難易度によって異なります。根管治療が終わるまでと考えると1〜2ヶ月程度が一般的です。状態によっては数ヶ月かかることもあります。

神経を取る治療の流れから、治療期間について考えてみましょう。

治療の流れ

初回の治療では、痛みを感じにくくするため麻酔をかけ、歯に穴をあけて神経を除去していきます。その後、根管内の洗浄・消毒を行って薬剤を詰め、仮蓋をして治療を終了します。

2回目以降の治療では、根管の形状を確認しながら感染組織をしっかり除去できるよう根管の拡大を行います。複数回通院していただき、根管内の洗浄と消毒を繰り返します。根管内がきれいになったら、最終的な薬を充填して細菌が再び入り込まないよう密封します。

ここまでが、神経を取って根管内をきれいにする根管治療の流れです。

しかし、歯を削ったままの状態では歯の機能が果たせません。そのため、被せ物を作成して装着して、治療終了とします。

歯の神経を抜くのみであれば1日で行えることが多いですが、その後に根管内をきれいな状態にしていく清掃・消毒が必要です。薬剤を詰めて1週間ほど置き、再度受診して薬剤を入れ替える工程を何度か繰り返すため、治療期間は長くなります。

まとめ

歯の治療器具のイメージ

歯の神経を抜く治療は、保険適用のものと自費治療のものがあります。どちらにもメリット・デメリットがあるため、ご自身のニーズや予算も考慮しながら検討しましょう。

費用を抑えたい場合は保険治療を選ぶのが一般的ですが、精密性や最新の技術を求める場合は自費治療も選択肢の一つです。治療のタイミングや内容によって費用が大きく異なるため、しっかりと情報を収集し、自分に最適な選択をすることが大切です。

歯の神経を抜く治療を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

虫歯の見分け方!見た目ではわからないこともある?初期虫歯の特徴

2024年9月17日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

虫歯治療を受ける人

虫歯は、日本人のおよそ9割が経験したことがあるといわれる病気です。中には、痛みがなかったのに虫歯だと診断された方もいるかもしれません。

「虫歯ってどうしてできるの?」「どこからが虫歯なの?」と疑問をお持ちの方もいるかもしれません。

今回は、虫歯の見分け方や、見た目ではわかりにくい虫歯についてくわしく解説します。虫歯が悪化した時の治療方法などもご紹介するので、虫歯を予防したいと考えている方や、自分には虫歯があるのか気になっている方は、ぜひ参考にしてみてください。

虫歯の見分け方

虫歯のある人

虫歯とは、虫歯の原因菌が食べ物のカスなどを餌に増殖し、酸を作り出して歯を溶かす病気です。歯の成分が溶かされるので、さまざまな悪影響を及ぼします。

虫歯は進行性の病気で自然治癒も望めないことがほとんどなので、早期に発見・治療することが非常に重要です。また、食べかすを長時間口の中に残さないように意識し、生活習慣を見直すことで、防げる病気です。

「歯がどんな状態になっていたら受診すべきなの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。ここでは、虫歯の見分け方をご紹介します。

歯の色の変化

歯が白くくすみはじめ、進行すると茶色くなったり黒ずんだりと色が変化していきます。歯石やプラークが歯の表面に付き、虫歯菌が活発に活動することで起こります。

歯が変色している場合、表面のエナメル質が虫歯菌による酸によって溶かされ始めたサインと考えられます。

歯に穴が空いているかどうか

虫歯が歯の表面のエナメル質を溶かすと、小さな穴が開きます。通常、歯の表面はつるつるしていますが、この段階になると歯の表面がざらざらします。フロスを通した際に引っかかる場合は、虫歯が発生しているかもしれません。

痛みの有無

虫歯が歯の表面のエナメル質を破壊して歯の内部である象牙質に到達すると、穴が大きくなったり色が黒ずんだりするだけでなく、痛みが出始めます。冷たい物や甘いものを食べた際にしみたり、痛みが出たりするでしょう。

この段階では自覚できる症状が現れやすいので、ご自身で虫歯に気付く方が増加します。

さらに虫歯が進行し、神経にまで到達すると激しい痛みを伴います。歯茎が腫れるなどの症状が出たり、歯がもろくなって欠けたりすることもあるでしょう。

虫歯は見た目ではわからないこともある?

虫歯は見た目ではわからないか考える人

虫歯は、必ずしも見た目だけで判断できるとは限りません。特に、初期の虫歯の場合は見た目の変化がわかりにくく、奥歯の虫歯は目視が難しいです。歯の表面に問題がなさそうに見えても、内部では虫歯が進行しているケースもあるでしょう。

詰め物・被せ物の下に虫歯ができると、見た目で確認するのは非常に困難です。虫歯の有無を確認するには、レントゲン撮影を行ったり、特殊な器具でチェックしたりする必要があるでしょう。

また、唾液の量や質、歯の構造や食生活などによって、虫歯の進行速度には個人差が生じます。虫歯になりやすい人とそうでない人がいたり、虫歯が進行しやすい人とそうでない人がいたりするため、不安な場合は歯科医院を受診すべきでしょう。

初期虫歯の特徴

知覚過敏のある女性

初期の虫歯は、ほとんど自覚症状がないことが多いです。

しかし、早期に虫歯を発見して治療を行えると、歯を削る必要がなくなるかもしれません。フッ素の塗布やブラッシング方法の改善を行えば、自然治癒を期待できる場合もあります。

早く治療を始められれば歯を残せる可能性が高まるため、初期段階で虫歯を発見することが重要と言えるでしょう。初期虫歯の特徴を知り、早期発見に努めましょう。

白い模様が現れる

初期虫歯のサインとして、歯の表面に白い斑点のような模様が見られることが挙げられます。虫歯菌によって歯の表面のエナメル質が溶け始め、カルシウムが失われている状態です。

虫歯が発生して間もないため自覚症状がなく見た目も非常に分かりにくいため、歯科医院での定期検査などで指摘されて気付く方が多いでしょう。

歯がざらざらする

歯の表面は、エナメル質と呼ばれる組織で覆われています。エナメル質は人体で最も硬い組織で、食べ物の咀嚼に耐えるための高い硬度を持っています。エナメル質のおかげで、歯の表面は傷がつきにくく滑らかな状態になっています。

エナメル質が酸によって溶かされると、歯の表面がざらざらして光沢を失います。くすんだように感じる場合、虫歯のサインかもしれません。

知覚過敏のようになる

先ほど解説したように、虫歯菌によって歯のエナメル質が溶けると冷たい飲み物や甘いものがしみることがあります。しみる感覚は一時的なもので強い痛みを感じることは少ないため、虫歯になっていると気付きにくいです。

虫歯の基本的な治療内容

虫歯治療を受ける人

虫歯が発見された場合、進行度に合わせた方法で治療を行います。初期段階の虫歯と進行した虫歯とでは、治療の複雑さが大きく変わるでしょう。

ここでは、虫歯の進行段階ごとに行われる主な治療方法についてくわしく解説します。

初期段階

虫歯がまだエナメル質の表面に留まっている初期段階では、歯を削らない治療が可能です。フッ素を使用してエナメル質の再石灰化を促して、歯の修復を目指します。今までと同じケアを続けると虫歯が悪化する可能性が高いため、ブラッシング指導も行うのが一般的です。

この段階で治療を開始することができれば、歯を削らずに治療が完了するかもしれません。歯の寿命への影響を最小限に抑えられるので、最も理想的な治療方法といえるでしょう。

初期から中程度

虫歯がエナメル質に留まっていても、歯に少し穴が開いている場合はその部分を少し削ることがあります。削った後は、歯科用プラスチック(コンポジットレジン)を詰めるのが一般的です。

中程度

エナメル質が溶かされて虫歯が象牙質に達している場合は、虫歯部分を削り取る必要があります。虫歯になった部分を削り取り、その空洞にレジンなどの充填剤を詰めて修復します。

虫歯の範囲が広ければ被せ物を行いますが、通常1日から2日程度で治療が完了します。

重度

虫歯が進行して歯の内部の歯髄にまで到達した場合は、激しい痛みや炎症が起こります。この段階では根管治療が必要になります。

根管治療では麻酔を行い、歯の内部にある神経や血管を取り除きます。感染した歯髄(血管や神経)を取り除き、根管内を殺菌・消毒して炎症を抑えた後に空洞を埋めます。処置後は被せ物を装着して歯の形や機能を回復させます。

根管治療は、抜歯を避けるための最後の手段ともいえる治療です。

ひどい虫歯は抜歯のリスクがある

虫歯治療で抜歯をするケース

虫歯が重度に進行すると、最悪の場合は抜歯を余儀なくされます。抜歯は歯を完全に失うことを意味し、患者さまにとっても大きな負担といえるでしょう。

歯の根元にまで虫歯が進行すると、根管治療を行っても歯を残せないことがあります。虫歯が重症化して歯茎や顎の骨などの歯周組織まで影響が及ぶと、歯を支えられなくなります。この場合、治療によって歯を残したとしても将来的に自然と抜け落ちる可能性もあるでしょう。

また、重度の虫歯を放置すると、歯だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。細菌が血流にのって全身に広がり、心臓や他の臓器に感染を引き起こすことも報告されています。

こうしたリスクを考えると、虫歯を進行させないこと、そして初期のうちに治療を行うことが非常に重要といえるでしょう。

まとめ

虫歯治療のイメージ

虫歯は初期段階ではほとんど自覚症状がないため、見た目だけで判断するのは難しいことが多いです。白い斑点が見られたりしみる感覚があったりしても、自分で虫歯を見つけることは難しく、進行して痛みなどの症状が出てから気づく方が多いです。

特に、詰め物や被せ物の下に隠れた虫歯は見逃されやすく、知らない間に悪化していることも少なくありません。抜歯を避けるためには、痛みや不調が現れる前の段階で虫歯を発見し、早期に治療を行うことが重要です。

虫歯が軽度の段階であれば、フッ素塗布や充填治療などで歯を保存することができます。そのためにも、定期的に歯科検診を受けたり適切なケアを行ったり、歯の健康を守りましょう。

虫歯治療を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

インビザラインのリテーナーの費用は?装着期間や後戻りを防ぐ方法

2024年9月10日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

インビザラインのビベラ・リテーナーを持っている人

「インビザライン矯正後に装着するリテーナーって何?」「リテーナーの費用はいくらくらい?」「リテーナーの装着期間は?」など、矯正治療後に装着するリテーナーについて疑問をおもちの方がいるかもしれません。

インビザライン矯正が終わったら、整えた歯並びを固定するためにリテーナーを装着する必要があります。リテーナーを装着することで後戻りを防ぎ、きれいな歯並びをキープできるのです。

本記事では、インビザライン矯正後のリテーナーの費用や装着時間、後戻りを防ぐ方法について詳しく解説します。インビザライン矯正を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

インビザラインのリテーナーとは

インビザラインのリテーナーを持つ人

矯正治療後の歯は不安定な状態になっているため、何もしないでいると歯が元の位置に戻ろうと動くことがあります。リテーナーとは、インビザライン治療後の不安定な歯並びを固定し、後戻りを防ぐために装着する装置のことです。

リテーナーには自分で取り外せるタイプと固定式のタイプがあり、患者様のライフスタイルや矯正した歯の状態などによって選択できます。

なお、インビザライン矯正後はビベラ・リテーナーというインビザライン専用のリテーナーを使用することが多いでしょう。

インビザラインのリテーナーの費用は?

インビザラインのリテーナーの費用イメージ

リテーナーの費用は、歯科医院によって異なります。リテーナーの費用が矯正費用に含まれているケースもあれば、別途費用が必要な場合もあります。別途で費用が発生する場合、選択するリテーナーの種類によって異なりますが、上下で1万〜6万円程度が相場です。

インビザライン治療を行う場合は、治療前にリテーナーの費用が含まれているのか、別途費用が必要なのかもしっかり確認しておきましょう。

インビザラインの保定期間中にかかるその他の費用

インビザラインの保定期間中にかかるその他の費用イメージ

インビザライン矯正後の保定期間中は、経過観察のために3か月〜半年に1回程度、歯科医院に通院しなければなりません。そのため、リテーナーの代金のほかに、経過観察費が別途で発生します。

時間の経過とともに通院の頻度は少なくなりますが、1回の診察で3,000円〜6,000円程度の費用がかかります。経過観察料が矯正費用に含まれている場合もあるため、歯科医院で確認してください。

また、リテーナーが破損して新しく作り直す場合にも費用がかかります。リテーナーの再作成にかかる費用についても、事前に歯科医院で確認しておきましょう。

インビザラインのリテーナーの装着期間

インビザラインのリテーナーの装着期間イメージ

矯正治療後にリテーナーを装着して過ごす期間は、矯正治療にかかった期間と同程度です。一般的には矯正治療後1年〜3年程度とされ、矯正治療直後は歯が最も後戻りしやすい時期なので特に注意しなければなりません。

ただし、保定期間中に歯並びの状態を確認しながらリテーナーの装着時間を減らし、最終的には就寝時のみリテーナーを装着することになります。

取り外し可能なリテーナーの装着時間は一般的に1日20時間以上とされています。固定式の場合は装着時間を気にしなくて済みますが、取り外し可能なリテーナーの管理は患者様自身で行なわなければなりません。

「歯並びがきれいに整ったから」「面倒くさいから」といって、自己判断でリテーナーを外すのはやめましょう。自己判断でリテーナーを外すと、後戻りを起こす可能性があります。

矯正後の美しい歯並びを維持するためにも、リテーナーの装着時間と装着期間はしっかり守るようにしましょう。

インビザラインのリテーナーの交換時期

インビザラインのリテーナーの交換時期イメージ

インビザライン専用の保定装置であるビベラ・リテーナーは取り外しができるリテーナーで、一定期間ごとに交換する必要があります。ビベラ・リテーナーは3枚セットで提供され、約3か月ごとに交換します。

交換時期については歯科医院によって異なる可能性があるため、歯科医師に確認のうえ指示に従いましょう。

インビザラインの後戻りを防ぐ方法

リテーナーを装着しようとしている人

以下では、インビザライン治療後の後戻りを防ぐ方法を解説します。

リテーナーを装着する

上述のとおり、インビザライン治療が終了したら、後戻りを防ぐためにリテーナーを装着する必要があります。リテーナーを装着することで、歯並びを定着させることができるのです。

装着期間は患者様の歯の状態によって異なりますが、一般的には1年~3年程度です。特に取り外し可能なリテーナーの場合は装着時間を守りましょう。装着を怠ると後戻りを起こす可能性があります。

また、リテーナーはマウスピース同様に毎日長時間着用するため、汚れが付着しやすいです。定期的に洗浄を行い、清潔な状態に保ちましょう。

歯磨きを徹底する

インビザライン治療後の後戻りを防ぐためには、歯磨きを丁寧に行うことが重要です。プラーク(歯垢)や歯石が溜まると、むし歯や歯周病の原因になるだけでなく、歯並びにも影響を及ぼす可能性があります。

歯周病を発症すると、歯茎が腫れたり下がったりすることで、歯を支える力が弱まり、歯が動きやすくなってしまいます。

デンタルフロスや歯間ブラシなどの補助清掃用具を使用すると、歯ブラシだけでは磨ききれない部分に付着した汚れも落とせます。さらに、定期的に歯科医院で検診やクリーニングを受けることも大切です。

歯並びに影響を及ぼす悪習癖を改善する

歯並びに影響を及ぼす悪習癖があると後戻りを起こしやすくなります。たとえば、口呼吸や頬杖をつく癖、舌で歯を押す癖、爪噛みなどです。矯正治療後の後戻りを防ぐために、これらの悪習癖がある場合には改善しましょう。

食生活を見直す

後戻りを防ぐためには食生活を見直すことも重要です。かたい物や噛み切りにくい物を食べると、歯に強い力が加わります。これが長期的に続くと歯並びに影響を及ぼし、後戻りの原因になる可能性があります。

ナッツやお煎餅などのかたい食べ物はもちろん、噛み切りにくい食べ物はできるだけ避けましょう。どうしても食べたいときは、小さくカットしてから食べましょう。

過度な喫煙や飲酒は控える

飲酒や喫煙は、歯や歯茎の健康に悪影響を及ぼします。

喫煙は、歯の着色や口臭の原因になるだけでなく、歯周病を進行させることがあります。また、過度にアルコールを摂取すると口の中が乾燥しやすくなるため、むし歯になるリスクが高まります。

矯正治療後にむし歯や歯周病になると後戻りを起こす原因になるため、過度な喫煙や飲酒は控えるようにしましょう。

定期検診を受ける

後戻りを防ぐためには、定期的に歯科医院でチェックを受けることも重要です。

定期検診では、後戻りは起こっていないか、歯周病やむし歯になっていないかのチェックを行います。万が一、後戻りなどのトラブルが起こっていても、定期的に検診を受けていれば、早期に対処できます。

また、定期検診の際には歯のクリーニングも行います。歯科医院では専用の機械や器具を使用してクリーニングを行うため、普段のケアでは除去できない部分に付着した汚れを落とすことが可能です。むし歯や歯周病の予防だけではなく、後戻りを防ぐことにもつながります。

まとめ

マウスピースを持っている女性

今回は、インビザラインのリテーナーの費用や装着期間、後戻りを防ぐ方法について解説しました。

後戻りは、インビザラインに限らずどの矯正方法でも起こる可能性があります。その原因として挙げられるのが、リテーナーの装着時間の不足や日常的な悪習癖、むし歯、歯周病などです。

歯並びが整い、そのきれいな状態を維持するためには、リテーナーの装着時間を守る・悪習癖を改善する・むし歯や歯周病を予防することが重要です。

インビザライン矯正後に「歯と歯の間に隙間が空いてきた」「歯並びが元に戻ったような気がする」など、後戻りの兆候に気づいたら、速やかにかかりつけの歯科医師に相談しましょう。

インビザラインを検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

マウスピース矯正できない症例は?対処法やメリット・デメリット!

2024年9月3日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

マウスピースを持っている人

マウスピース矯正には対応できない例があることをご存じでしょうか。「マウスピース矯正をしてみたいけど、この歯並びは難しいと言われた」という方は少なくありません。

今回は、マウスピース矯正ができない例について、具体例を挙げて詳しく解説していきます。対応できないと言われた場合の対処法もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

マウスピース矯正の特徴

マウスピースを持っている女性

マウスピース矯正とは、透明で薄いマウスピースを装着して歯を移動させる矯正方法です。これまで一般的だったワイヤー矯正に続いて、近年急速に普及しています。

マウスピース矯正の最大の特徴は、装置が透明である点です。矯正装置が目立ちにくいため、周囲の人に気づかれずに治療を行うことができます。

また、ワイヤー矯正のワイヤーやブラケットは金属を使用していることが多く、金属アレルギーのある方はリスクがありました。マウスピース矯正では、装置に金属を使用していないため、金属アレルギーの方でも安心して治療することができます。

さらに、装置を自分で取り外し可能な点も特徴です。そのため、食事や歯磨きがこれまで通りできるという特徴があります。

最後に、マウスピース矯正は子どもから大人まで幅広い症例に対応できますが、ワイヤー矯正と比べて対応可能な症例が限られることがあります。

マウスピース矯正できない症例

マウスピースが矯正できない例イメージ

マウスピース矯正は現在も実績を重ねており、幅広い症例に対応できます。

しかし、ワイヤー矯正のほうがスムーズに治療できる症例や、外科手術が必要でマウスピース矯正に適さない症例もあります。ここでは、マウスピースが矯正できない例を具体的に解説していきます。

歯を大きく動かす必要がある

治療前の歯並びによっては、歯がきれいに並ぶスペースを確保するために抜歯を行います。このとき抜歯する本数が多いと、歯を大きく移動させる必要があるでしょう。歯並びの乱れが重度の方も、歯を大きく動かす必要があります。

しかし、マウスピース矯正は歯を大きく平行移動させるのが苦手です。歯の平行移動はワイヤー矯正のほうが得意なため、ワイヤー矯正を勧められることがあるでしょう。

抜歯が必要でも、親知らずを抜く場合や抜歯する本数が少ない場合は、マウスピース矯正で対応できることがあります。「抜歯の本数が多いけれどマウスピース矯正をしたい」という方は、抜歯を伴う矯正の経験が豊富な歯科医師を選ぶようにしましょう。

骨格に問題がある

受け口や出っ歯、過蓋咬合の中でも、歯並びではなく骨格に問題があるケースは少なくありません。骨格に問題があると、矯正治療と合わせて外科手術で顎の位置を治す必要があります。

外科手術を伴う歯列矯正には保険が適用されますが、裏側矯正やマウスピース矯正には保険が適用されません。外科手術を伴う矯正治療は、ワイヤー矯正で行うのが一般的です。

重度の歯周病になっている

歯周病とは、歯垢(プラーク)の中の歯周病菌が原因で歯肉に炎症を引き起こす病気です。進行して重度の歯周病になると、歯を支えている骨が溶けていきます。軽度の歯周病であれば、治療して症状が落ち着けばマウスピース矯正が可能でしょう。

しかし、重度の歯周病の場合は歯を支える骨が溶けているため、矯正で加えられた力に耐えられず歯が抜け落ちる可能性があります。歯周病でグラグラしている歯がある場合は、マウスピース矯正を含め、全ての矯正治療を行うのは難しいでしょう。

インプラントが複数入っている

インプラントとは、歯を失ったときの選択肢の一つです。人工歯根(インプラント体)を顎の骨に埋め込んで歯を補う治療方法です。インプラント体はチタンでできており、チタンは骨と強く結合する性質があります。

天然歯の根元には歯根膜という膜があり、矯正治療では歯根膜の性質を利用して歯を移動させます。インプラントには歯根膜が存在しないため、矯正しても動かすことはできません。

ただし、インプラントの本数が少ない場合、インプラントを起点として他の歯を動かして歯並びを整えることも可能です。インプラントが埋まっている場所や本数によって対応が異なるため、治療前にカウンセリングで相談してみましょう。

埋まっている歯がある

何らかの原因によって歯が顎の骨や歯肉の中に埋まっている歯を、埋伏歯といいます。どの程度埋まっているかは個人差がありますが、埋伏歯は歯全体をマウスピースで覆えないケースが多いです。

マウスピース矯正では、マウスピースが歯を覆うことで力をかけて移動させます。マウスピースで覆うことができない埋伏歯を引っ張り出したり、移動させたりすることはできないのです。

自己管理が難しい

マウスピース矯正は、患者さまが自分でマウスピースを取り外すことができる点が特徴です。

しかし、言い換えると、患者さま自身が矯正装置を管理する必要があります。1日の装着時間派定められており、装着時間が足りないと治療結果に影響を及ぼします。

また、外したマウスピースをなくしたり、破損させたりするリスクもあるでしょう。自分で管理する自信がない方は、ワイヤー矯正を選んだほうがよいかもしれません。

マウスピース矯正ができないときの対処法

ワイヤー矯正をしている人

マウスピース矯正が難しいと判断されたとき、どのような対処法があるのでしょうか。具体的な対処法について詳しく解説します。

ワイヤー矯正を選択する

ワイヤー矯正とは、歯の表面にブラケットと呼ばれる器具を装着し、ワイヤーを通して歯に力を加える矯正方法です。ワイヤー矯正は実績が豊富で、ほぼすべての歯並びや噛み合わせの異常に対応できます。細かい調整がしやすく、複雑な症例でも対応可能です。

しかし、矯正装置が目立つためワイヤー矯正は抵抗があるという方もいるでしょう。この場合、裏側矯正が良いでしょう。裏側矯正とは、歯の裏側(舌側)にブラケットを取り付ける矯正方法です。

ワイヤー矯正と同様に幅広い症例に対応することができる一方で、矯正装置を目立ちにくくすることができます。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の併用

マウスピース矯正だけで矯正するのが難しい場合、マウスピース矯正とワイヤー矯正を併用する方法もあります。矯正治療の初期や最後の仕上げなど、工程の一部にワイヤー矯正を取り入れ、それ以外の工程はマウスピースで矯正を行います。

ワイヤー矯正の適応症例の広さとマウスピース矯正の目立ちにくさを組み合わせた、それぞれのメリットを活かした治療方法です。

外科手術後にマウスピース矯正をする

歯並びの乱れの原因が骨格にある場合、外科手術が必要になることがあります。外科手術後の矯正は、一般的にワイヤー矯正を行います。

しかし、症例によっては外科手術後にマウスピース矯正で対応できるケースもあります。この場合、外科手術後の矯正はワイヤー矯正のみ保険が適用されることは理解しておきましょう。

歯科医院によっては対応していないこともあるので、事前のカウンセリングで相談してみましょう。

マウスピース矯正のメリット

マウスピース矯正のメリットイメージ

近年、マウスピース矯正を選ぶ人が増えています。マウスピース矯正には多くのメリットがあり、ワイヤー矯正で我慢しなければならなかった見た目などの悩みを解決することができるでしょう。

ここでは、マウスピース矯正のメリットを詳しく解説します。

取り外しができて目立たない

従来のワイヤー矯正は、ワイヤーやブラケットに金属が使用されているため装置が目立つのがデメリットでした。マウスピース矯正では透明なマウスピースを使用するため、ワイヤー矯正と比べて目立ちにくい点がメリットです。

さらに、自分でマウスピースを取り外すことができるので、食事や歯磨きが普段どおりできる点もメリットです。装置に食べ物が挟まることがなく、矯正中も食事の楽しみを損なうことがありません。

また、歯磨きのときも装置を取り外せるので、磨き残しを減らして口内を清潔に保つことができます。

違和感や痛みが少ない

マウスピース矯正は痛みが少ない矯正方法と言われています。痛みを感じる方もいますが、矯正を中止したり鎮痛薬を飲むほどの耐え難い痛みを感じることはほとんどありません。1〜2週間に一度のペースでマウスピースを交換して、徐々に歯を動かすためです。

痛み以外にマウスピースによる圧迫感や違和感を覚える方もいますが、矯正を続けるうちに慣れていきます。

治療期間や仕上がりを事前に確認できる

マウスピース矯正では、事前に治療期間・歯の動き・仕上がりを予測することができます。3D映像で確認できるので治療計画をイメージしやすく、いくつかの治療パターンを比較することも可能です。

治療計画を事前に知れるのでモチベーションを維持しやすい点は、マウスピース矯正のメリットです。

マウスピース矯正のデメリット

マウスピース矯正のデメリットイメージ

マウスピース矯正には多くのメリットがあることがわかりましたが、デメリットも存在します。ここでは、マウスピース矯正のデメリットについて詳しく解説していきます。

対応できないケースがある

最初に説明したように、マウスピース矯正には対応できない症例があります。歯を大きく動かす症例や、骨格に問題がある症例、重度の歯周病を併発している症例などです。

また、マウスピース矯正ができないわけではありませんが、自己管理ができない方は当初の治療計画よりも治療期間が延びたり、追加で費用が必要になったりすることがあるでしょう。ワイヤー矯正に比べて対応できる症例が限られることは、事前に頭に入れておきましょう。

マウスピースの管理が必要

マウスピース矯正のメリットとして、自分で装置を取り外すことができることが挙げられます。

しかし、取り外しができるということは、装着時間や交換のタイミングを自分で管理する必要があるということです。マウスピース矯正では1日20時間以上マウスピースを装着しなければなりません。

装着時間が短いと治療期間が延びたり、十分な矯正効果が得られなかったりする可能性があります。また、取り外した際の破損や紛失にも注意が必要です。

自己管理に自信がない方や面倒だと感じる方には、デメリットになるでしょう。

まとめ

マウスピース矯正によって歯並びが綺麗になった人

今回は、マウスピース矯正ができない例について解説しました。マウスピース矯正は現在も実績を積み重ねており、対応できる症例の幅も広くなっています。さらに、矯正装置が目立たない、取り外し可能といったメリットも多い矯正方法です。

しかし、どんな治療にも必ずデメリットは存在します。マウスピース矯正は、ワイヤー矯正と比べると対応できない症例があるのです。自分にあった矯正方法を選択できるよう、マウスピース矯正が適さない例があることも頭に入れておきましょう。

マウスピース矯正を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

歯周病の外科治療とは?痛い?かかる費用や期間も徹底解説!

2024年8月27日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

歯周病イメージ

歯周病の治療として、歯石取りやブラッシングなどを行っている方は多いかもしれません。

しかし、歯周病が進行した状態では、そのような処置やセルフケアだけでは改善しないことがあります。歯周ポケットが深くなればなるほど、器具で丁寧に歯石を取り除くのは難しくなるのです。

そこで行われるのが歯周病の外科治療です。

今回は、歯周病の基本的な治療方法や外科治療の内容、費用や期間などについて詳しく解説します。歯周病がなかなか治らなくてつらい思いをされている方は、ぜひ参考にしてみてください。

歯周病とは

歯周病イメージ

歯周病とは、細菌感染による炎症性の疾患です。歯と歯茎の間にある溝(歯周ポケット)に蓄積した細菌が、歯茎のみに炎症を起こした状態を歯肉炎といいます。歯肉炎がさらに進行し、歯を支える骨を溶かしている状態を歯周炎といい、これらを合わせて歯周病と呼びます。

どのように細菌感染が引き起こされるかというと、歯垢が蓄積されることが原因です。細菌は歯垢(プラーク)の中に含まれているため、不十分な歯磨きによって歯の周囲に歯垢が蓄積するほど、細菌が繁殖していきます。

細菌によって炎症が起きると、歯茎が赤く腫れ上がったり歯周ポケットが深くなったりします。さらに歯垢が溜まった状態が続けば、歯垢が唾液の成分と結合し、硬い歯石へと変化します。

歯石は普段の歯磨きで取り除くことはできないため、そのままにしていれば歯周病が進行していきます。最終的には、歯を支える骨が溶かされ、歯がグラグラしたり歯肉が下がったりし始めます。治療をせずに放置すると、歯が抜け落ちることも考えられるでしょう。

歯周病は放っておいても治らない病気

歯周病になった弾性

歯茎に赤みや出血、痛みなどがみられても「そのうち治るかもしれない」と考えて放置する方は少なくありません。

しかし、歯周病は放っておいても自然に治ることはありません。歯垢が蓄積しないように毎日のケアを丁寧に行えばある程度改善が見込めることもありますが、毎日の歯磨きで歯周ポケットの奥深くまで洗浄することは難しいでしょう。

また、先にも述べた通り、歯垢が歯石に変化した場合には歯科で取り除く必要があります。歯周病は放っておくと進行していくため、できるだけ早めに治療を開始することが重要です。

歯周病を治療する方法

歯石・歯垢の除去をしている様子

歯周病の進行の度合いに関係なく、まずは歯垢や歯石の除去が行われます。また、歯科で歯垢や歯石を除去するだけでなく、自宅でも正しいケアが行えるようにブラッシング指導も行うことが一般的です。

歯周病が進行して噛み合わせが変化した場合には、負担を軽減するために噛み合わせの調整を行うこともあるでしょう。

まずは、これらの基本的な治療を行い、歯周組織に改善がみられるかをチェックします。歯周ポケットの深さが2mm~3mmに維持できれば、その後は定期検診で経過を観察します。

しかし、これらの治療を行っても歯周ポケットの深さが改善されないような状態であれば、外科治療を行う必要があるでしょう。

歯周病の外科治療とは

歯周病の外科治療をしている様子

では、歯周病の外科治療ではどのようなことが行われるのでしょうか。ここでは、歯周病の外科治療の内容について解説します。

歯周ポケット掻爬術

歯周ポケット掻爬術(ししゅうぽけっとそうはじゅつ)とは、歯垢を除去する器具を使用して、歯周ポケット内に溜まった汚れや歯周病菌に感染した歯肉を取り除く方法のことです。

一般的には中等度から重度の歯周病に行われますが、軽度の歯周病に行うこともあります。歯周ポケット掻爬術の掻爬(そうは)とは掻き出すことを意味し、この治療方法では歯茎の切開を伴いません。

歯肉剥離掻爬手術(フラップ手術)

歯肉剥離掻爬手術(しにくはくりそうはしゅじゅつ)は、歯周ポケット掻爬術とは異なり、歯茎を切開してから歯根に付着した歯石を除去する方法です。歯根をむき出しの状態にしてから歯石を除去できるため、丁寧に汚れを取り除くことが可能です。

歯根部の汚れを取り除いた後は歯茎を縫い合わせて、1週間ほどで抜糸します。近年では、フラップ手術と併用して、歯周組織再生療法を行うこともあります。

歯肉切除術

歯肉切除術とは、その名の通り歯肉をメスで切り取る方法のことです。歯周ポケットの深くなった部分を切除することで、セルフケアでの歯垢除去がしやすくなります。

歯科医院によっては、メスを使用せずにレーザーで歯肉を切除することもあるでしょう。レーザー治療は術後の回復が早いため、患者さまの負担が少ないというメリットがあります。

歯周組織再生療法

歯周病が進行し、歯を支えている骨が溶けているような場合には、外科治療で汚れを除去するだけでなく歯周組織再生療法を併用することがあります。

歯周組織再生療法はいくつかありますが、再生療法で効果が見込まれるのは中等度の歯周病までです。重度の歯周病では歯を支える骨の吸収が進行しているため、骨の再生はあまり期待できません。

また、切ったり縫ったりするため、体への侵襲がある程度大きくなります。糖尿病や心疾患などの持病がある方など、全身状態によっては治療を受けられないこともあるでしょう。持病がある場合には、歯科医師へ必ず伝えて治療方針を検討する必要があります。

なお、喫煙する方は、そうでない方に比べて歯を支える骨の再生がしにくいです。治療を成功させるためには、禁煙することも重要です。

ここでは、代表的な歯周組織再生療法をご紹介します。

GTR法

GTR法とは、歯肉と骨を支える骨の間に特殊な人工膜を設置し、骨の再生を促す方法のことです。

通常、骨よりも粘膜のほうが再生するスピードが早いため、そのままの状態では骨が十分に再生する前に歯肉が再生します。そのような状態を防ぐために人工膜を使用し、膜の下で骨が再生するのを待ちます。

エムドゲイン法またはリグロス法

エムドゲイン法またはリグロス法とは、歯茎を切開してプラークや歯石などを除去した後に特殊な薬剤を塗布する方法です。たんぱく質の一種であるエムドイン・ゲル、または細胞を活性化させるリグロスを歯根に塗布します。

塗布した後には縫合し、歯の周辺組織がゆっくりと再生するのを待ちます。リムドゲインやリグロスを用いることにより、歯が生えてくるときと同じような環境をつくることができるのです。

なお、リグロス法は保険適用となりますが、エムドゲイン法は自費診療となります。

歯周病の外科治療は痛い?

歯周病の外科治療をしている様子

歯周病の外科治療では局所麻酔を用いるため、術中に痛みを感じることはほとんどありません。

しかし、当然ながら歯茎を切ったり縫ったりする外科的な処置を行うため、麻酔が切れた後に痛みが生じることは考えられるでしょう。術後の痛みに対しては、痛み止めが処方されることが一般的です。

痛みのピークは術後24時間~3日ほどですので、痛みが出るようであれば我慢せずに痛み止めを服用しましょう。なお、3日を過ぎても痛みが続く場合や痛みが徐々に強くなっている場合には、歯科医院へ早めに相談してください。

重度の歯周病の治療にかかる費用と期間

重度の歯周病の治療にかかる費用イメージ

重度の歯周病で外科治療を行う場合「治療が長期間に及ぶのではないか」と不安に感じる方も多いかもしれません。

しかし、歯周病の外科治療での手術は日帰りで受けられます。手術にかかる時間も1~2時間程度なので、忙しくてなかなか時間が取れないという方でも受けやすいでしょう。手術後は、次の日に消毒を受ける必要はありますが、その後は1~2週間で抜糸となります。

費用は実施する治療方法によって異なり、保険適用の手術であれば数千円程度です。保険適用外の手術となる場合には、数万円~10万円以上となることもあるでしょう。

実際には、患者さまの歯茎の状態を丁寧に確認して治療方法を決めるので、まずは歯科医院へご相談ください。

まとめ

歯周病治療が終わり綺麗な口元になった人

歯周病治療でまず行われるのは、プラークや歯石の除去、セルフケアの見直しなどです。それらを行っても改善がみられない場合には、外科治療を行います。

外科治療ときくと大がかりなものを想像する方が多いかもしれませんが、手術自体は日帰りで受けることが可能です。また、歯肉や骨の状態によっては歯周組織再生療法と併用することもあるでしょう。

いずれにしても、まずは患者さまの歯肉や骨の状態を確認する必要があります。歯周病でお悩みの方は早めに歯科医院へご相談ください。なお、持病などがある場合には、必ず歯科医師へ伝えるようにしましょう。

歯周病の治療を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

インプラントは虫歯になる?治療後に起こり得る口腔内のトラブルと予防法

2024年8月20日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

インプラント治療をした人

「インプラントは虫歯になるの?」という疑問をおもちの方がいるのではないでしょうか。インプラント治療後、適切なケアを怠ると口腔内にトラブルが起こる可能性があります。これらのトラブルを未然に防ぐためには、日常の口腔ケアや定期的な歯科検診が欠かせません。

この記事では、インプラントは虫歯になるのか、また口腔内のトラブルを防ぐためにはどうしたらいいのか解説します。

インプラントは虫歯になる?

インプラントは虫歯になるか説明している歯科医師

天然の歯とは異なり、インプラントは虫歯になることはありません。インプラントは人工物であり、虫歯菌で溶かされることはないためです。

しかし、インプラント治療後の口腔ケアが不十分だと、別の問題が発生する可能性があります。特に、インプラント周囲の組織が細菌感染を起こし、炎症を引き起こすことがあります。

インプラント治療では、チタン製の人工歯根を顎の骨に埋め込み、その上に人工歯を取り付けます。この構造は、細菌の攻撃を受けにくいものの、周囲の組織は細菌に感染するリスクがあるのです。

インプラント周囲の組織が感染症を起こすと、インプラントの寿命に影響を及ぼす可能性があるでしょう。

インプラント治療後に起こり得る口腔内のトラブル

インプラントと周囲の歯

インプラントは虫歯になりませんが、ケアを怠ると口腔内にトラブルが生じる可能性があります。以下に、インプラント治療後に起こり得る主なトラブルについて詳しく説明します。

インプラント周囲炎

インプラント治療後に発生する可能性がある口腔内のトラブルの一つがインプラント周囲炎です。これは、インプラント周辺の歯茎や骨が細菌に感染し、炎症を引き起こす状態です。

初期段階では、歯茎の腫れや出血が見られることがあります。進行すると、顎の骨の吸収が進み、インプラントがぐらついて、最悪の場合には脱落する危険性もあります。

インプラント周囲炎の主な原因は、インプラント周囲に残ったプラークです。口腔ケアが不十分でプラークが残った状態が続くと、細菌が繁殖して歯茎が炎症を起こす可能性があります。

また、喫煙もインプラント周囲炎のリスクを高める要因です。タバコに含まれるニコチンによって歯茎の血行が悪くなり、免疫力が低下すると、細菌感染を起こしやすくなります。

噛み合わせの問題

インプラントが顎の骨にしっかりと定着したあとでも、噛み合わせの問題が発生することがあります。特に、治療後の初期には噛み合わせが変化しやすく、これが原因で頭痛や顎関節の痛みを引き起こすことがあるのです。

こうした症状がある場合は、早期に歯科医師に相談し、噛み合わせを調整してもらう必要があります。

インプラントの脱落・破損

インプラント治療では、顎の骨に人工の歯根であるインプラント体を埋め込み、その上部に人工歯を装着します。インプラント体と顎の骨がしっかり結合していない状態で人工歯を装着するとインプラントが脱落する可能性があるのです。

また、インプラントで硬いものを無理に噛むと破損することもあります。

インプラント周辺の歯茎の腫れ・出血

インプラント周辺の歯茎が腫れたり、歯茎から出血したりすることもあります。インプラント治療では歯茎を切開し、顎の骨に穴を開けてインプラント体を埋め込むためです。インプラント治療後の腫れや痛みは数日で治まりますが、改善が見られない場合は歯科医師に相談しましょう。

インプラント治療後の口腔内トラブルを防ぐためには

定期検診をしている人

インプラント治療後の口腔内トラブルを防ぐためには、日常的なケアが欠かせません。以下に、インプラント治療後のトラブルを防ぐための具体的な方法をご紹介します。

口腔ケアを徹底する

インプラントを長持ちさせるためには、毎日しっかりと口腔ケアを行うことが重要です。

歯磨きをするときは歯ブラシを歯茎に45度の角度で当てて、優しく小刻みに動かします。柔らかい歯ブラシを選び、細部までしっかりと磨くように心がけましょう。特にインプラント周囲は食べ物のカスやプラークがたまりやすいため、しっかりと清掃することが重要です。

また、デンタルフロスやインプラント専用のブラシ、タフトブラシを使用して、インプラントと天然の歯の間やインプラントと歯茎の境目をしっかり清掃しましょう。これらのアイテムを使うことで、歯ブラシだけでは取り除けない汚れをしっかり除去し、細菌の繁殖を防げます。

定期的に検診を受ける

インプラント治療後の口腔内トラブルを防ぐためには日常的なケアに加えて、少なくとも半年に1回は歯科医院で定期検診を受けることも重要です。特に、糖尿病や喫煙などのリスク要因がある場合は、通常よりも頻繁に検診を受ける必要があるかもしれません。

万が一、インプラント周囲炎などのトラブルが起こっていても、定期的に歯科医院で検診を受けていれば重症化する前に治療を開始できます。

また、歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニングを受けることで、自分では取り除けない歯石やプラークを除去できます。これによって、トラブルが起こりにくい状態を維持できるでしょう。

噛み合わせを調整する

噛み合わせが悪いと、顎関節や周囲の歯に負担がかかり、痛みや不調を引き起こすことがあります。そのため、インプラント治療後は定期的に噛み合わせの確認と必要に応じて調整を受ける必要があります。

噛み合わせを調整してもらうことで、痛みなどのトラブルを防ぐことにつながるでしょう。インプラント治療後の噛み合わせが気になる場合は、歯科医師に相談してください。

硬い食べ物を避ける

インプラントで硬いものを無理に噛むと破損する可能性があります。そのため、硬い食べ物は控えるようにしましょう。食事の際には、食べ物を細かく切るなどして、インプラントに過度の負担をかけないように心がけることが大切です。

栄養バランスのとれた食事をとる

口腔内の健康を保つためには、栄養バランスの取れた食事が重要です。特にカルシウムやビタミンDは歯や骨の健康に欠かせません。これらの栄養素を含む食品を積極的に摂取し、全体の健康を維持することが、インプラントを長持ちさせることにもつながります。

禁煙する

喫煙はインプラントの成功率を低下させることが知られています。喫煙によって血流が悪化し、免疫力が低下すると、インプラント周囲炎を発症するリスクが高まるのです。禁煙することで、治療の成功率を高めることができるでしょう。

ストレスを管理する

ストレスは免疫力を低下させ、体全体の健康に影響を与えます。適度な運動やリラクゼーションを取り入れ、ストレスを軽減することも、インプラントの健康維持に有効です。例えば、ヨガや瞑想、趣味の時間を持つことは、心身のリラクゼーションに効果的です。

こまめに水分を摂取する

口腔内の乾燥は細菌の増殖を助長し、インプラント周囲炎などのリスクを高める要因となります。

こまめに水分を摂取することで、唾液の分泌が促進され、お口の中を健康な状態に保つことができるでしょう。唾液には自浄作用があり、細菌の繁殖を抑える効果があります。

洗口液を使用する

インプラント治療後の口腔内トラブルを防ぐために、洗口液を使用するのも効果的です。抗菌効果のある洗口液を使用することで、インプラント周囲の細菌を減らすことができ、インプラント周囲炎などのトラブルを防ぐことができます。

歯ぎしりを対策する

歯ぎしりや食いしばりは、インプラントに大きな負荷をかける原因になります。そのため、歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、対策が必要です。

就寝中に歯ぎしりや食いしばりをする場合、ナイトガード(マウスピース)を装着するとよいでしょう。ナイトガードを装着することで、歯ぎしりや食いしばりからインプラントや天然の歯を守り、摩耗や破損を防ぐことができます。

これにより、インプラントの寿命を延ばすことができるでしょう。

まとめ

インプラント

インプラントは人工物であるため、天然の歯と異なり虫歯になることはありませんが、インプラント周囲の組織が細菌に感染するインプラント周囲炎を引き起こすリスクがあります。インプラント周囲炎が進行すると、最悪の場合にはインプラントが脱落することもあるでしょう。

そのため、インプラント治療後は適切なメンテナンスが重要です。歯磨きをするときは、歯ブラシだけでなくデンタルフロスやタフトブラシを使用して、細かい部分に付着した汚れを除去しましょう。

さらに、定期的な噛み合わせの調整やプロフェッショナルクリーニングを受けることで、トラブルを防ぐことができます。喫煙や不適切な生活習慣もインプラントの健康に影響を与えるため、これらの習慣がある方は改善を心がけましょう。

これらのケアを実践することで、インプラントを長持ちさせることができ、口腔内の健康を維持できます。

インプラント治療を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

小児矯正とは?使用する装置の種類と特徴、メリットや注意点

2024年8月13日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

小児矯正をしている子ども

小児矯正は、成長期の子どもに行う歯科矯正で、歯並びや噛み合わせの問題を早期に改善することを目的としています。適切な顎の発育を促進し、将来的な口腔内の健康を守る重要な役割を果たします。

小児矯正の装置にはいくつか種類があるため、どれがよいのかわからないという保護者の方もいるでしょう。

この記事では、小児矯正で使用する装置の種類とその特徴、メリット、注意点について詳しく解説します。お子さんの歯の矯正を検討されている保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

小児矯正とは

矯正器具を持っている子ども

小児矯正とは、子どもの成長期に行われる歯科矯正治療で、歯並びや噛み合わせを改善することを目的としています。

一般的に、6歳〜12歳までの乳歯と永久歯が混在する混合歯列期に開始されることが多く、この時期に治療を行うことで顎の成長をコントロールしながら、将来的な歯列不正を防ぐことができます。

小児矯正では、子どもの顎の成長を利用して、歯や顎の骨の発育を正しい方向に導きます。骨の柔軟性が高い成長期に治療を行うことで、成人矯正に比べてよりスムーズに歯を移動させることが可能です。

小児矯正で使用する装置の種類、その特徴

小児矯正で使用する拡大床

小児矯正では、子どもの顎の成長に合わせてさまざまな矯正装置を用いることで、歯並びや噛み合わせの改善を図ります。ここでは、代表的な装置とその特徴についてご紹介します。

拡大床

拡大床は、歯列を外側に移動させ、歯を並べるスペースを確保する目的で使用されます。取り外しができるものと固定式のものがあります。拡大ネジを回すことで歯列を外側に移動させていきます。

顎の自然な成長を促進し、歯列が狭い場合や歯が重なって生えている場合に効果的です。取り外しが可能な装置であれば、食事や歯磨きの際に外すことができ、口腔内の衛生を保ちやすいのが特徴です。また、装置の調整が容易で、成長に合わせて微調整が可能です。

ただし、子ども自身が装置をしっかりと装着する必要があり、着用時間を守らないと効果が出にくい場合があります。

リンガルアーチ

リンガルアーチは、奥歯にリングを装着し、歯の内側にワイヤーを通して固定する矯正方法です。固定式のため、子どもが装置を取り外せず、常に適切な圧力がかかることで、計画通りに矯正が進みます。装置が口腔内に常に装着されているため、効果が安定しています。

ただし、取り外しができないため、装置周辺の清掃が難しい点はデメリットといえます。口腔内を清潔な状態に保つためにはしっかりと歯磨きをしなければなりません。

ヘッドギア

ヘッドギアは、主に上顎の成長を抑制するために使用される装置です。寝ている間や家庭内で使用します。子どもの成長時期に使用することで無理なく顎の成長をコントロールできます。

上顎が突出している場合や、下顎の成長が遅れている場合に効果的です。

ただし、見た目を気にする子どもには抵抗があるかもしれません。また、装着時間をしっかりと守る必要があります。

マウスピース型装置

マウスピース型装置は、透明なプラスチック製で、歯列にフィットするように作られた取り外し可能な装置です。段階的に歯を移動させるために、複数のマウスピースを使用します。

透明であるため目立ちにくく、会話にも支障は出にくいでしょう。食事や歯磨きの際に取り外せるため、衛生面でも優れています。

ただし、装着時間を守らないと効果を得られないため、自己管理が必要です。また、取り外しができるのはメリットですが、紛失や破損のリスクがあります。

小児矯正を行うメリット

小児矯正を行うメリットイメージ

小児矯正は、将来の歯の健康と美しさに大きな影響を与えます。子どものうちに矯正治療を受けることには、多くのメリットがあります。以下に詳しく解説します。

自然な顎の発育を促進する

子どもの骨は柔軟性が高いです。顎の骨の成長時期である子どものうちに矯正装置を使用して治療を行うことで、顎の成長を自然に促すことができます。永久歯が生えるスペースを確保し、歯並びを正しい位置に導くことが可能です。

例えば、顎の成長が不十分で歯が並ぶスペースがなく、歯が重なって生えるケースがあります。矯正治療によって歯を並べるスペースを確保できれば、抜歯をせずに歯が正しい位置に並ぶようになるでしょう。

噛み合わせを改善できる

適切な噛み合わせは、食事や会話において非常に重要です。小児矯正によって噛み合わせが改善されると、咀嚼が効率的になり、栄養をしっかりと摂取できるようになります。また、正しく発音ができるようになるため、言葉の発達にも良い影響を与えます。

虫歯や歯周病のリスクが軽減する

矯正治療によって歯並びが整うと、歯磨きがしやすくなり、歯垢や食べかすがたまりにくくなります。この結果、虫歯や歯周病のリスクが低減し、口腔内の健康を長く維持することが可能になります。

特に、歯が重なり合っていると汚れが溜まりやすく、虫歯になるリスクが高まります。そのため、子どものうちに矯正治療を受け、歯並びを整えることが推奨されます。

見た目への自信が向上する

歯並びが整うことで、見た目に自信が持てるようになり、子どもの自己肯定感が向上します。特に思春期の子どもにとって見た目は重要であり、笑顔を見せることに対する抵抗感がなくなることで、社交的な活動に積極的に取り組むことができるようになるでしょう。

整った歯並びは、第一印象を良くする要素の一つであり、子どもが自分に自信を持つ大きな要因となります。

将来的に矯正治療を行う際の負担を軽減できる

小児矯正を早期に行うことで、将来的に必要となる矯正治療の負担を軽減できます。子どものうちに矯正治療を行い、上下の顎のバランスを整えておけば、将来的に矯正治療が必要になったときでも大掛かりな治療をせずに済むでしょう。時間や費用の節約につながります。

小児矯正を行う際の注意点

小児矯正を行う際の注意点イメージ

小児矯正は、子どもの歯並びや噛み合わせを改善するために行われる重要な治療ですが、治療中にはいくつか注意しなければならないことがあります。小児矯正を行う際の注意点は、以下のとおりです。

治療に影響しやすい食べ物は控える

矯正装置を装着している間は、食生活に注意が必要です。硬い食べ物や粘着性のある食べ物は、装置が破損する原因となります。キャラメルやガム、ナッツ類は控え、柔らかくて食べやすいものを選ぶように心がけましょう。

また、砂糖を多く含む食品や飲み物は虫歯のリスクを高めます。矯正治療中は摂取を控え、食後には必ず歯を磨く習慣をつけることが重要です。

口腔内を清潔に保つ

矯正治療中は、口腔内を清潔な状態に保つことが重要です。歯磨きを怠ると虫歯になるリスクが高まります。毎食後、しっかりと歯磨きをしてください。また、歯間ブラシやデンタルフロスも使って装置に付着した汚れもしっかりと落としましょう。

定期的に歯科医院で歯のクリーニングを受けることで、より効果的に口腔内を清潔に保てます。

定期的に歯科医院を受診する

矯正治療は長期間にわたります。矯正治療中は定期的に歯科医院を受診して、歯が計画どおりに動いているか、お口の中にトラブルは起こっていないかなどを確認してもらう必要があるのです。

万が一、問題が起こっていても、歯科医院を受診していなければ発見・対処が遅れ、矯正治療に影響を及ぼす可能性もあります。また、装置が破損した場合も、早めに歯科医院を受診して相談してください。

歯科医師の指示に従って適切なタイミングで受診することが、矯正治療を成功に導く鍵となります。

生活習慣を見直す

小児矯正を行う際には、生活習慣を見直すことも重要です。特に、指しゃぶりや舌癖などの習慣は歯並びに影響を与えることがあります。これらの癖が改善されないと、計画どおりに歯が動かなかったり、矯正治療後に後戻りを起こしたりする可能性があります。

そのため、歯並びに影響を与える癖がある場合は改善するように努めましょう。子ども自身が自覚することが難しい場合は、保護者の方が注意深く観察し、必要に応じて歯科医師に助言を求めることも大切です。

保護者の方がサポートする

矯正治療は時間がかかり、ときには痛みを伴うこともあります。そのため、子どもが治療に対して不安やストレスを感じることがあるかもしれません。

保護者の方はお子さんとよくコミュニケーションをとり、治療の進行状況を確認しながら、励ましや理解を示すことが重要です。子どものモチベーションを維持するために、治療の意義やメリットをしっかりと説明してあげましょう。

まとめ

小児矯正をして綺麗な歯並びになった子ども

小児矯正は、子どもの成長期に行う歯科治療で、歯並びや噛み合わせを改善することを目的としています。

早期に矯正治療を始めることで、顎の自然な発育を促進し、永久歯が正しい位置に生えるように誘導できます。また、噛み合わせの改善により、咀嚼や発音がスムーズになり、子どもの生活の質が向上します。

矯正装置には、拡大床やリンガルアーチ、ヘッドギアなどがあり、子どものお口の状態に合わせて適切な装置が選択されます。

小児矯正は将来的な健康と笑顔を支えるための大切な治療です。子どもの歯並びや噛み合わせに気になることがあれば、早めに歯科医師に相談してください。

小児矯正を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

床矯正とは?メリット・デメリットや適応年齢を解説!

2024年8月6日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

床矯正装置

子どもの矯正治療のひとつに床矯正があります。床矯正とは、どのような治療法なのか気になっている方がいるのではないでしょうか。

この記事では、床矯正とはどのような治療法なのか解説します。メリットやデメリット、適応年齢についても解説しますので、治療を検討している保護者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

床矯正とは?

床矯正をしている子ども

床矯正(しょうきょうせい)とは、取り外し可能な装置を用いて行う矯正治療の一種です。特に子どもの矯正治療において、床矯正は非常に効果的です。成長過程にある子どもの顎の骨は柔軟で、適切な力を加えることで自然に歯並びを整えることができます。

床矯正は、顎の発育を促進し、歯を並べるスペースを確保することを目的とした治療法です。将来的な抜歯の必要性を減らし、自然な歯並びを維持することが期待できます。

また、床矯正は固定式の矯正装置と異なり、ご自身で取り外せます。そのため、ふだんどおりに食事を楽しめます。また、装置を外して歯磨きもできるため、衛生的に保つことができます。

装置は個々の患者さんの口腔内に合わせて作られるため、違和感を最小限に抑えることが可能です。

床矯正の治療の流れ

カウンセリング・検査をしている子ども

床矯正の治療の流れは、以下の通りです。

カウンセリング・検査

口腔内を詳細に検査し、床矯正の適応となるかを歯科医師が判断します。また、治療の概要や流れを説明します。

診断と装置の作製

診断結果に基づいて口腔内の型を取ります。この型をもとに、患者さんのお口に合った床矯正の装置を作製します。

装置の装着

完成した床矯正の装置を装着します。同時に、装着方法や装置の取り扱い、清掃方法について詳しく説明します。

調整

定期的に歯科医院で装置の調整を行います。顎や歯の成長に応じて装置を調整し、治療効果を維持します。

経過観察とフォローアップ

治療が完了したあとも、定期的に経過を観察し、必要に応じてフォローアップを行います。矯正治療の効果が長期間にわたって維持されるようサポートします。

床矯正のメリット

床矯正のメリットイメージ

床矯正は、多くのメリットがある治療法であり、特に子どもの矯正治療において広く採用されています。以下に、床矯正の主なメリットをご紹介します。

取り外しが可能

固定式の装置の場合、食事をするときに取り外せないため、食べ物が詰まりやすかったり、お口の中の粘膜に当たって痛みが生じたりします。

一方で床矯正の装置は取り外しが可能です。そのため、食事をするときにストレスを感じることはないでしょう。矯正開始前と変わらずに食事ができる点は大きなメリットといえます。

また、装置の取り外しが可能なため、お手入れも簡単です。さらに、装置を一時的に外すことで、特別なイベントやスポーツ活動などにも影響を与えません。

虫歯になるリスクが低い

床矯正装置は、患者さん自身で簡単に取り外しができます。装置を外してしっかりと歯磨きができるため口腔内を清潔に保つことができ、虫歯や歯周病になるリスクを抑えられるのです。

抜歯をせずに歯を並べるスペースを確保できる

特に子どもの矯正治療において、床矯正は顎の成長を促進し、自然な歯列を形成するために非常に効果的です。成長期の顎に適切な力を加えることで、永久歯が生えるスペースを確保しやすくなります。

これにより、将来的に矯正治療をするときに抜歯を回避できる可能性もあるでしょう。

痛みが少ない

床矯正は、歯や顎にかかる力が緩やかであるため、治療中の痛みや不快感が少ないことが特徴です。ワイヤー矯正のように強い力を加えるわけではなく、弱い力で少しずつ治療を進めるため、痛みが少ないのです。

特に初めて矯正治療を受ける子どもにとって、痛みの少ない治療法は心理的な負担を軽減するため、継続的に治療を受けやすくなるでしょう。

費用を抑えることができる

床矯正は、ワイヤー矯正などのほかの治療法よりも費用を抑えられる場合が多いです。

また、床矯正で歯並びをきれいに整えられなかった場合にはワイヤー矯正やマウスピース矯正での治療に移行します。床矯正で治療を行い、ある程度歯並びが整っていれば、別の治療法に移行したとしても短期間で治療を終えられる可能性があるでしょう。

短期間で治療を終えることができれば、通院のたびにかかる費用を抑えることができます。

床矯正のデメリット

床矯正のデメリットイメージ

床矯正は多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。以下に、床矯正の主なデメリットをご紹介します。

治療効果が装置の装着時間に依存する

床矯正の効果は、装置を正しく装着する時間に大きく依存します。患者さん自身で装置を取り外すことができるため、装着時間が不足すると十分な治療効果が得られない可能性があるのです。特に子どもの場合は自己管理が難しいため、保護者の方のサポートが必要となります。

違和感をおぼえることがある

床矯正の装置を装着したときに違和感をおぼえる方もいます。話しづらいと感じる方もいるでしょう。これらの違和感が原因で装置の使用を継続することが難しくなる場合もあります。装置の装着を怠ると、治療効果が減少します。

装置の紛失や破損のリスクがある

上述のとおり、床矯正装置は取り外しが可能です。取り外しができる点はメリットですが、しっかり管理をしないと紛失や破損するリスクがあります。

装置を外したときにティッシュに包んだり、テーブルなどに置いたままにしたりすると、紛失・破損することがあるため注意が必要です。

特に子どもは装置の管理が難しいでしょう。装置を紛失・破損すると再作製が必要になる可能性もあります。再作製が必要になると、追加で費用が発生したり、治療期間が延びたりする可能性があります。装置の紛失・破損を防ぐために、専用のケースに保管する習慣をつけましょう。

治療期間が長引く可能性がある

床矯正では、患者さんの成長に合わせて緩やかに歯並びを整えるため、治療期間が長くなることがあります。また、装着時間が不十分だった場合や、適切なタイミングで調整が行われなかった場合には、治療が予定よりも長引く可能性があります。

治療を計画通りに進めるためには、装置の装着時間を守り、定期的に歯科医院を受診することが重要です。

床矯正の適応年齢

床矯正ができる年齢の子ども

床矯正の適応年齢は、5歳〜12歳の間です。乳歯が抜け始め、永久歯が生え揃う前の段階であり、顎の骨が柔軟で成長が盛んな時期です。この時期に床矯正を行うことで、顎の発育を促進し、歯並びを自然に整えることが期待できます。

また、早期に治療を開始することで、将来的な歯並びの乱れを予防することが可能です。さらに、成長期に行う矯正治療は、顎の骨の成長を利用して歯列を整えることができるため、痛みが少なく、治療もスムーズに進むでしょう。

適切な時期に治療を始めることで、整った歯並びを長期的に維持しやすくなるため、早い段階で歯科医院を受診して相談するとよいでしょう。

まとめ

床矯正にて綺麗な歯並びになった子ども

床矯正とは、取り外し可能な装置を用いて行う矯正治療法です。特に成長期の子どもに適応される治療法で、顎の骨の成長を促しながら、歯並びを整えることを目的としています。

床矯正には、取り外しができることや口腔内の衛生を保ちやすいこと、痛みが少ないことなど多くのメリットがあります。

一方で、装置の装着時間を守らないと治療の効果を得られないことや違和感をおぼえやすいこと、紛失・破損する可能性があることはデメリットといえるでしょう。

適応年齢は5歳〜12歳ごろで、この時期に治療を開始することで効果的に歯並びを整えることができます。お子さんの歯並びが気になる場合は、早期に歯科医院で相談するとよいでしょう。

小児矯正を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

インプラントの寿命は?寿命を延ばす方法も詳しく解説!

2024年7月30日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

インプラントの模型

インプラント治療を受けるにあたって、インプラントの寿命がどれくらいなのか気になる方も多いでしょう。高額な治療費がかかるインプラント治療だからこそ「できるかぎり長く使用ししたい」とほとんどの方が考えます。

この記事では、インプラントの寿命について解説しています。寿命が短くなる原因や寿命を延ばす方法についても説明していますので、インプラント治療を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

インプラントの寿命は?

インプラントの寿命イメージ

インプラントは人工物のため、永久に使用することはできません。インプラントの寿命は、一般的に10年程度といわれています。一般的な寿命は10年程度ですが、ケアやメンテナンスを徹底して続けることによって、20年以上インプラントを維持している方も多くいます。

歯を失った際の治療は、インプラント以外に入れ歯やブリッジもあります。入れ歯の平均寿命は5年程度で、ブリッジの平均寿命は7年程度です。入れ歯やブリッジと比べても、インプラントは寿命が長いといえるでしょう。

しかし、ケアやメンテナンスを怠ったり健康を損なったり、様々な原因でインプラントの寿命が短くなることもあるので注意が必要です。

インプラントの寿命が短くなる原因

食いしばりする人

インプラントは一般的に10年以上維持できるとされていますが、中には10年以内にインプラントが使用できなくなる場合もあります。インプラントの寿命が短くなる主な原因は、以下の4つです。

  • インプラント周囲炎
  • 歯ぎしりや食いしばり
  • 喫煙
  • 全身の健康状態

それぞれの原因について詳しく解説します。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎は、細菌感染によってインプラント周囲の歯茎が炎症を起こし、進行するとともに歯周組織が破壊される病気です。インプラント周囲炎は進行がはやいため、気付いたときには骨吸収が進み、インプラントを支えられなくなっている恐れがあります。

結果、インプラントが抜け落ちたり、維持できずインプラントの除去が必要になったりすることがあるのです。

歯ぎしりや食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは無意識に行われることが多く、凄まじい力が歯や顎に加わります。インプラント部分にも同じように負担がかかるため、ダメージを受けることになるでしょう。

インプラントには、歯根膜という組織がありません。歯根膜は、顎の骨と歯の間にあり、クッションの役割を果たす組織です。

クッションの役割を果たす歯根膜がないため、負担が直接顎の骨に伝わるのです。特に、インプラント手術を受けた直後の場合は、インプラントと骨がうまく結合できない原因にもなるでしょう。

喫煙

喫煙は、インプラント治療において多くのリスクを伴います。タバコに含まれるニコチンは血流を悪くするため、歯周組織に酸素や栄養が行き届かなくなります。そのため、インプラントと骨との結合不良が生じやすいのです。

また、喫煙は免疫機能を低下させます。細菌感染を起こしやすくなり、インプラント周囲炎のリスクも高まるでしょう。

全身の健康状態

糖尿病や骨粗鬆症などの全身疾患があると、骨代謝のバランスが崩れやすく、骨とインプラントがうまく結合しない可能性があります。また、糖尿病や貧血によって免疫力が低下すると、インプラント周囲炎を発症しやすいでしょう。

全身疾患がある方は、歯科医師に事前にしっかり相談することが大切です。

インプラントの寿命を延ばす方法

丁寧に歯磨きする人

インプラントの寿命を延ばす方法は、以下のとおりです。

  • 口腔ケアを徹底する
  • 定期検診やメンテナンスを受ける
  • ナイトガードを使用する

それぞれのポイントを、詳しく解説します。

口腔ケアを徹底する

日々の口腔ケアを徹底することで、インプラント周囲炎を予防できます。歯磨きなどの口腔ケアを怠ると、歯垢や歯石が蓄積して細菌が繁殖し、インプラント周囲の歯茎が炎症を起こすインプラント周囲炎になります。

細菌感染を引き起こさないよう、毎日丁寧にブラッシングを行いましょう。歯ブラシだけでなく、歯間ブラシやフロスなどの補助清掃用具も使用すると、より効果的に汚れを除去できます。

「うまく磨けない」「正しい磨き方が分からない」という方は、歯科医院でブラッシング指導を受けると良いでしょう。

定期検診でメンテナンスを受ける

インプラント治療後は、定期検診でメンテナンスを受ける必要があります。定期検診では、インプラントに問題がないかチェックが行われます。必要に応じて噛み合わせを調整することもあるでしょう。

定期的に口腔内の状態を確認し、都度インプラントの状態に合わせた対処を行うことで、インプラントの寿命を延ばせる可能性が高くなります。

また、毎日丁寧にセルフケアを行っていたとしても、完璧に汚れを取り除くのは難しいです。定期的にプロによる専門的なクリーニングを受けることで、インプラント周囲炎を予防できます。

インプラントや口内のトラブルを早期発見・治療もできるため、必ず定期的に歯科医院を受診しましょう。

ナイトガードを使用する

歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、ナイトガードを使用しましょう。歯ぎしりや食いしばりはインプラントに強い力を加えるので、インプラントが破損する原因になります。

また、歯茎や天然歯にも悪影響を及ぼす可能性があります。顎関節に過剰な力が加わると、顎関節症を発症するリスクも高まるのです。

歯ぎしりや食いしばりの癖がある場合は、ナイトガードというマウスピースを装着することで、就寝時の歯ぎしりや食いしばりによって歯に加わる負担を軽減できます。インプラントを長く使い続けるためには、負担をかけないことが大切です。

インプラントが寿命を迎えたら

インプラントを除去する人

インプラントが寿命を迎えたら、インプラントの除去が必要です。場合によっては、自然とインプラントが抜け落ちることもあるでしょう。

インプラントを除去した後は、再度インプラント治療を受けるか、ほかの治療を行うのかを検討しなければなりません。インプラントが使用できなくなった原因を解消できる場合は、インプラントの再手術が可能です。

しかし、原因を解消できない場合は、違う治療法を検討する必要があります。

例えば、喫煙が原因でインプラントが寿命を迎えた場合、禁煙できないのであればインプラントの再治療はできません。再手術を行っても、再びインプラントが使えなくなる可能性が高いため違う治療法を選ぶ必要があるでしょう。

インプラントが原因の金属アレルギーを発症した場合も、インプラントを除去する必要があります。金属アレルギーの場合も、多くの場合はインプラントの再治療ができないため、違う治療法の選択が必要になる可能性が高いでしょう。

インプラントの寿命を迎えた原因を理解し、今後の治療について歯科医師とよく相談することが重要です。

インプラントの再治療の保証

インプラントの再治療では、インプラントの保証制度を利用できる可能性があります。インプラントの保証制度とは、再治療にかかる治療費の一部、もしくは全額を歯科医院やインプラントメーカーが負担する制度のことです。

歯科医院やインプラントのメーカーによって保証条件や保証内容が異なるため、インプラント治療を受ける前によく確認しておきましょう。

まとめ

笑顔の女性

インプラントの寿命は、一般的に10年以上といわれています。中には20年以上使用し続けている患者さまもいます。

しかし、インプラント周囲炎や歯ぎしりの癖、喫煙習慣、全身の健康状態などが原因で、インプラントの寿命が短くなることもあります。インプラントの寿命を延ばすためには、これらの原因を予防・改善しなければなりません。

特に、毎日の口腔ケアと定期検診は重要です。口腔内を清潔に保ち、定期検診でインプラントの状態を確認することで多くのトラブルを回避できます。

インプラントの寿命を迎えた場合は、再度インプラント治療を受けるか、ほかの治療法を選択するかを決める必要があります。インプラントの寿命を迎えた原因を解消できる場合は、再度インプラント治療を受けることが可能です。

再手術を受ける場合は、インプランの保証制度を利用できることもあるため、歯科医院で確認するといいでしょう。

インプラントを検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

セラミックの歯の値段はどれくらい?種類ごとに解説!

2024年7月23日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

セラミック歯イメージ

セラミックの歯の値段は、種類によって大きく異なります。

この記事では、主なセラミックの種類ごとの特徴と値段について詳しく解説します。セラミック歯は審美性や耐久性に優れていますが、種類ごとに特徴があるのでご自身にあうものを選ばなければなりません。

各種類のメリットやデメリットも詳しくご紹介するので、自分に合ったセラミックの歯を選ぶ際の参考にしてください。

セラミックの歯の種類と値段

セラミックの歯の値段イメージ

見た目や機能性を重視する患者さまに、セラミックの歯は非常に人気があります。

しかし、セラミックにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があります。値段も違うので、主なセラミックの種類と値段について詳しく解説します。

オールセラミック

オールセラミックは、全てがセラミックで作られている種類です。自然な透明感と美しい見た目が特徴で、前歯の治療に使用されることが多いです。

金属を一切使用しないため、金属アレルギーの心配がありません。見た目が非常に自然で、光の透過性が天然歯に近いため、他の歯とも馴染みやすいです。

また、歯茎の黒ずみが発生しないのも大きなメリットです。

値段は一本あたり約10万円から15万円程度です。

ジルコニア

ジルコニアは、非常に強度が高く、奥歯のような強い力がかかる部分にも使用できる素材です。硬度と耐久性が高いため、咬合力が強い部位でも長期間安定して使用できます。

見た目も自然で、美しい光沢を持ち審美性も兼ね備えています。金属を使用しないため、金属アレルギーの心配もありません。

値段は一本あたり約12万円から18万円程度です。

メタルボンド

メタルボンドは、内側に金属を使用し、その上にセラミックを焼き付けたクラウンです。強度と美しさを兼ね備えており、前歯から奥歯まで幅広く使用されています。

金属の強度により、強い力がかかる奥歯でも安心して使用できます。

ただし、金属部分が見えることがあるため、特に審美性が求められる前歯には不向きです。歯茎が後退した場合、金属のラインが見えることがデメリットとして挙げられます。

値段は一本あたり約8万円から12万円程度です。

CAD/CAM冠

CAD/CAM冠は、コンピューターによって作られる歯科用プラスチックを混ぜたセラミック歯です。迅速に製作でき、比較的低コストで提供できるのが特徴です。

他の素材と比べると安価なため、コストを抑えたい方に選ばれています。

値段は一本あたり約5万円から8万円程度です。

e-max

e-maxは、二ケイ酸リチウムという素材を使用したセラミックです。高い透明感と自然な見た目が特徴で、特に前歯の治療に多く使用されます。

素材自体が強度を持ちながらも美しいため、自然な光の反射があり、他の歯と見分けがつきにくいです。また、金属を使用しないため、金属アレルギーのリスクもありません。

値段は一本あたり約10万円から15万円程度です。

セラミックの歯の値段が高い理由

セラミックの歯の値段が高い理由イメージ

セラミックの歯は他の材料に比べて高価であることが多いです。以下、セラミックの歯の値段が高い理由について解説します。

高度な技術と専門知識が必要なため

セラミックの歯を製作するには、高度な技術と専門知識が必要です。セラミックは非常に繊細な材料であり、正確な技術がなければ美しい仕上がりを実現することはできません。

また、患者さま一人ひとりに合わせて治療しなければならないため、製作工程が複雑になります。高度な技術を持つ歯科技工士が一つひとつ丁寧に仕上げるため、技術料が高くなるのです。

高品質な材料を使用するため

審美性を追求するために使用されるセラミックは、強度や透明感に優れており自然な歯に近い見た目を実現できます。高品質な材料を使用することで、長期間にわたって美しさと機能性を保てるようになるのです。

セラミックは高品質な材料であるため、その価格も高くなります。

製作に手間と時間がかかるため

セラミックの歯を製作するには、多くの手間と時間がかかります。まず、患者さまの口腔内の状態を正確に把握し、その情報をもとにセラミックの歯をデザインします。その後、専門の技工士が手作業で細部まで丁寧に仕上げるため、製作に時間がかかるのです。

歯の形状や色調を自然に再現するためには、何度も微調整を行いながら製作を進める必要があります。

最新の設備と技術が必要なため

セラミックの歯の製作には、最新の設備と技術が必要です。さまざまな技術を使用して精密なクラウンやインレーを製作しますが、設備の導入と維持には多額のコストがかかります。

また、技術は進化するので、継続的に知識をアップデートしなければなりません。新しい技術を導入することで、より高精度で効率的な製作が可能となるのです。

メンテナンスとアフターケアが必要なため

セラミックの歯は、長期間にわたって使用する前提で装着します。

しかし、長く使うためにはメンテナンスやアフターケアも重要です。定期的なチェックアップやクリーニング、必要に応じた調整を行うことが必要で、その分コストがかかります。

セラミックの歯を選択するメリット

セラミックの歯を選択するメリットイメージ

セラミックの歯を選ぶと多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットについて詳しく解説します。

審美性が高い

セラミックの歯は、天然の歯に非常に近い見た目を実現できます。透明感や色調の再現性が高く、天然歯とほとんど見分けがつきません。

特に前歯の治療でセラミックを選択する方が多いです。前歯は印象を左右する重要な要素なので、少しでも審美性の高い詰め物・被せ物を装着したいと考える方が多いのです。

金属アレルギーの心配がない

セラミックは金属を含まないため、金属アレルギーの心配がありません。金属アレルギーを持つ患者さまでも安心して使用でき、口腔内の健康を保つことができます。

耐久性が優れている

セラミックは非常に硬く耐久性があります。適切に製作され、定期的にメンテナンスを行えば、長期間にわたって使用できます。

頻繁に交換したり修理したりする必要がないので、長期的に見るとコストパフォーマンスは高いといえるでしょう。特に、噛む力が強くかかる奥歯に使用される場合、その耐久性は大きなメリットとなります。

変色しにくい

セラミックの歯は、長期間使用しても変色しにくいです。コーヒーや紅茶、喫煙などによる着色が起きにくく、美しい状態を維持することができます。

食事や飲み物の摂取による歯の変色は、多くの人が悩む問題です。セラミックの歯は着色物質を吸収しにくいので、日常的なケアだけで美しさを保つことができます。

生体親和性が高い

セラミックは生体親和性が高く、歯茎や周囲の組織に対しても優しい素材です。金属のように歯茎が黒ずむ心配もなく、口腔内の健康を保つことができます。

精密なフィット感が得られる

最新の技術を使用して製作されるセラミックの歯は、非常に精密なフィット感を実現します。噛み合わせを調整したり噛む力を適切に分散させたりできるので、快適に使用できるでしょう。

まとめ

セラミック歯イメージ

セラミックの歯は、美しさと機能性を兼ね備えた人気の選択肢です。主な種類としては、オールセラミック、ジルコニア、メタルボンド、CAD/CAM冠、e-maxがあげられます。

それぞれに特徴があり、値段が異なります。オールセラミックは審美性に優れており、ジルコニアは強度が高く、メタルボンドは強度と美しさを兼ね備えています。値段は一本あたり5万円から18万円程度と幅広いですが、ご自身に合うものを選ぶ必要があるでしょう。

セラミックの歯は、自然な見た目に仕上がること、金属アレルギーの心配がないこと、変色しにくく長持ちするためコストパフォーマンスが高いことなど、メリットが多いです。セラミック歯を検討する際は、特徴と値段を考慮し歯科医師と相談しながら選択することが重要です。

セラミック治療検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

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