墨田区鐘ヶ淵、東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者 にしざわ歯科医院


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マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリット・デメリット!費用と治療期間も

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

マウスピース矯正ですきっ歯を治す女性

すきっ歯は見た目のコンプレックスにつながるだけでなく、発音や噛み合わせにも影響を及ぼすことがあります。すきっ歯の改善に近年注目されているのが、目立ちにくく取り外し可能なマウスピース矯正です。

従来のワイヤー矯正と比べて、見た目に配慮しながら治療が進められる点が人気の理由でしょう。

しかし、マウスピース矯正にもメリットだけでなくデメリットも存在します。

今回は、マウスピース矯正ですきっ歯を治す際のメリットとデメリット、さらには気になる費用や治療期間について詳しく解説します。

すきっ歯とは

すきっ歯の女性

すきっ歯とは、歯と歯の間に不自然なすき間がある状態を指します。特に、前歯の中央にすき間ができるケースが多く、見た目の印象にも大きく影響するため気にする方が少なくありません。

医学的には空隙歯列(くうげきしれつ)と呼ばれ、歯の大きさや顎の骨格、舌の癖などが原因となることがあります。すきっ歯の主な原因としては、歯のサイズに対して顎が大きすぎる、または歯が通常よりも小さい場合が挙げられます。

また、舌で前歯を押す癖や指しゃぶりなどの習慣、上唇小帯(唇と歯茎をつなぐ筋)の異常が影響することもあります。これらの要因が重なることで歯の間にすき間ができ、放置すると噛み合わせや発音に支障をきたす可能性もあります。

すきっ歯のままだとどのようなリスクがある?

すきっ歯のままでいるリスクイメージ

すきっ歯は一見すると見た目の問題だけに思われるかもしれませんが、放置すると口腔内の健康や日常生活にさまざまな悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、すきっ歯をそのままにしておくことで生じるリスクについて詳しく解説します。

虫歯や歯周病のリスクが高まる

すきっ歯の状態では、歯と歯の間にすき間があるため、食べかすが詰まりやすくなります。この状態を放置していると、歯垢が溜まりやすくなり、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

特に、歯周病は自覚症状が少ないまま進行することが多く、気づいた時には重症化しているケースもあります。定期的な歯科検診やクリーニングも大切ですが、根本的な原因であるすきっ歯を改善することが、予防の第一歩になります。

発音が不明瞭になる可能性

すきっ歯があると、発音にも影響が出ることがあります。特に、サ行やタ行の音がうまく発音できず、空気が抜けるような話し方になることがあります。子どもの場合、発音の発達に影響することもあり、コミュニケーションの妨げになる可能性があります。

大人でも、仕事や日常会話の場面で聞き取りにくいと感じられることがあるでしょう。

噛み合わせの悪化による全身への影響

すきっ歯のままだと、噛み合わせのバランスが崩れやすくなります。正常な噛み合わせでは、歯が互いに支え合いながら力を分散させていますが、すき間があると一部の歯に負担が集中し、顎関節や筋肉に負担をかける原因になります。

これが続くと、頭痛や肩こり、顎の痛みといった全身の不調につながることもあります。また、咀嚼効率が落ちることで、消化器官への負担も大きくなります。

審美的なコンプレックスが生まれる

見た目の印象も、すきっ歯によって大きく左右されます。前歯にすき間があると、笑ったときや話しているときに気になり、人前で口元を隠すようになってしまう方も少なくありません。

こうしたコンプレックスは、自己肯定感の低下や人とのコミュニケーションを避けることにつながる可能性もあり、心理的な影響も無視できません。

子どもの成長に悪影響を及ぼす

子どもの場合、すきっ歯は成長とともに自然に治るケースもありますが、放置していると永久歯の生え方に悪影響を与えることがあります。特に、乳歯の段階で歯並びに異常があると、将来的に本格的な矯正治療が必要になることもあります。

早期の段階で歯科医師の診察を受け、必要に応じて予防的な処置を検討することが重要です。

すきっ歯はマウスピース矯正で治せる?

すきっ歯はマウスピース矯正で治せることを説明する歯科医師

すきっ歯の治療方法として、近年注目されているのがマウスピース矯正です。透明な装置を使用するため見た目の違和感が少なく、取り外しも可能なため、従来のワイヤー矯正に比べて日常生活への負担が少ないという特徴があります。

特に、軽度から中等度のすきっ歯であれば、マウスピース矯正で十分な改善が見込めるケースが多く、実際に多くの人がこの方法を選んでいます。

マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリット・デメリット

マウスピース矯正ですきっ歯を治すメリット・デメリットイメージ

従来のワイヤー矯正とは異なり、見た目や使用感に優れていることから、多くの人がすきっ歯の治療法としてマウスピース矯正を選んでいます。

しかし、すべての症例に適しているわけではなく、治療にはメリットとデメリットの両面があります。ここでは、マウスピース矯正でのすきっ歯治療のメリット・デメリットについて、詳しく解説します。

メリット

まずは、マウスピース矯正ですきっ歯を治療するメリットをご紹介します。

見た目が目立ちにくくストレスが少ない

マウスピース矯正の最大の魅力は、透明で目立ちにくい点です。装着していても周囲に気づかれにくいため、人前に出る仕事や学校生活でもストレスなく過ごせます。

見た目を気にして矯正をためらっていた方にとって、心理的なハードルが大きく下がる点は大きなメリットといえるでしょう。

食事や歯磨きがしやすく衛生的

マウスピースは自分で取り外せるため、食事中に装置が邪魔になることがなく、好きなものを自由に食べられます。また、歯磨きやフロスも普段どおりにできるため、口腔内を清潔に保ちやすく、虫歯や歯周病のリスクを抑えることが可能です。

これは、固定式のワイヤー矯正にはない大きなメリットです。

治療計画が可視化されて安心感がある

マウスピース矯正では、3Dシミュレーション技術を用いて治療計画を立てることが一般的です。治療を始める前に、歯がどのように動いていくか、どのような仕上がりになるかをあらかじめ確認できるため、安心して治療に臨めるでしょう。

また、治療の進行が目に見えることでモチベーションも保ちやすくなります。

デメリット

マウスピース矯正ですきっ歯を治療するデメリットは、以下のとおりです。

適応できないケースもある

マウスピース矯正には、適応の限界があります。すきっ歯といっても、その原因やすき間の大きさ、噛み合わせの状態は人によって異なります。

歯の移動が複雑な場合や、大きなずれを伴う場合には、マウスピース矯正だけでは対応しきれないこともあります。そうした場合は、ワイヤー矯正や外科的処置など、他の治療法を組み合わせる必要があります。

毎日の装着と管理が必要

マウスピース矯正では、決められた装着時間(1日20~22時間以上)を守ることが重要です。装着時間が不足すると歯の動きが予定どおりに進まず、治療期間が延びたり、効果が出なかったりするリスクがあります。

また、食事のたびに取り外して洗浄する手間や、装置の紛失にも注意が必要です。自己管理が求められる点は、忙しい人や子どもにとっては負担になるかもしれません。

費用がやや高めになる

マウスピース矯正は高度な技術と専用機器を用いるため、治療費が高額になることがあります。特に、部分矯正ではなく全体矯正が必要な場合は、数十万円単位の費用がかかることもあるため、事前に見積もりを取り、費用対効果をしっかり検討することが大切です。

マウスピース矯正ですきっ歯を治す場合にかかる費用・期間

マウスピース矯正ですきっ歯を治す場合にかかる費用・期間イメージ

すきっ歯の矯正にかかる費用や期間は、歯のすき間の大きさや全体の歯並びの状態、使用するマウスピースの種類によって変わります。

費用の目安

すきっ歯の治療にかかる費用は、部分矯正であれば20万円から40万円程度、全体矯正になると60万円から100万円程度が相場とされています。

マウスピース矯正は自由診療であるため、歯科医院ごとに価格設定が異なり、使用する装置の種類によっても費用が上下します。また、診断料や調整料、通院ごとの費用が別途必要になる場合もあるため、事前にトータルの費用を確認しておくことが重要です。

治療期間の目安

治療期間は、軽度のすきっ歯であれば3ヶ月から半年ほどで改善が期待できます。すき間の大きさが大きい場合や他の歯並びの問題も併発している場合は、1年から2年程度かかることもあります。

マウスピースは1日20~22時間以上の装着が基本となるため、装着時間が守られていないと治療期間が長引くこともあります。

まとめ

マウスピース矯正ですきっ歯を治し口元が美しい笑顔の女性

すきっ歯は、見た目の問題だけでなく、虫歯や歯周病、発音障害、噛み合わせの乱れなど、さまざまなリスクを伴います。近年注目されているマウスピース矯正は、目立ちにくく取り外し可能な点が魅力で、特に軽度から中等度のすきっ歯の治療が可能です。

治療中のストレスが少なく、日常生活への影響も最小限に抑えられる反面、適応できない症例があることや、自己管理が求められる点には注意が必要です。

費用は、部分矯正で20万円〜40万円程度、治療期間は短いケースで3ヶ月から半年が目安です。自身の症状に合った治療を選ぶためにも、まずは歯科医師に相談することが大切です。

マウスピース矯正によるすきっ歯の治療を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

インビザライン矯正後の後戻りはなぜ起こる?原因と効果的な予防策

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

インビザラインのイメージ

インビザライン矯正を行ったあとは、後戻りと呼ばれる現象が起こることがあります。インビザライン矯正に限らず矯正治療を行うと後戻りが起こるリスクが伴います。

では、どうしてインビザライン矯正後に後戻りが起こるのでしょうか。また、後戻りを防ぐためにはどうしたらいいのでしょうか。

今回は、インビザライン矯正後に後戻りが起こる原因や予防策について詳しく解説します。インビザラインを検討されている方や、インビザライン矯正中の方は、ぜひ参考にしてください。

後戻りとは

インビザライン矯正後の後戻りとは何か考える女性

後戻りとは、インビザラインなどの矯正治療によって整えた歯並びが、治療後に元の位置に戻ろうとする現象のことです。これは、歯の周囲組織が元の状態を記憶しているために起こります。

とくに矯正治療を終えた直後は、歯を支えている骨や歯の周囲組織が不安定であるため、後戻りを起こしやすいです。インビザライン矯正に限らず、すべての矯正治療で後戻りのリスクは伴います。

インビザラインなどで歯並びを整えたあとは、後戻りを防ぐための保定装置(リテーナー)を一定期間装着することが一般的です。

インビザライン矯正後に後戻りが起こる原因

インビザライン矯正後に後戻りが起こる原因のイメージ

インビザライン矯正後に後戻りが起こる原因は、以下のとおりです。

保定装置(リテーナー)の使用不足

インビザライン矯正で歯並びを整えたあとは、歯の位置を安定させるためにリテーナーと呼ばれる保定装置を装着する必要があります。

なかでも取り外し可能なリテーナーを使用する場合は、注意が必要です。リテーナーの装着を怠ったり、リテーナーの使用を自己判断でやめてしまったりすると、後戻りを起こすリスクが高まります。

歯の周囲組織が不安定なため

矯正治療によって移動させた歯の周囲組織が安定するまでには時間がかかります。矯正後すぐはとくに不安定で歯が動きやすい状態のため、しっかりリテーナーを装着する必要があるのです。

口周りの悪習癖

無意識のうちに行っている口周りの癖が、歯並びに影響を与えることがあります。舌で前歯を押す癖や口呼吸、頬杖をつく癖などがあると歯並びが乱れることがあるのです。歯ぎしりや食いしばりの癖がある方も注意が必要です。

矯正治療後もこのような口周りの癖が改善されない場合、後戻りを起こしやすいでしょう。

加齢や自然な歯の動き

加齢とともに歯並びが少しずつ変化することで、後戻りを起こすこともあります。そのため、インビザライン矯正で整えた歯も、時間とともに少しずつ動くことがあるのです。

親知らずの影響

親知らずが生えてくると、奥歯が前に押されて歯並びが乱れることがあります。 そのため、インビザライン矯正をはじめる前に親知らずの生え方をチェックして、必要に応じて抜歯を検討することもあるのです。

虫歯や歯周病がある

虫歯や歯周病も後戻りの原因になることがあります。虫歯が進行すると、噛み合わせにズレが生じて、これが後戻りの原因となることがあるのです。また、歯周病が進行すると、歯を支えている顎の骨が溶かされるため、 歯が不安定になることがあります。

インビザライン矯正後に後戻りが起こるのを防ぐ方法

インビザライン矯正後に後戻りが起こるのを防ぐリテーナーと歯みがきと検診のイメージ

インビザライン矯正後に後戻りが起こるのを防ぐ方法について解説します。

保定装置(リテーナー)の装着時間を守る

インビザライン矯正後の歯は不安定なため、保定装置(リテーナー)を適切に使用しないと後戻りが起こる可能性があります。

食事や歯磨きのとき以外はリテーナーを装着することが推奨されています。基本的にはインビザライン矯正で使用するマウスピースと同じようにリテーナーも装着しましょう。

保定期間は、2〜3年など長期に及ぶことも珍しくありません。長い期間ですが、リテーナーの装着時間を守ることで、きれいな歯並びを維持できるでしょう。

口周りの癖を改善する

後戻りを防ぐためには口周りの癖を改善することも大切です。口呼吸や舌で歯を押す癖、頬杖をつく癖などがある場合は意識して改善しましょう。ご自身で改善が難しい場合は、歯科医師に相談するのもひとつの方法です。

定期的に検診を受ける

後戻りを防ぐためには、保定期間中も定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。検診では、歯並びの状態を確認し、必要に応じてリテーナーの調整を行います。

虫歯や歯周病があると歯並びに悪影響を及ぼす可能性もあります。定期的に歯科医院で検診を受けていれば、万が一虫歯や歯周病になっていても早期発見・早期治療につながります。

親知らずの抜歯を検討する

親知らずがある場合、矯正治療を開始する前に歯並びに影響するか確認する必要があります。親知らずが斜めや横向きに生えていると、歯を前に押して歯並びが乱れる可能性があるためです。

歯並びに悪影響を及ぼすと判断された場合は、抜歯を検討するケースもあります。また、矯正治療後に親知らずが生えてきた場合も、抜歯を検討するのがよいでしょう。

しっかり歯磨きをする

矯正後の後戻りを防ぐためには、しっかり歯磨きをして虫歯や歯周病を予防することも重要です。歯ブラシだけでなく歯間ブラシやフロスを使って歯と歯の間に付着した汚れも落とすことを心がけましょう。

また、定期検診で専門的なクリーニングを受けることも大切です。歯磨きだけですべての汚れを落とすことは難しいといわれています。歯科医院では専用の器具を使用してふだんの歯磨きでは落としきれない汚れを除去するため、虫歯や歯周病の予防に効果的です。

インビザライン矯正後に後戻りを起こしたときの対処法

インビザライン矯正後に後戻りを起こしたときの対処法について説明する歯科医

インビザライン矯正後に後戻りを起こした場合、後戻りの程度によって対処法が異なります。ここでは、インビザライン矯正後に後戻りを起こしたときの対処法について解説します。

リテーナーの装着を継続する

後戻りの程度が軽度であり、リテーナーがまだフィットする場合や少しきつい程度なら、リテーナーの装着を継続することで改善できる場合があります。1日20時間以上しっかりとリテーナーを装着して、数週間様子を見ましょう。

リテーナーが装着できないほどきつく感じる場合は、歯科医師に相談して、新しいリテーナーを作製するなどの対応をとりましょう。

また、リテーナーを紛失したり破損したりして、何も装着しない期間が長くなると後戻りが進む可能性があるため、早めに歯科医院で相談してください。

再矯正をする

リテーナーを装着しても改善しない場合や、後戻りの程度が重度の場合は、再矯正が必要になるケースもあります。再度インビザライン矯正を行い、数ヶ月〜1年以上かけて歯並びを整えます。場合によってはワイヤー矯正に切り替えるケースもあるでしょう。

再矯正を行う場合は、追加で費用がかかるケースもあります。また、治療に時間もかかるため、後戻りを起こさないようにリテーナーを装着することが大切なのです。

まとめ

インビザライン矯正で綺麗になった歯で笑う女性

インビザライン矯正など歯の矯正治療を行ったあとは、後戻りを起こす可能性があります。後戻りを起こす原因は、保定装置(リテーナー)の装着不足や口周りの癖、虫歯・歯周病などさまざまです。

矯正治療を行なったあとは、歯の周囲組織が不安定であるため、リテーナーを決められた時間装着することが重要です。また、舌で歯を押す癖などがある場合は、意識して改善しましょう。口周りの癖を改善することで後戻りを防ぐ効果が期待できます。

さらに、保定期間中も、定期的に歯科医院で検診を受けて、後戻りは起こっていないかを確認してもらいましょう。定期的に歯科医院を受診していれば、虫歯や歯周病の早期発見にもつながります。

後戻りが起こった場合でも、早めに対処できればリテーナーの装着を継続することで改善できるケースもあります。インビザライン矯正後に後戻りが気になった場合は、早めに歯科医院で相談しましょう。

インビザラインを検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

ホワイトニングの種類を徹底解説!自分にぴったりの方法を見つけよう

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

ホワイトニングした歯のイメージ

「ホワイトニングの種類が多くて、どれを選べばよいか分からない」「ライフスタイルに合ったホワイトニングの方法を選びたい」と感じたことはありませんか。

ホワイトニングには、歯科医院で行うオフィスホワイトニングや自宅で行うホームホワイトニングといった種類があります。自分に合ったホワイトニングの方法を見つければ、無理なく続けられるでしょう。

今回は、ホワイトニングの種類や自分に合った方法の選び方などを解説します。

ホワイトニングとは

ホワイトニングの前後のイメージ

ホワイトニングとは、歯の表面や内部の着色汚れを除去し、白くするための施術のことを指します。歯の黄ばみの原因は、食べ物や飲み物に含まれる色素の沈着、喫煙、加齢などさまざまです。歯の黄ばみを改善するために、薬剤や専用の機器を使用して歯を白くします。

後述しますが、ホワイトニングにはいくつか種類があり、それぞれ効果の持続期間、コストが異なります。自分のライフスタイルや希望に合った方法を選ぶことが大切です。

ホワイトニングを行うことで、見た目の印象が明るくなり、自信を持って笑えるようになるでしょう。口腔ケアの意識も高まり、健康的な歯を維持しやすくなります。

ホワイトニングの種類と費用

オフィスホワイトニングのイメージ

ホワイトニングの主な種類は、歯科医院で行うオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニング、2つを合わせたデュアルホワイトニングが挙げられます。それぞれのメリット・デメリットを理解することが、自分にあった施術の方法を選ぶために欠かせません。

オフィスホワイトニング

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士によって行われる施術を指します。薬剤を歯に塗布して光を照射することで、歯の色素を分解して歯を白くしていく方法です。

施術が短時間で完了すること、すぐに歯の白さを実感できることなどがメリットです。毎回口内環境のチェックが行われるので、健康を維持しやすいことも利点でしょう。

オフィスホワイトニングは、短期間で歯を白くできるというメリットがある一方で効果の持続期間が短いなど、デメリットもあります。

費用が高額になりやすいこともデメリットといえます。1回の施術につき2〜5万円程度かかることが多いです。

ホームホワイトニング

ホームホワイトニングは、歯科医院で処方されたホワイトニング薬剤とマウスピースを使用して自宅で施術する方法です。自分のタイミングで実施できるため、歯科医院に通う時間を作る必要がないことがメリットでしょう。

また、時間をかけて内部から徐々に漂白するため、オフィスホワイトニングよりも色持ちが良いという特徴があります。歯の表面が荒れることもなく、自然な仕上がりになります。

ホームホワイトニングのデメリットとしては、施術の手間がかかることや、継続が難しい場合には効果を実感できないことが挙げられます。また、オフィスホワイトニングよりも時間をかけて歯を白くしていくため、即効性を求める人には向きません。

ホームホワイトニングの費用は、マウスピースの作成費用が1万5,000円ほど、薬剤の費用が5,000円ほどの場合が多いです。

デュアルホワイトニング

デュアルホワイトニングとは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの二つを併用する方法です。オフィスホワイトニングのメリットである即効性と、ホームホワイトニングのメリットである持続性を同時に得ることができます。

2つの施術を同時に行うため、それぞれ単体で行うよりも費用が高額になるという特徴があります。また、ホワイトニングの期間や施術の手間がかかり、自宅で継続してホワイトニングを行うことに加えて通院の時間を作る必要があります。

費用は、5〜8万円程度が相場です。

自分に合ったホワイトニング方法の選び方

自分に合ったホワイトニング方法の選び方のイメージ

ホワイトニングによって歯を白くさせたい場合には、自分にあった方法を選ぶことが重要です。継続のしやすさや費用、理想の仕上がりなど、自分に合う施術法を見つけましょう。

効果を実感できるタイミング

ホワイトニングの効果を早く実感したい場合は、オフィスホワイトニングが良いでしょう。歯科医師や歯科衛生士によって施術が行われるので高濃度の薬剤をようでき、短期間でしっかりと効果を実感することができます。

効果の持続性も求める場合にはデュアルホワイトニングが良いとされています。

費用

ホワイトニングの費用は、施術の内容や場所によって大きく異なります。ご自身の予算と理想の仕上がり、いつまでに白くしたいかなどを考慮しながら、種類を選択しましょう。

安全性

オフィスホワイトニングでは、資格を持つ歯科医師や歯科衛生士によって施術が行われます。トラブルが発生しにくく、もし発生した場合でも迅速に適切に対処してもらえます。

ホームホワイトニングはご自身で行うため、薬剤の使用方法や用量を守らなければなりません。自分で管理するのが苦手な方は、ホームホワイトニングは向かないでしょう。

ライフスタイル

ホワイトニングの方法を選ぶ際には、ライフスタイルに合っているかという点も重要です。オフィスホワイトニングやデュアルホワイトニングの場合には、通院する時間を作る必要があります。

一方で、ホームホワイトニングでは、継続して施術を行える環境が整っているかを確認することが必要です。ホワイトニングを継続させるためには、ライフスタイルに合わせた施術方法を選びましょう。

身体の状態

歯の状態によっては、施術可能なホワイトニングの種類が限られる可能性があります。特に、知覚過敏や虫歯がある場合や、歯の痛みや歯茎の腫れがある場合には、歯科医院で相談すべきです。

また、薬剤を使用するため、体調や持病によってはホワイトニングを受けられない場合もあります。中でも、未成年の方の歯は柔らかく、大人の歯以上にホワイトニングの影響を受けやすいです。身体や口内の健康に影響を及ぼす可能性があるので、しっかり相談しておきましょう。

ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには

歯に色が付きやすいカレーのイメージ

ホワイトニングは、生活習慣や施術後の過ごし方によっては効果を十分に実感できない可能性があります。ホワイトニングの効果を長持ちさせるために、以下の点に気を付けましょう。

着色しやすい飲食物を控える

ホワイトニングでは、薬剤を使用して歯の色を白くしていきます。ホワイトニング直後の歯は通常よりも敏感で着色しやすい状態になるため、色の濃い飲食物に注意する必要があります。

色が付きやすい飲食物として、カレー・コーヒー・紅茶・ワインなどが挙げられます。色の濃い飲食物を口にする場合には、着色を予防するために、食前に水を飲んで乾燥を避けることや、食後すぐに歯磨きをすることなどが必要になります。

禁煙する

歯が着色する原因の一つに、喫煙があります。タバコのヤニによって歯が黄ばんでいくため、ホワイトニングを行っても効果が実感できない可能性があります。着色の原因となる喫煙を控えることで、ホワイトニングの効果を長持ちさせられます。

こまめに口腔ケアを行う

ホワイトニングの効果を長持ちさせるためには、こまめに口腔ケアを行うことが重要です。食後や就寝前はもちろん、色の濃いものを口にした際にも歯磨きやうがいをすることで、着色汚れの予防につながります。

また、フロスなどのケア用品を使用して、口内の汚れを除去することも重要です。

歯科医院で定期的にクリーニングを受ける

定期的に歯科医院でのクリーニングを受けることで、ホワイトニングの効果を長持ちさせられます。クリーニングでは、歯磨きだけでは落とせない歯石や汚れを除去することが可能なため、ホワイトニング効果を高めるのにも有効です。

ホワイトニングを継続して行う

ホワイトニングは、数回の施術で歯が永久に白くなるわけではありません。歯の白さを維持するためには、定期的にホワイトニングを受ける必要があります。

まとめ

ホワイトニングした綺麗な歯で笑う女性

ホワイトニングとは、特殊な薬剤を使用して歯を漂白する施術です。歯科医院で行われるオフィスホワイトニングや、自宅で処方された薬剤を使用して行うホームホワイトニング、2種類を併せて行うデュアルホワイトニングがあります。

自分に合った施術方法を見つけるためには、効果を実感できるまでの時間や費用、ライフスタイルなどの観点から慎重に検討しましょう。

ホワイトニングを検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

インプラント周囲炎とは?原因・症状・予防法を徹底解説!

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

インプラント周囲炎の説明をする歯科医師

インプラントは虫歯になることはないですが、インプラント特有の病気であるインプラント周囲炎になることがあります。インプラント周囲炎を発症すると、インプラントが不安定になり、最終的には抜け落ちてしまうことがあるのです。

そのため、インプラント周囲炎の原因を知り、日常的に予防することが欠かせません。

この記事では、インプラント周囲炎の原因や症状、治療法、予防法について詳しく解説します。

インプラント周囲炎とは

インプラントの調子が悪いのが気になる女性

インプラント周囲炎とは、歯垢や歯石が原因でインプラントの周りの粘膜や顎の骨に炎症が起こる病気のことです。インプラント周囲炎は、進行度ごとに以下の2つに分けられます。

  • インプラント周囲粘膜炎
  • インプラント周囲炎

まずは、粘膜(歯茎)にのみ炎症が起こり、進行すると粘膜から歯槽骨に炎症が広がっていきます。最初は歯茎の腫れや出血といった軽い症状しか現れないため、痛みがなく気付かないことも珍しくありません。

そのまま炎症が悪化すると、インプラントを支える骨にまで波及します。最悪の場合、インプラントが抜け落ちることもあるでしょう。インプラントの歯周病とも呼ばれていますが、天然歯の歯周病よりも進行スピードが速いといわれています。

インプラント周囲炎、歯周病の原因は共に、磨き残しである口内の汚れです。細菌がインプラントや天然歯の周りに付着することで、細菌が繁殖し、炎症を起こします。

ただし、天然歯は歯槽骨との間に歯根膜という膜を挟むため、細菌が侵入しにくい構造をしています。インプラントは骨に直接埋め込むため汚れが入り込みやすく、細菌が繁殖しやすいといえます。

つまり、歯周病に比べると、インプラント周囲炎は発症しやすく悪化もしやすいのです。セルフケアと定期的なメンテナンスにより、口内環境を整えることが欠かせません。

インプラント周囲炎の症状

インプラント周囲炎の症状について相談する女性

インプラント周囲炎の進行度ごとの主な症状は、以下の通りです。

インプラント周囲粘膜炎

健康な歯茎の状態は、ピンク色で歯と歯茎の境目に溝はほとんどありません。

しかし、インプラント周囲粘膜炎が起こると、歯茎の発赤・腫れ・出血といった症状が出ます。血は出るものの、違和感や痛みといった症状はないため、インプラント周囲炎を患っているという自覚がない方がほとんどです。

また、歯茎の腫れにより、人工歯部分と歯茎との間に溝ができ、歯周ポケットが形成されます。放置することで粘膜の炎症が慢性化し、インプラント周囲炎へと発展するのです。

インプラント周囲炎

炎症が粘膜から歯槽骨に波及すると、歯周ポケットがさらに深くなります。汚れが溜まり、細菌の繁殖が活発化することで、インプラントの周りから膿が排出されるようになります。これにより、口内で変な味がしたり、口臭が強くなったりすることがあるでしょう。

また、歯槽骨の吸収が始まることで、歯茎が下がったように見え、インプラントのねじ部分が露出することもあります。インプラントがぐらつき始め、最終的には自然と抜け落ちることもあるでしょう。

インプラント周囲炎になる原因

歯ぎしりする女性

ここでは、インプラント周囲炎の原因を解説します。

ケアの不足

日々の歯磨きでのケアが不十分であれば、磨き残しが多くなり、インプラント周囲炎を発症します。毎日歯磨きを行っていても、歯磨きが雑であったり、回数が少なかったりする場合には注意しなければなりません。

特に、就寝中は細菌が繁殖しやすくなるため、寝る前に歯磨きをしない方はインプラント周囲炎のリスクが高まります。

また、歯石は歯ブラシでは取れないため、定期的にメンテナンスで取り除いてもらう必要があります。何らかの理由でメンテナンスを怠っている場合、知らぬ間にインプラント周囲炎を発症しているかもしれません。

喫煙習慣がある

タバコには、血行不良や口内の乾燥を促進する作用があります。免疫機能の低下が起こり、インプラント周囲炎を発症することがあります。

そのため、非喫煙者に比べると、喫煙者の方がインプラント周囲炎のリスクは高いです。

糖尿病や貧血の影響

インプラント周囲炎の発症や進行のスピードには、健康状態も関係があります。例えば、糖尿病や貧血です。

糖尿病の場合、血糖値が高くなることで免疫機能が低下し、細菌に感染しやすくなります。また、血液の量が不足する貧血の場合も、白血球や栄養が足りないことで免疫機能が低下し、インプラント周囲炎のリスクが高まるのです。

歯ぎしり・食いしばりの影響

歯ぎしり・食いしばりは、インプラントや歯、歯槽骨に過大な負担をかけます。様々な圧力がかかることで、インプラントのグラつきを生み、長持ちしなくなる可能性があります。

インプラント周囲炎の発症のリスクを高めるだけでなく、悪化のスピードを速めることがあるでしょう。

歯周病治療が不足していた

インプラントを始めるまでに、虫歯や歯周病がある場合、優先的に治療を行います。特に、歯周病を患っている場合には、徹底した治療を行わなければ、インプラントが定着しない可能性があります。

インプラント周囲炎の治療法

インプラント周囲炎の治療する歯科医師

インプラント周囲炎の主な治療法は2つあります。まずは、インプラント周囲の洗浄を行い、炎症の軽減を図るのが一般的です。

しかし、骨の吸収がすすんでいる場合には、基本的な治療だけでなく、外科的治療を行う場合があります。ここでは、インプラント周囲炎の治療法について解説します。

基本的な治療(非外科的治療)

粘膜に炎症が起きているだけの場合やインプラント周囲炎の症状が軽度の場合、まずは基本的な治療を行います。

基本的な治療の内容は、レントゲン撮影や歯茎の検査、口腔内の診察でインプラント周囲炎の症状や進行度を把握します。その後、スケーリングにより歯石を除去した後、薬剤を注入して炎症の軽減を図るのが一般的です。お口の状態によっては、抗生物質を服用することもあります。

また、治療を受けた後は、セルフケアにより口腔内の健康を維持することも大切です。歯磨きの方法や生活習慣改善のためのアドバイスを行います。

外科的治療

重度のインプラント周囲炎の場合、歯周ポケットが深くなるため、基本的な治療では汚れが取り除けないことがあります。また、症状を改善させるために基本的な治療に追加して以下のような治療を行う場合があります。

  • 炎症した組織の切除
  • インプラント体の洗浄・消毒
  • 再生治療
  • インプラントの抜去

外科的治療では、麻酔して炎症を起こした組織を切除したり、インプラント体に付着した汚れを除去したりします。基本的な治療ではアプローチできない部分も徹底的に消毒できるため、症状の改善を期待できるでしょう。

また、失われた骨が多い場合には、再生療法を行う場合もあります。これらの治療を行っても症状が改善しない場合は、残念ながらインプラントを抜去せざるを得ないこともあります。

インプラント周囲炎になるのを予防する方法

オーラルケア用品

インプラント周囲炎を予防するには、患者様による日々のケアの徹底と、歯科医院でのメンテナンスを並行して行うことが大切です。

セルフケアの徹底

インプラントの周りに炎症が起きないようにするためには、日々の歯磨きにより、できるだけ磨き残しを失くすことが大切ですインプラントと歯茎の境目は歯ブラシが入りにくく、汚れが溜まりやすいといえます。

そのため、毛先はやわらかめか普通で、細いものを選択しましょう。歯ブラシを小刻みに優しく動かすことで、歯茎を傷つけることなく汚れをかき出せます。

また、インプラントと歯の間を清掃するのに、歯間ブラシやフロスを使うことは欠かせません。歯磨きが終わった後は、殺菌作用のあるうがい薬を使用することで、歯茎の腫れや出血を予防できるでしょう。

生活習慣の改善

免疫機能が低下すると、インプラント周囲炎を発症するリスクが高まります。そのため、禁煙を目指したり、食生活を整えたりすることが大切です。

また、ストレスが溜まることも、免疫機能の低下の要因です。睡眠時間の確保や運動によって、日々ストレスの発散を心がけるのもよいでしょう。

糖尿病や貧血などの持病のある方は、内科での治療により健康状態を維持することも大切です。

歯科医院でのメンテナンス

インプラントを長持ちさせるためには、定期的にメンテナンスに通い、インプラント周囲炎を予防することが欠かせません。メンテナンスでは、専用の機械を使用して歯垢・歯石を徹底的に除去します。

これにより、インプラント周囲炎だけでなく、歯周病や虫歯、口臭を予防できるのがメリットです。

また、インプラント周囲炎は自覚症状が少なく、自身で気付くことは難しいです。定期的にメンテナンスを通っていれば、万が一インプラントの周囲に炎症が起きた場合でもすぐに治療を開始できます。

まとめ

旅行を楽しむ女性

インプラント周囲炎とは、磨き残しが原因で歯茎や歯槽骨に炎症が起こる病気のことです。初期のインプラント周囲炎であれば、治療により症状の改善を見込めます。

しかし、インプラント周囲炎はある程度進行しなければ、自覚症状があらわれません。放置しているとインプラントがグラつき、最終的には抜け落ちることもあるでしょう。

そのため、日々の歯磨きと定期的なメンテナンスにより、口内を清潔に保つことが欠かせません。

インプラント周囲炎の予防法やインプラント治療について詳しく知りたい方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

マウスピース矯正で抜歯をするケースとは?抜歯のタイミングとメリットも

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

マウスピース矯正の治療をする様子

マウスピース矯正は、透明で装着感が良いマウスピースを使用して歯並びを整えられることから、人気の治療法です。一部の症例では抜歯が必要になることもあるのをご存じでしょうか。本記事では、マウスピース矯正で抜歯が必要なケースや不要なケース、抜歯をするタイミング、メリットとデメリットについて詳しく解説します。歯列を整えるための治療法に悩む方は、ぜひ最後までご覧ください。

マウスピース矯正で抜歯をするケース

マウスピース矯正で抜歯をするケースを説明する歯科医師

マウスピース矯正で抜歯が必要になるケースは、以下のとおりです。

歯列のスペースが足りない場合

歯が無理に重なり合って生えている叢生(そうせい)の場合や、顎のサイズが歯に対して小さい場合は、抜歯を検討します。上の歯が極端に前に出ている状態など、口内のスペースが十分に確保できないときは、抜歯を計画することが多いです。

歯を抜いたスペースを使って、歯列を整えます。

反対咬合(受け口)の場合

下顎が上顎の前歯よりも前に出ている受け口の状態では、骨格のバランスに大きな問題が生じている場合があります。骨格に問題があるときには、抜歯とともに外科的な処置が必要です。

親知らずが影響している場合

親知らずが正しい位置に生えておらず、他の歯並びに悪影響を及ぼすケースがあります。親知らずが歯列に影響を及ぼすと判断された場合は、矯正治療の効果を高めるために親知らずの抜歯が必要です。

マウスピース矯正で抜歯をしなくてもよいケース

マウスピース矯正で抜歯をしなくてもよいケースを説明する歯科医師

マウスピース矯正で抜歯が不要なのは、以下のようなケースです。

歯並びの乱れが軽度な場合

歯並びの乱れが軽度な場合、矯正に必要なスペースを他の手法で生み出せることがあります。たとえば、IPRでは、歯の側面のエナメル質をごくわずかに削ることで、隙間を作り出します。

片側最大0.25mmほど削り、全体で約4~6mmのスペースを確保できます。エナメル質の厚みは1〜1.5mmと個人差があるため、歯の状態に合わせて調整しながら実施します。

歯列全体の拡大が可能な場合

マウスピースを継続的に装着することで、歯槽骨に穏やかな圧力が加わり横方向へ徐々に広げられるケースがあります。このプロセスにより、必要なスペースが確保できれば抜歯は不要です。

奥歯を後退させられる場合

奥歯を後方に移動させることで、全体のスペースを増やす治療法もあります。アンカースクリューと呼ばれる小型のネジを歯槽骨に固定し、その支点を利用して奥歯を後退させる方法が採用されることが多いです。

親知らずの発育が不十分な場合

親知らずが十分に根を形成せずに歯ぐきの中に埋まっている場合、抜歯せずともマウスピース矯正に支障は生じません。

ただし、場合によっては親知らずを抜くと、より望ましい歯列の仕上がりになることもあるため、治療計画に合わせた判断が求められます。また、歯列拡大でスペースが確保できても、十分な余裕が得られなければ抜歯が検討されるでしょう。

マウスピース矯正で抜歯をするタイミング

マウスピース矯正で抜歯した歯

マウスピース矯正における抜歯のタイミングは、個々の歯並びや治療計画により異なります。基本的には、マウスピースの装着前、または治療の初期段階で抜歯を行うのが一般的です。

特に、親知らずは他の歯の動きを阻害する可能性が高く、治療開始前に除去することが多いです。抜歯を行わないと治療効果が十分に得られない場合があるためです。

また、出っ歯や大きな歯列の乱れが見られる場合、治療計画に沿って適切なタイミングで抜歯を実施するでしょう。事前に十分なカウンセリングと診断を受けると、患者さまに合った抜歯のタイミングが決定され、治療中のトラブルを未然に防ぐことができます。

マウスピース矯正で抜歯をするメリット

マウスピース矯正で抜歯をするメリットイメージ

マウスピース矯正で抜歯を行うメリットは、以下のとおりです。

理想の歯並びを実現しやすくなる

抜歯によって生じる空間は、歯列全体に十分な余裕を与えるため歯が計画通りに効率よく移動できる環境を整えます。特に、歯並びの乱れが重度な場合には、適切な箇所を抜歯すると圧迫状態を解消し、矯正治療の効果を高めることが可能です。

口元全体のバランスが改善される

抜歯を行うことで、歯並びの調整だけでなく、顔全体のプロポーションにも良好な影響が現れます。抜歯後に矯正治療が進むと、歯が自然な位置へと再配置され口元のシルエットが整うことがあるのです。

特に、側面から見た際の印象が大幅に向上するケースが多いです。結果として、顔立ち全体の調和が取れ、美しい横顔にするための基盤がしっかりと形成される点が大きな魅力です。

治療後の安定性が高まる

抜歯によって確保された十分なスペースは、治療完了後の歯の位置保持に大きな役割を果たします。新たに配置された歯が安定しやすくなるため、治療後に後戻りするリスクが低減されます。結果的に、長期的に美しい歯並びを維持しやすくなるでしょう。

さらに、定期的なフォローアップとメンテナンスを組み合わせると、再治療の必要性を極力抑えることが可能です。

複雑な症例に対応できる

従来の矯正治療だけでは難しいとされる重度の叢生や突出、受け口などの複雑な症例にも、抜歯を取り入れることで治療計画の幅が広がります。抜歯により得られたスペースを活用すると、通常では制約があった歯の移動ができ、各症例に合わせて治療計画を立てられます。

マウスピース矯正で抜歯をするデメリット

マウスピース矯正で抜歯をするデメリットイメージ

マウスピース矯正において、抜歯を行うデメリットは以下のとおりです。

治療期間が延びる可能性がある

抜歯により歯の間に大きな隙間が生じるため、正しい位置に歯を誘導する作業に時間がかかることがあります。加えて、抜歯後の組織の回復期間も必要になるため、通常の矯正治療よりも治療全体にかかる期間が延びる可能性があります。

身体に負担がかかる場合がある

抜歯処置が行われると、術後に痛みや腫れ、出血などの身体的な反応が現れることが多いです。これが日常生活に一時的な影響を与える場合もあるでしょう。

さらに、抜歯後の痛み止めや抗炎症剤の服用などの身体的なケアが必要となります。体やメンタルへの負担が増加するリスクは避けられません。

歯を失う

健康な歯を計画的に抜歯する治療は、たとえ見た目の改善や噛み合わせの調整が目的であっても、多くの患者さまにとっては心理的な抵抗感や不安を引き起こします。長年大切にしてきた歯を失うという感情は、治療の進行中に後悔や不安として現れることも考えられるでしょう。

一時的に見た目が気になる

抜歯により歯と歯の間に隙間が生じると、特に前歯や目立つ部位においては審美面での不安が生じやすくなります。こうした隙間は食事中の違和感や口元の印象に影響を与えることがあり、患者さまの自信に影響する場合もあるでしょう。

矯正治療によって歯並びが整えば隙間も埋まりますが、一時的に見た目が気になるケースは多いです。

費用がかかる

虫歯や歯周病に伴う抜歯であれば、健康保険が適用される場合が多いです。

しかし、矯正治療のために健康な歯を意図的に抜く場合は、健康保険が適用されません。全額自己負担となることが一般的なので、治療費用が大幅に増加するリスクがあります。

そのため、全体的な費用負担について、十分に歯科医師と相談する必要があるでしょう。

まとめ

マウスピース矯正で歯列が整い笑顔で会話する夫婦

マウスピース矯正は透明で快適な治療法ですが、抜歯が必要になることがあります。抜歯により十分なスペースが確保されると、歯の移動がスムーズになり理想的な歯並びを目指せるようになることが多いです。

また、顔全体のバランスも向上しやすく、長期的な安定性も期待できます。治療期間が延びたり、術後の不快感や費用増加したりするといったデメリットもあるため、事前に歯科医師と相談して治療方針を決定しましょう。

マウスピース矯正を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

銀歯をセラミックの歯にしたい!メリットや費用も解説!

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

銀歯を外すイメージ

銀歯は保険適用であるため、費用が抑えられ手軽に治療できるのがメリットです。

しかし、金属が目立ちやすく、場所によっては審美性を損なうことがあります。また、虫歯の再発を起こしやすいため、再治療が必要になることも少なくありません。

そのため「白い歯にしたい」「歯にとってベストな治療を受けたい」などの理由から、銀歯をセラミックに変えることを検討する方は多いです。

この記事では、銀歯をセラミックに変更するメリット・デメリット、費用について解説します。

銀歯をセラミックにするメリット

銀歯をセラミックにするメリットのイメージ

銀歯をセラミックに変更するメリットは、以下の5つです。

白い歯が手に入る

保険で虫歯治療をした場合、白い歯に銀歯を装着することで見た目が悪くなります。特に、笑ったときや大きな口を開けたときに、奥歯や下の歯であっても金属が光って目立つことがあるでしょう。

セラミックは自分の歯と同じ色味を再現できるため、見た目を損なうことはありません。自然なツヤや透明感もあるため、近くで見ても作り物の歯だと気付かないほど美しいのがメリットです。

口元の審美性を損なうと、暗い印象を与えたり、だらしない印象に見えたりすることがあります。銀歯が目立つことにお悩みの場合、セラミックへの変更を検討する方が多いです。

虫歯や歯周病になりにくい

治療直後は問題なくても、銀歯は長持ちしにくい素材といわれています。食べ物の温度変化や唾液に長期間さらされることで、銀歯が変形したり徐々に接着剤が溶け出したりするからです。銀歯が変形することで生まれた隙間に汚れが溜まり、虫歯や歯周病になることがあるのです。

また、健康に影響を及ぼすほどではありませんが、銀歯は金属なのでわずかに帯電しています。そのため、汚れを吸着しやすいです。

セラミックは耐久性が高く、長期間使用しても変形しにくいといわれています。また、汚れを寄せ付けにくいため、治療後もトラブルを起こしにくいのがメリットです。銀歯をセラミックに変更すれば、歯の健康を守ることにもつながるでしょう。

歯茎が黒ずまない

銀歯の場合、長期間唾液にさらされると徐々に金属の成分が口内に溶け出すことがあります。金属の成分が歯茎に吸収されると、歯茎が黒ずみ、見た目が悪くなることがあります。一度黒くなった歯茎は、自然に元に戻ることはありません。

その点、金属を含まないセラミックは、金属による体への悪影響を避けられるのがメリットです。

ただし、セラミックの歯の中には金属を使用するものもあります。ピンク色の歯茎を維持したい場合は、金属を含まない素材を選択するのがよいでしょう。

金属アレルギーにならない

銀歯の金属成分が溶け出すことが原因で、金属アレルギーを引き起こす可能性があります。金属アレルギーを発症すると、歯茎の発赤・腫れなどの口内の症状にとどまらず、手足の発赤・頭痛・めまいなど、全身の不調につながることがあるので注意が必要です。

銀歯を入れているからといって、全ての人がアレルギーを発症するわけではありません。

しかし、アレルギー症状は原因となる金属成分の許容量が超えることで起こるため、ある日突然症状が出始めるケースが珍しくありません。金属によるリスクを避けたい場合は、金属を含まないセラミックを選択するのがよいでしょう。

寿命が長い

銀歯は経年劣化しやすい素材のため、約3~5年が寿命だといわれています。セラミックは虫歯や歯周病になりにくく、変形しにくいのがメリットです。また、精密な作りで耐久性が高いことから、適切なメンテナンスを続ければ約10~15年以上使用できるといわれています。

「再治療のリスクを下げたい」「長持ちする歯にしたい」という方は、銀歯をセラミックに変更するとよいかもしれません。

銀歯をセラミックにするデメリット

銀歯をセラミックにするデメリットのイメージ

上記でセラミックのメリットを解説しましたが、一概に銀歯が悪い素材というわけではありません。銀歯は保険で治療できる上、強度が高いなど、メリットも持った素材です。

また、セラミックにも以下のようなデメリットやリスクがあります。銀歯とセラミックのメリット・デメリットを知り、歯科医師と共に治療法を検討することが大切です。

保険適用外である

銀歯は保険内で治療できるため、費用が安く抑えられるのがメリットです。

しかし、セラミックは自費治療となるため、10割負担になります。1本あたりの費用が高い傾向にあり、経済的な負担が大きいのがデメリットです。

破損するリスクがある

銀歯は強度が高いため、銀歯自体が破損することは少ないといえます。

一方、陶器素材のセラミックは、強い衝撃により破損することがあります。例えば、事故でお顔に衝撃を受けた場合や、ボールが口にぶつかった場合などです。また、歯ぎしり・食いしばりをされる場合もセラミックが割れる可能性が高いため、注意しなければなりません。

歯の切削量が増える

銀歯のメリットの1つは、強度の高さにより歯の切削量を最小限に抑えられることです。セラミックの場合、破損を予防するために歯の切削量を増やし、詰め物・被せ物の厚みを確保する必要があります。

銀歯をセラミックにかえる場合、歯の切削量が増えるのがデメリットです。治療後の歯がしみたり痛んだりする症状が出る可能性があります。また、歯を削る量によっては、神経を取る治療が必要になることもあるでしょう。

セラミックの歯の種類

セラミックで作られた歯

セラミックの歯の種類と、それぞれの特徴について解説します。

オールセラミック

陶器のみを使用した、詰め物・被せ物です。金属を一切含まないため、高い透明感があり、見た目が美しいのがメリットです。また、細かな色の調整ができるため、周りの歯の色味に合わせて歯を作れます。

これにより、治療した歯だと気付かれないほど、自然な仕上がりにできるでしょう。

ただし、衝撃に弱いため、欠けたり割れたりすることがあります。特に、歯ぎしり・食いしばり癖がある場合、使用できないことがあるので注意が必要です。

ジルコニア

人工ダイヤモンドとも呼ばれるほど、硬度の高い人工歯です。歯ぎしり・食いしばり癖がある方でも、使用できることが多いです。

ただし、硬度の高さから、噛み合う歯を傷つけるリスクがあります。噛み合わせの調整を丁寧に行わなければなりません。

メタルボンド

金属の土台にセラミックを焼き付けた被せ物です。金属を使用することで耐久性を確保しているため、他のセラミックよりも歯を削る量を抑えられます。

しかし、歯茎の黒ずみや金属アレルギーのリスクがあるため注意が必要です。

ハイブリッドセラミック

セラミックにレジン(歯科用プラスチック)を混ぜ合わせた歯です。2つの素材を併用することで、他の歯よりも費用が抑えられるのがメリットです。

しかし、レジンは強度が劣るため、外れたり破損したりすることがあります。また、変色・変形するリスクもあるので、セラミックだけを使用した歯よりも長持ちしない可能性があります。

銀歯をセラミックにする場合にかかる費用

銀歯をセラミックにする場合にかかる費用のイメージ

セラミックの歯の値段は、歯科医院によって異なります。ここでは、一般的な目安をご紹介します。

<銀歯をセラミックにする場合の費用>

種類 詰め物 被せ物
オールセラミック 約4~7万円 約10~18万円
ジルコニア 約4~7万円 約10~18万円
メタルボンド なし 約10~15万円
ハイブリッドセラミック 約3~6万円 約7~12万円

一般的には、オールセラミックやジルコニアなどの審美的にも機能的にも優れている歯は、他の種類よりも費用が高い傾向にあります。

ただし、条件を満たした場合、ハイブリッドセラミックに限っては保険が適用される場合があります。また、お口の状態によっても費用が異なりますので、詳しく知りたい場合は歯科医院でご相談ください。

まとめ

銀歯をセラミックの歯に変えて嬉しそうな女性

銀歯は目立つ上、虫歯のリスクが高いことから約3~5年で再治療が必要になることがあります。「白い歯にしたい」「せっかく治療を受けるなら長持ちさせたい」などの場合、銀歯をセラミックに変えるとよいかもしれません。

銀歯をセラミックにかえることで、口元の審美性を高められます。さらに、虫歯や歯周病の再発を予防でき、銀歯よりも長持ちするのがメリットです。

ただし、歯の切削量が増えたり、割れたりするリスクがあります。どちらの治療にもメリット・デメリットがあるため、両方を比較しよく検討することが大切です。

銀歯のセラミックへの変更を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

歯周病を治療する場合にかかる費用は?治療期間も解説!

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

歯周病になった女性

歯周病は、初期段階では自覚症状が少なく、気づかないうちに進行していることが多い疾患です。放置すると歯を支える骨が溶けて、歯が抜けてしまうリスクもあるため、早期発見・治療が重要です。

歯周病の治療にはどれくらいの費用や期間がかかるのか、気になっている方は多いのではないでしょうか。

本記事では、一般的な歯周病治療の治療法と費用・期間の目安について詳しく解説します。歯周病治療の知識を深めたい方は、ぜひ参考にしてください。

歯周病とは

歯周病になり腫れた歯茎

歯周病は、歯茎や歯を支える顎の骨などの歯周組織が細菌に感染する疾患です。細菌の感染によって引き起こされ、放置すると歯を失うリスクが高まります。

歯周病の初期症状は気づきにくいため、多くの人が知らないうちに進行しています。歯周病は30歳以上の約8割が罹患しているといわれる身近な疾患で、年齢とともに発症率が上昇する傾向にあります。

歯肉の炎症から始まり、進行すると歯の支えとなる骨まで影響を及ぼすため、早期発見と適切な治療が必要です。治療は、歯科医院での専門的なクリーニングや、重症度に応じたスケーリングやルートプレーニングなどの処置があげられます。

費用は症状の進行度によって大きく異なりますが、数万円以上かかることもあります。歯周病は、予防することが最も重要です。正しいブラッシング技術を習得して、定期的な歯科検診や規則正しい生活を心がけましょう。

歯周病が疑わしい症状がある場合は、早めに歯科医院を受診して確認してもらいましょう。

歯周病を治療する方法

歯周病を治療するためにデンタルフロスや歯間ブラシを使用するイメージ

歯周病に罹患した場合、進行度によって適切な治療法が異なります。以下に、歯周病を治療する方法を解説していきます。

自宅でのセルフケア

歯周病の原因は、歯の表面に残るプラークです。そのため、治療するためには日々の適切なセルフケアが欠かせません。

正しいブラッシング方法を習得して実践することが、歯周病の改善には欠かせません。歯と歯茎の境目や歯と歯の間はとくに汚れが残りやすいため注意しましょう。歯ブラシだけでは届かない部分の汚れには、デンタルフロスや歯間ブラシなど補助清掃用具を活用します。

スケーリング・ルートプレーニング

歯科医院でおこなわれる基本的な歯周病治療が、スケーリングとルートプレーニングです。スケーリング・ルートプレーニングでは、歯と歯茎の間に溜まった細菌や汚れを徹底的に取り除き、歯根の表面を滑らかにしていきます。

歯石はセルフケアでは落とすことができないため、歯科医院でのプロフェッショナルケアが必要です。歯石を除去して歯の表面を滑らかに整えることで、細菌の繁殖を防ぎ歯周組織の回復を促進します。

歯周外科治療

スケーリング・ルートプレーニングで症状が改善されない場合、歯周外科治療が検討されます。歯茎を切開して、目視できる状態で奥深くにある歯石や感染組織を取り除きます。

根本的な原因に直接アプローチすることで、歯周病の進行を徹底的に抑制します。術後も適切な管理をおこなえば、歯周ポケットを改善できるでしょう。

レーザー治療

レーザー治療では、歯周ポケット内の感染組織を選択的に除去することが可能です。治癒を促進する効果も期待できます。また、細菌の殺菌作用も期待できるため、軽度から中等度の歯周病治療に選択されることが多い治療法です。

歯周病で炎症が起きている組織にレーザーを当てると、歯茎の治癒が早まったり歯の根の再付着を促す働きも期待できます。

歯周組織再生療法

進行した歯周病では、歯周組織が大きく破壊されている場合があります。歯周病で一度失われた組織は自然に回復することがないため、このようなケースでは再生療法が検討されます。

歯周組織再生療法は、特殊な薬剤や膜を使って歯槽骨や歯根膜の再生を促す治療法です。歯周組織再生療法によって歯の周りの組織を強化し、歯を支える力が回復させます。

歯周病の治療は保険適用の対象?

歯周病の治療は保険適用の対象になるのか考える女性達

保険が適用されるかどうかは、症状の程度やおこなう治療法によって大きく異なります。一般的に、軽度〜中等度の歯周病治療は保険の対象となることが多いです。

歯周基本治療と呼ばれるスケーリングやルートプレーニング、歯石や感染組織を除去する歯周外科治療や、エックス線検査などは保険が適用されます。歯周組織再生療法など、重度の歯周病で歯の喪失リスクが高い場合は、保険適用外での治療が必要になる可能性があります。

歯周病を治療する場合にかかる費用

歯周病の治療にかかる費用のイメージ

歯周病治療の費用は、治療内容や方法によって異なります。日本の健康保険制度では、多くの歯周病治療が保険適用の対象ですが、自由診療となるケースもあります。

以下に代表的な治療法の費用目安をまとめました。

<歯周病治療にかかる費用の目安>

治療法 保険診療の費用(3割負担) 自由診療の費用
スケーリング・ルートプレーニング 1回あたり数千円 5,000円〜1万5,000円
歯周外科治療 5,000〜1万5,000円 5〜10万円
レーザー治療 保険適用外 2〜5万円
歯周組織再生療法 保険適用外 10〜30万円

基本的に、歯周病の治療は保険適用の対象です。スケーリングやルートプレーニング、歯周外科手術は保険診療で受けられるため、費用を抑えて治療が可能です。

ただし、歯周組織再生療法やレーザー治療など、より高度な治療方法は自由診療となるため保険が適用されません。保険診療では、治療範囲や素材に制限がありますが、自由診療では最新技術や患者さまに合わせた柔軟な対応が可能です。

歯周病の進行度や治療希望に応じて、歯科医師と相談しながら保険診療か自由診療か適切な治療法を選びましょう。

歯周病の治療にかかる期間

歯周病の治療にかかる期間のイメージ

歯周病の治療にかかる期間は、症状の進行度・治癒力によって大きく異なります。以下に、歯周病の治療にかかる期間の目安を進行度別に紹介します。

軽度の歯周病

軽度の歯周病であれば、約3〜6か月で改善が見込めます。歯科医院でのスケーリング・ルートプレーニングなどのプロフェッショナルケアと、セルフケアの徹底により早期の回復が期待できるでしょう。

中等度の歯周病

スケーリングやルートプレーニング、症状によっては歯周外科治療などの処置が必要となるため、完全な回復までには6〜12か月程度かかることがあります。治療中も並行して適切なセルフケアをおこなうことで、大幅な改善が期待できるでしょう。

重度の歯周病

重度の歯周病の場合、歯周外科治療や歯周組織再生療法が必要になるケースが多いでしょう。重度の歯周病では、治療期間が1〜2年に及ぶことも少なくありません。

複数の処置を段階的におこなって、長期的なメンテナンスをすることが必要です。

歯周病を予防する方法

歯周病予防のため歯科医院でメンテナンスをする女性

歯周病は、適切なケアと生活習慣の改善によって予防することが可能です。以下に、効果的な予防法を紹介します。

適切なセルフケア習得

歯周病を予防するためには、適切なブラッシングが必要不可欠です。単に歯を磨くだけでなく、歯と歯茎の境目に当てしっかりとプラークを落とすようにしましょう。

歯ブラシだけでは口内の60%の汚れしか落とすことができないため、フロスや歯間ブラシも使用して磨き残しがないようにすることが大切です。手が不自由な方や高齢の方など手磨きでのブラッシングが不安な方は、電動歯ブラシを取り入れることも有効な手段となります。

生活習慣を正す

糖分や炭水化物の過剰摂取は、細菌の繁殖を促進する原因となります。野菜や果物、魚類など、バランスよく意識的に摂取しましょう。

また、慢性的なストレスは免疫力を弱め、歯周病のリスクを高めます。十分な睡眠や適度な運動、趣味などでストレスをコントロールすることが大切です。

喫煙も、タバコに含まれるニコチンやタールなどの有害物質が原因で、歯周病の罹患リスクを高めます。歯周病を予防するためには、禁煙や節煙が必要です。

定期メンテナンスを受ける

ご自身ではしっかりとセルフケアできていると感じていても、実際にはブラッシングが不十分で歯茎が炎症を起こしているケースは少なくありません。歯周病の進行を防ぐためにも、3〜6か月に1回程度、歯科医院を受診して専門的なクリーニングを受けましょう。

定期メンテナンスでは、ブラッシング指導や食事指導もおこなっているため、自宅でのセルフケアの向上にもつながります。歯科医院の定期メンテナンスに通っていれば、初期段階の歯周病を早期発見し、適切な対処を行えます。

まとめ

歯周病を治療し友人と食事を楽しむ女性

歯周病の治療は、症状の進行度によって異なります。費用や期間の目安も治療方法によって変わるでしょう。軽度の段階であればクリーニングや簡単な処置で終わる場合がほとんどです。

一方、進行すると専門的な外科治療が必要になり、費用も治療期間も増加する傾向があります。定期的な検診や適切なセルフケアをおこなうことで、歯周病の進行は抑えられるため予防を意識した生活が重要です。

歯茎など口内に違和感を感じた際には、早めの受診を検討しましょう。

歯周病治療を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

インプラントがぐらつくときにしてはいけないことと対処法を解説!

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

インプラントがぐらついている歯の様子

インプラントは失われた歯を補うための優れた治療法ですが、稀にぐらつくことがあります。対処しなければ、治療そのものに影響を及ぼす可能性もある危険な現象といえます。

この記事では、インプラントがぐらつくときにしてはいけないことや、ぐらついたときの対処法について詳しく解説していきます。また、ぐらつきを予防するための日常のケアのポイントについても触れていきますので、ぜひ最後までご覧ください。

インプラントの安定性を保ち、長く快適に使い続けるための知識を身につけていきましょう。

インプラントがぐらつく原因

インプラントがぐらつく原因を説明する歯科医師

インプラントがぐらつく原因はさまざまですが、大きく、インプラント体そのものに問題がある場合と、周囲の組織に問題がある場合に分けられます。以下に代表的な原因を詳しく解説します。

骨結合の不良

インプラント治療では、顎骨に埋め込んだインプラント体が骨としっかり結合することが重要です。

しかし、何らかの要因で骨とインプラント体が結合しない場合、インプラントがぐらつく可能性があります。喫煙や糖尿病、骨密度の低下などがリスク因子とされています。

インプラント周囲炎

インプラント周囲炎とは、インプラント周囲の歯肉や骨が細菌感染によって炎症を起こした状態です。放置すると顎の骨が溶かされ、インプラントが固定されている土台が弱くなるため、ぐらつきの原因となります。

自然には治癒せず進行が速いため、早期の診断と治療が必要です。

噛み合わせの不調

インプラントは天然歯と異なり、歯根膜がないため衝撃をうまく吸収することができません。そのため、噛み合わせの不調や歯ぎしり、食いしばりがあると、インプラントに過剰な負担がかかり、ぐらつきの原因になることがあります。

人工歯やアバットメントの緩み

インプラントは、顎骨に埋め込むインプラント体のほか、人工歯やアバットメントという部品が接続されています。これらの部品が緩むことで、ぐらつきを感じる場合があります。インプラント体自体には問題がないことが多いですが、早めの修理が必要です。

加齢や健康状態の変化

インプラントが埋入された当初は問題がなくても、加齢に伴って骨密度が低下することがあります。全身の健康状態が悪化することでも、ぐらつきが生じる場合があります。特に、骨粗しょう症の進行や歯周病の悪化には注意が必要です。

インプラントがぐらつくときにしてはいけないこと

インプラントがぐらつくときにしてはいけないことを説明する歯科医師

インプラントがぐらつくことに気づいたとき、焦って不適切な行動を取ると状況が悪化する可能性があります。以下では、特に避けるべき行動について解説します。

自分で直そうとする

ぐらつきを感じた場合、無理に手で触ったり、器具を使って直そうとしたりするのは絶対にやめてください。例えば、アバットメントや人工歯の部分的な緩みであれば、専門家が簡単に調整できますが、素人の手で修理を試みると部品を損傷させるリスクがあります。

専門的な知識がない状態でインプラントに触れると、さらに状態を悪化させる可能性があります。

痛みがないからと放置する

インプラントがぐらついていても、痛みを感じない場合があります。

しかし、痛みがないからといって問題が軽度であるとは限りません。特に、インプラント周囲炎などは、進行してから症状が顕著になるケースが多いです。放置すれば、骨が溶けてインプラントが抜け落ちる恐れがあります。

ぐらつきに気づいたら、早急に歯科医師に相談することが重要です。

強い力を加える

インプラントがぐらついているときは、硬いものを噛む、歯ぎしりをするなど、強い力を加える行動は避けましょう。インプラント体や周囲の組織にさらなる負担がかかり、状態が悪化する可能性があります。

硬い食べ物や粘着性のある食べ物は控え、歯科医の診察を受けるまで柔らかい食事を心がけるのが望ましいです。

自己判断で薬を使用する

ぐらつきや軽い痛みを感じたとき、市販薬を使用して症状を抑えようとする方もいますが、これも避けるべき行動です。特に、抗生物質や鎮痛剤を自己判断で使用すると、症状が一時的に緩和されるだけで、根本的な問題が見過ごされる可能性があります。

正しい診断と治療を受けるために、医師に相談することが大切です。

歯科受診を先延ばしにする

時間がない、症状が軽いなどの理由で歯科受診を後回しにする方もいますが、これは危険です。ぐらつきの原因が何であっても、早期に対応することで問題の進行を防げます。

特に、インプラント周囲炎や骨の結合に問題がある場合は、できるだけ早く歯科医師に相談することを優先しましょう。

インプラントがぐらつくときの対処法

インプラントがぐらつくときにアパットメントを調整して対処する方法

インプラントがぐらついていると気づいた場合、正しく対処することで問題の悪化を防げます。以下では、具体的な対処法を詳しく解説します。

早急に歯科医院を受診する

インプラントがぐらついていると感じたら、できるだけ早く歯科医師に相談することが最も重要です。歯科医院では、ぐらつきの原因を特定するためにレントゲンやCTスキャンを使用し、適切な治療計画を立ててくれます。

ぐらつきの原因がアバットメントの緩みや感染症であれば、簡単に対処できる場合があります。

症状に応じた治療を受ける

ぐらつきの原因に応じて、さまざまな治療法が選ばれます。以下は代表的な治療方法です。

アバットメントや人工歯の調整

部品の緩みが原因であれば、歯科医師が調整して再びしっかり固定してくれます。この場合、インプラント体に問題がないため、短期間で治療が完了します。

インプラント周囲炎の治療

感染が原因の場合、まずは感染を抑える治療が行われます。専用の器具でインプラント周囲のプラークや歯石を除去し、必要に応じて抗生物質を処方します。重度の場合は、骨移植や再生治療が必要になることもあります。

再手術が必要な場合

骨が十分に結合していない場合、インプラントを一度除去し、骨移植や再生療法を行った後に新しいインプラントを埋入することがあります。この場合、治療には数か月から1年以上かかることがありますが、再び安定したインプラントをつけられます。

インプラントのぐらつくのを防ぐ方法

インプラントのぐらつくのを防ぐため正しい歯磨きを徹底する女性

インプラントのぐらつきを防ぐためには、日常生活での予防と定期的なメンテナンスが欠かせません。以下に、ぐらつきを未然に防ぐための具体的な方法を解説します。

正しい歯磨きと口腔ケア

インプラント周囲炎を防ぐためには、日々の歯磨きが重要です。インプラントは天然歯と異なり虫歯にはなりませんが、歯肉や周囲の組織は細菌感染に対して弱い部分です。

歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを使用し、インプラント周囲の清掃を徹底しましょう。また、電動歯ブラシを使用することで、より効果的に清掃ができる場合もあります。

定期検診とプロフェッショナルケア

インプラント治療後は、歯科医院で定期検診を受けることが大切です。検診では、インプラントの状態を確認するとともに、専用の器具で周囲のプラークや歯石を除去します。

また、咬み合わせやインプラントの緩みをチェックすることで、問題の早期発見・治療が可能になります。

噛み合わせの調整

インプラントに過剰な負担がかかると、ぐらつきの原因となります。歯ぎしりや食いしばりがある場合は、歯科医に相談してナイトガードの使用を検討しましょう。また、噛み合わせが悪い場合は、調整することでインプラントの寿命を長くできます。

健康的な生活習慣

インプラントの安定には、全身の健康状態も影響します。喫煙や過度な飲酒は、血流を悪化させ、骨の再生やインプラント周囲の組織の健康を損なう可能性があります。禁煙、バランスの取れた食事、適度な運動などを心がけましょう。

食べ物に気を付ける

硬すぎる食べ物や粘着性のある食べ物は、インプラントに余計な負担をかけることがあります。特に、治療後数か月間は、歯科医師の指示に従い、柔らかい食事を心がけるようにしましょう。

また、カルシウムやビタミンDを含む食品を積極的に摂取し、骨の健康を維持することも大切です。

早期の異常発見

インプラントのぐらつきや痛み、腫れなどの異常を感じた場合、早めに歯科医師に相談することが予防につながります。放置すると症状が悪化し、インプラントの寿命を縮める原因となるため、些細な変化でも見逃さないことが大切です。

まとめ

インプラント治療をし笑顔でお茶を楽しむ夫婦

インプラントがぐらつく原因には、骨の結合不良やインプラント周囲炎、噛み合わせの不調など、さまざまな要因が関係しています。ぐらつきを放置したり、自分で無理に対処しようとしたりすると、症状が悪化し、最悪の場合インプラントを失う可能性もあります。

そのため、ぐらつきを感じた場合は、すぐに歯科医院に相談し治療を受けることが重要です。

また、インプラントのぐらつきを防ぐためには、日々の口腔ケアや定期検診が欠かせません。正しい歯磨きやデンタルフロスの使用、プロフェッショナルケアの受診などを習慣化することで、インプラントの健康を長く保てます。

インプラントを検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

インビザラインで前歯の歯並びを改善できる?費用と期間、注意点も

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

インビザラインのマウスピースを装着しようとしている女性

インビザラインは、目立ちにくく取り外しが可能な矯正治療方法として、多くの人に選ばれています。「インビザラインで前歯の歯並びを本当に改善できるの?」「治療にはどれくらいの費用や期間がかかるの?」など、疑問を持っている方もいるでしょう。

今回は、インビザラインによる前歯の歯並び改善についてくわしく解説します。前歯の矯正治療を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

インビザラインで前歯の歯並びを改善できる?

インビザラインで前歯の歯並びを改善できるのか調べている女性

インビザラインは、薄いプラスチック製の透明なマウスピースを使った矯正治療です。主に軽度から中度の歯並びの乱れを整えることを得意としています。

例えば、前歯が軽く重なっている場合や、前歯がわずかに前後している場合ではインビザラインで十分に改善が期待できるでしょう。

しかし、前歯の歯並びが大きく乱れている場合や、骨格の問題が原因となっているケースでは、インビザラインのみでの矯正は難しいこともあります。そのような場合には、外科手術やワイヤー矯正など、ほかの矯正方法を検討・併用することもあります。

インビザラインで前歯の歯並びを改善する流れ

インビザラインのカウンセリングのイメージ

インビザライン治療では、いくつかのステップを経て前歯の歯並びを整えていきます。矯正治療の流れを事前に把握しておくことで、治療に対する不安を減らせるでしょう。

以下で、インビザライン治療の一般的な流れをくわしく解説していきます。

カウンセリングと診察

インビザラインなどの矯正治療は、まず歯科医師とのカウンセリングから始まります。歯型のスキャンやレントゲン撮影を行い、現在の歯並びや嚙み合わせを細かく検査します。

検査結果を確認しながら、前歯のお悩みをインビザラインで治療することが可能かどうかを判断します。また、虫歯などの問題が起きている場合には、矯正治療を開始する前に治療します。

治療計画の作成

インビザラインでの治療ができると診断されたら、次は治療の計画を立てます。インビザラインでは専用のソフトウェアを使い、治療開始から終了までの歯の動きをシミュレーションします。

このシミュレーションに基づいて治療期間や必要なマウスピースの枚数を確定し、治療計画を作成します。患者さま自身も治療完了後の歯並びを確認できるため、モチベーションを保つことにも役立つでしょう。

マウスピースの作成と装着

治療計画が確定すると、マウスピースが作成されます。オーダーメイドで作られたマウスピースが届いたら、歯科医師から装着の仕方や取り外し方などの説明を受けます。

インビザライン治療中は、マウスピースを1日20時間以上装着し、1〜2週間ごとに次の段階のマウスピースに交換することで歯を徐々に動かしていきます。

定期的な通院

矯正治療中は定期的に歯科医院を訪れ、矯正治療の進み具合を確認します。この通院で歯の動きが計画通りに進んでいるかをチェックし、必要に応じて治療計画の微調整を行います。

また、定期的に口腔内の健康状態もチェックできるため、口内環境を健康に保ちながら治療を進めることができるでしょう。

治療の完了と保定期間

作成したマウスピースをすべて装着し終えたら、歯科医師と一緒に歯並びの確認を行いましょう。治療計画と実際の歯並びを比較して、必要であれば追加の治療を行います。

歯並びに問題がなく、満足のいく結果になったら治療は完了です。治療後には、歯の位置が元に戻らないようにするため、リテーナーとよばれる歯の保定装置を使用します。

リテーナーは、治療後に数年間使用することが推奨されています。

インビザラインで前歯の歯並びを改善する費用と期間

インビザラインで前歯の歯並びを改善する費用と期間のイメージ

インビザライン治療を始める際に、かかる費用と期間が気になる方は多いでしょう。以下で、それぞれ詳しく解説していきます。

費用の目安

インビザラインなどの矯正治療は審美目的とされ、基本的には自由診療で自費負担のことが多く、歯科医院ごとに料金設定が異なります。インビザラインで前歯の矯正治療をする場合は、30万円から70万円程度が目安です。

歯科医院によっては、保定装置の代金や追加の治療費がかかることもあるため、気になる方は事前に問い合わせをしておくと良いでしょう。

治療期間の目安

歯全体の矯正治療にかかる期間は1年半から3年程度が目安です。前歯の歯並びのみを改善する場合は、短期間で治療が完了することも多いです。目安としては、半年から1年程度です。

インビザラインで前歯の歯並びの改善を目指すメリット

インビザラインで前歯の歯並びの改善を目指すメリットのイメージ

インビザラインは、従来のワイヤー矯正にはない多くのメリットを持っています。では、具体的にどのようなメリットがあるのか詳しく解説していきます。

目立ちにくい

インビザラインの最大の特徴は、矯正治療中も目立ちにくいことといえるでしょう。マウスピースは透明で非常に薄いため、装着していてもわかりづらいです。

前歯の矯正では見た目の変化が気になる方も多いですが、インビザラインであれば治療中でも人に気付かれることなく矯正を進められるでしょう。そのため、人前に出ることが多い方や学生の方にも人気があります。

取り外しができる

マウスピースは取り外しが可能です。そのため、食事や歯磨きの際に装置が邪魔になることがありません。しっかりと歯磨きできるだけでなく、マウスピース自体の掃除もできるため非常に衛生的です。

ワイヤー矯正の場合、食べ物が装置に引っかかり、歯磨きの際にも食べかすが取りづらいなどの心配があります。インビザラインではその心配もなく、口腔内を清潔に保ちやすいでしょう。

痛みが少ない

インビザラインでのマウスピースを使用した矯正は、ワイヤー矯正に比べると痛みが少ない傾向にあります。インビザラインでは歯を少しずつ動かすので、一度に歯にかかる力が小さいためです。

また、マウスピースは金属の部品を使わないため、口の内側や舌に当たっても傷付く心配もありません。

ライフスタイルに合わせやすい

マウスピースは取り外しができるため、スポーツや楽器の演奏をする方でも治療が可能です。日常生活に制限が少ない状態で治療を進められるのでストレスがかかりにくく、前向きに治療に取り組むことができるでしょう。

インビザラインで前歯の歯並びの改善を目指すときの注意点

インビザラインで前歯の歯並びの改善を目指すときの注意点のイメージ

インビザライン治療を成功させるためには、いくつかの注意点があります。トータルでの費用を抑え治療期間を長引かせないためにも重要なポイントなので、ぜひ参考にしてみてください。

事前にしっかりとカウンセリングを受ける

前歯のみの矯正を希望していても、中には全体矯正をしたほうが良いと診断されることもあるかもしれません。歯を矯正治療するためには、歯を動かせるだけのスペースが必要になります。

そのため、スペースが無い場合には抜歯や奥歯を動かすことを進められるケースもあるでしょう。無理に前歯だけを整えると他の歯が乱れ、結局また矯正が必要になることもあります。

後悔しないためにも、事前にしっかりと歯科医師と相談しましょう。

マウスピースの装着時間を守る

インビザラインでの治療では、1日20時間以上マウスピースを装着することが必須です。装着時間を守らないと歯が計画通りに動かず、治療期間が延びたり治療結果に影響が出る可能性があります。

外食やイベントが続いても、できる限り装着時間を守るようにしましょう。

マウスピースの取り扱いに注意する

マウスピースは精密に作られているため、取り扱いには注意が必要です。正しい着脱の仕方を守るだけでなく、無理に力を加えたり高温になる場所で保管したりしないようにしましょう。変形や破損が起きたら、装着を中止してなるべく早く歯科医院に相談してください。

また、食事や歯磨きの際に取り外したマウスピースは失くさないように、専用のケースで保管しましょう。

定期的に通院する

インビザラインでの矯正治療は、ほかの矯正治療と比べると通院回数が少ない傾向にあります。

しかし、定期的に通院することは必要です。定期的に通院することで都度治療の進み具合を確認し、必要に応じて計画を調整します。

通院を怠ると、問題が発生しても気付かないまま矯正が進むこともあります。そうならないように、歯科医師が決めたスケジュールを守るようにしましょう。

保定をしっかりと行う

インビザラインの治療が完了しても、歯は元の位置に戻ろうとする性質があります。そのため、治療完了後はリテーナーを装着して歯を矯正後の位置に固定させます。

リテーナーを正しく使用してしっかりと保定期間をとることで、移動してきたばかりで不安定な歯の組織を安定させます。綺麗に整った歯並びを維持することにつながります。

まとめ

笑顔でお茶を飲みながら会話する男女

インビザラインは、軽度から中度の歯並びの乱れを改善できます。従来のワイヤー矯正に比べ痛みが少なく見た目も目立ちにくいため、矯正をしていると分かりづらくストレスも軽減できるでしょう。

全体矯正と比べるとかかる費用も治療期間も少ない傾向がありますが、人によっては前歯のみの矯正ではなく全体矯正を勧められることもあるでしょう。歯科医師としっかりと相談し、自身の納得のいく矯正方法を選びましょう。

インビザライン矯正を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

重度の虫歯の症状を知って治療しよう!治療費用と治療期間、放置リスク

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

重度の虫歯で歯が痛い女性

重度の虫歯は自然には治らないため、放置しているとさらに悪化していきます。いざ治療を受けようと思っても、どんな治療をするのか、費用や期間はどのくらいかかるのか、疑問を持つ方も多いでしょう。

この記事では、重度の虫歯の症状や治療方法、放置した場合のリスクについて詳しく解説します。参考にしていただき、早めの治療を検討してください。

重度の虫歯の症状

重度の虫歯になっている口腔内

虫歯の症状は、進行度合いによって異なります。初期段階では冷たいものや甘いものがしみる程度ですが、進行すると激しい痛みを伴うようになります。

ここでは、虫歯が重度になると見られる具体的な症状を紹介します。

激しい痛みが出る

虫歯が進行すると、歯の外側を覆う硬い組織であるエナメル質や、その内側の象牙質が破壊されます。象牙質の内側には神経があるため、食べ物や飲み物の刺激が伝わりやすくなり、痛みを感じるようになります。

特に、冷たいものや熱いものがしみる症状に加えて、噛んだ時に痛みが生じるのは中等度以上に進行した虫歯のサインです。

虫歯が歯の神経(歯髄)まで達すると、激しい痛みを感じるようになります。これは、神経が細菌に感染し、炎症を起こしているためです。この段階では、何もしなくてもズキズキと痛み、夜も眠れないほどの激痛に襲われることもあります。

歯茎が腫れる

虫歯を放置すると、神経が死んで一時的に痛みを感じなくなることがあります。

しかし、痛みがなくなったからといっても虫歯が治ったわけではありません。細菌感染は進行し、歯の根の先に膿が溜まったり、歯茎が腫れたりする症状が現れ始めます。腫れた歯茎は赤く変色し、触れると痛みを感じたり、場合によっては頬が腫れたりすることもあります。

この状態まで放置すると、歯を残すのが難しくなり、抜歯が必要になる可能性も高まります。

歯の変色や欠け

重度の虫歯になると、歯が変色するなど、見た目にも明らかな変化が現れます。虫歯菌の活動により、歯の構造が破壊されているためです。初期段階では白や茶色だった色が、黒褐色へと変化していき、重度では黒色になっていきます。

また、歯の欠けは、虫歯により歯の構造が脆くなった結果です。最初は小さな欠けから始まりますが、進行すると歯の大部分が失われることもあります。

特に危険なのは、見た目では健康に見える歯の内部で虫歯が進行しているケースです。このような場合、突然大きく歯が崩壊することがあります。

口臭の悪化

虫歯が進行すると、食べ物が虫歯の穴に詰まって発酵・腐敗したり、死んだ神経が腐敗したり膿が溜まったりすることで、口臭が発生しやすくなります。この臭いは通常の歯磨きでは消えず、腐敗臭のような強い異臭を生じます。

虫歯による口臭は、虫歯が重症化するにつれて強くなる傾向があります。

重度の虫歯の治療方法

重度の虫歯で抜歯をするイメージ

重度の虫歯は、虫歯部分を削って詰めるだけの治療では改善が難しく、専門的な対応が必要な場合もあります。ここでは、具体的な治療方法を解説します。

補綴治療

補綴治療とは、虫歯やケガなどで欠けたり失ったりした歯の機能を、被せ物や人工歯などで補う治療法です。重度の虫歯でも、歯を削って治療できる場合は、補綴治療を行います。

食べる機能や話す機能、見た目が改善され、口腔内の健康を取り戻せます。

根管治療(神経の治療)

虫歯が神経まで進行した場合は、歯を残すために神経を除去する治療が行われます。根管治療では、細菌感染した神経を除去し、歯の内部が清潔になるまで特殊な薬剤で洗浄・消毒します。

その後、神経を除去して空洞になった根管内に薬を入れて密封し、再び細菌が入り込まないようにする根管充填を行います。根管充填のあとは、失った歯を修復するために被せ物を装着するのが一般的です。

被せ物の素材は金属やセラミックなどさまざまで、患者さまの希望や状態に応じて選択できます。

抜歯

虫歯が大きく進行しており歯を修復不可能な場合は、抜歯が必要となります。抜歯することで、感染が他の歯や口腔内全体に広がるのを防ぎます。

抜歯後には、ブリッジや入れ歯、インプラントなどで失った歯を補う治療を行います。

重度の虫歯を放置するとどうなる?

重度の虫歯のイメージ

重度の虫歯を放置すると、強い痛みや腫れなど口の中だけの問題に留まらず、全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。ここでは、重度の虫歯を放置することで起こりうる具体的なリスクについて解説します。

歯を失う

虫歯を放置していて起こる最も大きなリスクは、歯を失うことです。虫歯が進行して歯の根まで破壊されると、抜歯せざるを得なくなります。

歯を失うと、食べ物をしっかり噛めなくなるだけでなく、抜歯によって生じたスペースに隣接する歯が移動して歯並びが乱れることがあります。歯並びが乱れると噛み合わせも悪くなることが多く、さまざまな問題につながる恐れがあります。

全身の健康への影響

虫歯を放置すると、細菌が血流に乗って全身に広がり、様々な病気を引き起こす可能性があります。例えば、心臓病、糖尿病、肺炎などのリスクが高まることが報告されています。

また、虫歯菌が顎の骨に進行すると、骨髄炎などの重篤な炎症を引き起こすことがあります。

重度の虫歯の治療期間

重度の虫歯の治療期間のイメージ

虫歯の治療期間は、虫歯の進行度合いや治療方法によって異なりますが、重度の場合は複数回の通院が必要となることが一般的です。治療には、ある程度の期間を要することを理解しておきましょう。

根管治療の期間

根管内が清潔になるまでに通常2〜5回程度の通院が必要です。状態によってはさらに回数がかかる場合もあります。治療と治療の間は1週間程度の間隔を空けるため、治療期間は数週間から数ヶ月に及ぶこともあります。

また、根管治療後には歯を補う治療が必要です。人工歯が完成するまでには2週間〜1ヶ月ほどかかるでしょう。

抜歯の治療期間

抜歯自体は短時間で終わり、治療期間としては1日と考えて構わないでしょう。

ただし、抜歯後の治癒期間や、歯を補うための治療に時間がかかります。選択する治療法によって変動しますが、1ヶ月ほど必要なことが多いでしょう。インプラント治療では、顎の骨と人工歯根の結合を待つ期間が必要なので、半年ほどかかるケースもあります。

重度の虫歯を治療する費用

重度の虫歯を治療する費用のイメージ

重度の虫歯の治療費用は、治療方法や使用する素材によって異なります。

根管治療にかかる費用は、保険適用で1本あたり3,000円〜1万円程度です。自費の場合は、3万円〜10万円程度かかることもあるでしょう。抜歯にかかる費用は、2,000円〜6,000円程度です。

治療後は、歯を補う処置が必要です。根管治療後の被せ物にかかる費用は、保険の素材であれば5,000円〜1万円程度、自費の素材では5〜15万円ほどかかることがあります。

まとめ

重度の虫歯になる前に歯科検診を受ける女性

重度の虫歯は、放置すると多くのリスクを伴います。虫歯は、重症化すればするほど治療に時間と費用がかかります。早期に治療を受けることで、口内への気になる症状があれば早めに歯科医院を訪れ、治療を開始しましょう。

重度の虫歯の治療を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

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