こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。
歯列矯正にはさまざまな種類がありますが、昔からよく知られているのがワイヤー矯正です。ワイヤー矯正は対応できる症例が多く、長い歴史と実績があることから選択する方も多い歯列矯正の方法です。
近年ではマウスピース矯正も人気を集めていますが、対応できない症例もあります。歯並びによっては、ワイヤー矯正を選択するほうが治療がスムーズに進む場合もあります。
ワイヤー矯正を検討するにあたって、一番気になることは費用ではないでしょうか。歯列矯正は高額というイメージを持っていて、平均的な費用の相場や支払い方法について知りたい方も多いでしょう。
今回は、ワイヤー矯正のプロセスごとにかかる費用や支払い方法について詳しく解説します。
目次
ワイヤー矯正の費用
ワイヤー矯正の費用について、費用や治療プロセスに分けて確認しましょう。ワイヤー矯正は、以下の流れで進みます。
- カウンセリング
- 精密検査
- 矯正前に必要な治療
- 矯正装置の作成
- 定期通院
- 保定期間
詳しく解説します。
カウンセリング
カウンセリングは、矯正治療で必要な検査を始める前に、歯科医師と矯正治療に関する疑問や不安を事前に相談する場です。治療の進め方や治療期間の目安など、詳しく説明してくれます。気になることは、カウンセリングの際に遠慮せずに聞いておきましょう。
歯並びの状態を確認して大まかな費用の見積もりを出してくれるので、費用の目安も把握できるでしょう。カウンセリングにかかる費用は0~5,000円程度です。
歯科医院の雰囲気や費用の違いを確認するためにも、気になる歯科医院のカウンセリングをいくつか受けてから選択するとよいでしょう。ワイヤー矯正に限らず、矯正治療は期間が長いため、信頼できる歯科医院を選ぶことが大切です。
精密検査
ワイヤー矯正を始めるにあたり、現在の歯並びや口内の状態を把握するために精密検査を行います。精密検査では、レントゲンやCTの撮影、歯並びやお顔の写真撮影、歯型の採取などを行います。あわせて、虫歯や歯周病の有無など口内のチェックを行います。
精密検査には1~5万円程度の費用がかかるでしょう。
矯正前に必要な治療
精密検査の際に虫歯や歯周病が見つかった場合は、矯正を始める前に治療します。治療する歯の状態や本数によっても費用は異なります。
簡単な治療であれば、数千円程度でしょう。虫歯や歯周病が進行している場合は、複数回の通院が必要になりその分多くの費用がかかるでしょう。
また、歯並びの状態によっては、歯を並べるスペースを確保するための抜歯が必要な場合があります。歯列矯正を行うための抜歯は保険適用外のため、1本あたり5,000~1万円程度の費用がかかります。
矯正装置の作成
ワイヤー矯正には、大きく分けて以下の3種類があります。
- 表側矯正
- 裏側矯正
- ハーフリンガル矯正
それぞれの費用の目安と特徴を詳しく解説します。
表側矯正
表側矯正は、ワイヤーとブラケットを歯の表側に装着する一般的なワイヤー矯正です。装置が目立つデメリットがありますが、費用を最も抑えられる方法です。費用の目安は60~120万円程度でしょう。
表側矯正でも極力装置を目立たないようにしたい場合は、ホワイトワイヤーや透明のブラケットを選択するとよいでしょう。追加で10~20万円ほど必要になりますが、通常の金属の装置よりも歯の色に近いので目立ちにくいです。
裏側矯正
裏側矯正は、歯の裏側にワイヤーとブラケットを装着する方法です。矯正装置が見えにくいため、見た目が気になる方に選ばれることが多いです。
専門的な知識と技術が必要なため費用が高い傾向にあり、対応できない歯科医院も存在します。費用の目安は100万円~170万円程度でしょう。
また、歯の内側に装置があることで活舌が悪くなりやすく、装置で舌を傷つける可能性があるなどのデメリットがあります。
ハーフリンガル矯正
ハーフリンガル矯正は、上の歯の装置は裏側に、下の歯の装置は表側に装着する方法です。表側矯正よりも目立ちにくく、裏側矯正よりも費用を抑えることができます。
費用の目安は80万円~150万円程度でしょう。
定期通院
矯正期間中は、月に1回ほど歯科医院で定期検診を受ける必要があります。歯の動きに合わせて装置の調整を行い、歯の動きのチェックや経過観察を行います。この際に、歯や装置のクリーニングを行ってくれる場合もあります。
通院にかかる費用の目安は、1回あたり3,000円~5,000円程度でしょう。通院ごとに支払う場合もありますが、通院費がトータルの矯正費用に含まれている場合もあります。カウンセリングの際に確認しておきましょう。
保定期間
矯正期間が終了した後は、歯並びの後戻りを防ぐための保定期間に入ります。保定期間は、リテーナーと呼ばれる取り外し可能な保定装置を装着します。
保定装置は新たに作製するため、1~6万円程度の費用がかかります。保定期間にしっかりとリテーナーを装着していないと、歯並びがもとの状態に戻る後戻りを起こすため注意が必要です。
ワイヤー矯正は保険適用の対象になる?
ワイヤー矯正は、保険適用外の自費治療のため全額自己負担する必要があります。自費治療の場合、歯科医院ごとに価格を自由に設定できるため、ワイヤー矯正の費用は医院によって異なります。
ただし、先天性の問題があって歯並びが乱れている場合や、機能的に大きな問題がある場合など、保険が適用されるケースもあります。自分の歯並びが保険適用の対象になるかどうか気になる方は、歯科医院で確認してもらいましょう。
ワイヤー矯正の費用の支払い方法
ワイヤー矯正の費用の主な支払い方法は、以下のとおりです。
- 現金一括払い
- 現金分割払い
- クレジットカード払い
- デンタルローン
詳しく解説します。
現金一括払い
一番シンプルでわかりやすい支払い方法が、現金で一括払いする方法です。金利などがかからないため無駄な費用はかかりませんが、まとまったお金を用意するのが困難な場合もあるでしょう。
現金分割払い
歯科医院によっては、現金で分割払いが可能な場合があります。分割の回数や金利は歯科医院によって異なりますが、金利の負担はない歯科医院が多いです。
高額な費用を数回に分けて支払えるので、一度に大きな負担がかからないことがメリットです。分割できる回数が定められている場合もあるため、事前に確認して検討しましょう。
クレジットカード払い
歯科医院によっては、クレジットカード払いが可能です。クレジットカードで支払った場合は、利用額に応じてポイントが貯まるなどのメリットがあります。
ただし、高額な支払いになるため、利用限度額や使用できるカード会社を事前に確認しておく必要があるでしょう。
デンタルローン
デンタルローンとは、歯科治療専用のローンです。デンタルローンを取り扱っている歯科医院であれば、ワイヤー矯正など高額な治療を行った場合の支払いに利用できます。
まとまったお金を用意できない場合や、月々の支払額を抑えたい場合は検討するとよいでしょう。
ただし、デンタルローンには金利がかかります。歯科医院によって異なりますが、平均で4,5~5,5%程度に設定されていることが多いです。支払回数は、最大支払い回数内であれば自由に設定でき、ボーナス払いも可能です。
ワイヤー矯正には長い期間がかかるため、少しでも早く治療を始めたいとお考えの方も多いでしょう。手元にまとまったお金をすぐに用意できない場合は有効な支払い方法といえます。
まとめ
ワイヤー矯正は、最も一般的で選択する方も多い歯列矯正の方法です。装置が目立つデメリットがありますが、透明や白の素材を使用した装置や、歯の裏側に装置をつける方法であれば見た目への影響を抑えて歯並びを整えられるでしょう。
ワイヤー矯正は、基本的に保険適用外の治療のため高額な費用がかかります。分割払いやデンタルローンを活用することで、支払いの負担を軽減できるでしょう。
プロセスごとにかかる費用や詳しい金額は歯科医院によって異なるため、ワイヤー矯正を検討している方は歯科医院でカウンセリングを受けてみましょう。
ワイヤー矯正を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。