墨田区鐘ヶ淵、東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者 にしざわ歯科医院


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床矯正とは?メリット・デメリットや適応年齢を解説!

2024年8月6日

こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。

床矯正装置

子どもの矯正治療のひとつに床矯正があります。床矯正とは、どのような治療法なのか気になっている方がいるのではないでしょうか。

この記事では、床矯正とはどのような治療法なのか解説します。メリットやデメリット、適応年齢についても解説しますので、治療を検討している保護者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

床矯正とは?

床矯正をしている子ども

床矯正(しょうきょうせい)とは、取り外し可能な装置を用いて行う矯正治療の一種です。特に子どもの矯正治療において、床矯正は非常に効果的です。成長過程にある子どもの顎の骨は柔軟で、適切な力を加えることで自然に歯並びを整えることができます。

床矯正は、顎の発育を促進し、歯を並べるスペースを確保することを目的とした治療法です。将来的な抜歯の必要性を減らし、自然な歯並びを維持することが期待できます。

また、床矯正は固定式の矯正装置と異なり、ご自身で取り外せます。そのため、ふだんどおりに食事を楽しめます。また、装置を外して歯磨きもできるため、衛生的に保つことができます。

装置は個々の患者さんの口腔内に合わせて作られるため、違和感を最小限に抑えることが可能です。

床矯正の治療の流れ

カウンセリング・検査をしている子ども

床矯正の治療の流れは、以下の通りです。

カウンセリング・検査

口腔内を詳細に検査し、床矯正の適応となるかを歯科医師が判断します。また、治療の概要や流れを説明します。

診断と装置の作製

診断結果に基づいて口腔内の型を取ります。この型をもとに、患者さんのお口に合った床矯正の装置を作製します。

装置の装着

完成した床矯正の装置を装着します。同時に、装着方法や装置の取り扱い、清掃方法について詳しく説明します。

調整

定期的に歯科医院で装置の調整を行います。顎や歯の成長に応じて装置を調整し、治療効果を維持します。

経過観察とフォローアップ

治療が完了したあとも、定期的に経過を観察し、必要に応じてフォローアップを行います。矯正治療の効果が長期間にわたって維持されるようサポートします。

床矯正のメリット

床矯正のメリットイメージ

床矯正は、多くのメリットがある治療法であり、特に子どもの矯正治療において広く採用されています。以下に、床矯正の主なメリットをご紹介します。

取り外しが可能

固定式の装置の場合、食事をするときに取り外せないため、食べ物が詰まりやすかったり、お口の中の粘膜に当たって痛みが生じたりします。

一方で床矯正の装置は取り外しが可能です。そのため、食事をするときにストレスを感じることはないでしょう。矯正開始前と変わらずに食事ができる点は大きなメリットといえます。

また、装置の取り外しが可能なため、お手入れも簡単です。さらに、装置を一時的に外すことで、特別なイベントやスポーツ活動などにも影響を与えません。

虫歯になるリスクが低い

床矯正装置は、患者さん自身で簡単に取り外しができます。装置を外してしっかりと歯磨きができるため口腔内を清潔に保つことができ、虫歯や歯周病になるリスクを抑えられるのです。

抜歯をせずに歯を並べるスペースを確保できる

特に子どもの矯正治療において、床矯正は顎の成長を促進し、自然な歯列を形成するために非常に効果的です。成長期の顎に適切な力を加えることで、永久歯が生えるスペースを確保しやすくなります。

これにより、将来的に矯正治療をするときに抜歯を回避できる可能性もあるでしょう。

痛みが少ない

床矯正は、歯や顎にかかる力が緩やかであるため、治療中の痛みや不快感が少ないことが特徴です。ワイヤー矯正のように強い力を加えるわけではなく、弱い力で少しずつ治療を進めるため、痛みが少ないのです。

特に初めて矯正治療を受ける子どもにとって、痛みの少ない治療法は心理的な負担を軽減するため、継続的に治療を受けやすくなるでしょう。

費用を抑えることができる

床矯正は、ワイヤー矯正などのほかの治療法よりも費用を抑えられる場合が多いです。

また、床矯正で歯並びをきれいに整えられなかった場合にはワイヤー矯正やマウスピース矯正での治療に移行します。床矯正で治療を行い、ある程度歯並びが整っていれば、別の治療法に移行したとしても短期間で治療を終えられる可能性があるでしょう。

短期間で治療を終えることができれば、通院のたびにかかる費用を抑えることができます。

床矯正のデメリット

床矯正のデメリットイメージ

床矯正は多くのメリットがある一方で、いくつかのデメリットも存在します。以下に、床矯正の主なデメリットをご紹介します。

治療効果が装置の装着時間に依存する

床矯正の効果は、装置を正しく装着する時間に大きく依存します。患者さん自身で装置を取り外すことができるため、装着時間が不足すると十分な治療効果が得られない可能性があるのです。特に子どもの場合は自己管理が難しいため、保護者の方のサポートが必要となります。

違和感をおぼえることがある

床矯正の装置を装着したときに違和感をおぼえる方もいます。話しづらいと感じる方もいるでしょう。これらの違和感が原因で装置の使用を継続することが難しくなる場合もあります。装置の装着を怠ると、治療効果が減少します。

装置の紛失や破損のリスクがある

上述のとおり、床矯正装置は取り外しが可能です。取り外しができる点はメリットですが、しっかり管理をしないと紛失や破損するリスクがあります。

装置を外したときにティッシュに包んだり、テーブルなどに置いたままにしたりすると、紛失・破損することがあるため注意が必要です。

特に子どもは装置の管理が難しいでしょう。装置を紛失・破損すると再作製が必要になる可能性もあります。再作製が必要になると、追加で費用が発生したり、治療期間が延びたりする可能性があります。装置の紛失・破損を防ぐために、専用のケースに保管する習慣をつけましょう。

治療期間が長引く可能性がある

床矯正では、患者さんの成長に合わせて緩やかに歯並びを整えるため、治療期間が長くなることがあります。また、装着時間が不十分だった場合や、適切なタイミングで調整が行われなかった場合には、治療が予定よりも長引く可能性があります。

治療を計画通りに進めるためには、装置の装着時間を守り、定期的に歯科医院を受診することが重要です。

床矯正の適応年齢

床矯正ができる年齢の子ども

床矯正の適応年齢は、5歳〜12歳の間です。乳歯が抜け始め、永久歯が生え揃う前の段階であり、顎の骨が柔軟で成長が盛んな時期です。この時期に床矯正を行うことで、顎の発育を促進し、歯並びを自然に整えることが期待できます。

また、早期に治療を開始することで、将来的な歯並びの乱れを予防することが可能です。さらに、成長期に行う矯正治療は、顎の骨の成長を利用して歯列を整えることができるため、痛みが少なく、治療もスムーズに進むでしょう。

適切な時期に治療を始めることで、整った歯並びを長期的に維持しやすくなるため、早い段階で歯科医院を受診して相談するとよいでしょう。

まとめ

床矯正にて綺麗な歯並びになった子ども

床矯正とは、取り外し可能な装置を用いて行う矯正治療法です。特に成長期の子どもに適応される治療法で、顎の骨の成長を促しながら、歯並びを整えることを目的としています。

床矯正には、取り外しができることや口腔内の衛生を保ちやすいこと、痛みが少ないことなど多くのメリットがあります。

一方で、装置の装着時間を守らないと治療の効果を得られないことや違和感をおぼえやすいこと、紛失・破損する可能性があることはデメリットといえるでしょう。

適応年齢は5歳〜12歳ごろで、この時期に治療を開始することで効果的に歯並びを整えることができます。お子さんの歯並びが気になる場合は、早期に歯科医院で相談するとよいでしょう。

小児矯正を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。

当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちらWEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。

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