こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。
インビザライン矯正中に「浮いて困っている」「フィットしていない気がするけど大丈夫?」と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
矯正治療に使用するマウスピースは患者さんの歯並びに合わせてオーダーメイドで作られますが、様々な原因によって使用する際に浮くことがあります。
そこで今回は、マウスピースが浮く原因や浮いた状態を放置するリスク、浮くときの対処法などについて解説します。
目次
インビザラインのマウスピースが浮く原因
ここでは、インビザラインで使用するマウスピースが浮く原因について解説します。
装置の交換直後である
インビザライン矯正では、1〜2週間に1回のペースで装置を新しいものに交換しながら段階的に歯を動かしていきます。そのため、矯正治療を始めたばかりの頃や装置の交換をしたばかりのタイミングでは、フィット性が悪いと感じることがあります。
この場合、数日程度で違和感が治まることが一般的です。新しいものに交換してから数日経過しても浮いているように感じる場合には、放置せずにクリニックで相談しましょう。
装着時間が不足している
インビザラインの装置は治療計画に基づいて作製されます。治療計画通りに歯を移動させるためには、1日に20〜22時間つけなければなりません。装着時間が不足している場合には、治療計画にズレが生じて装置が合わなくなる原因となります。
変形や破損を起こしている
変形や破損を起こしている場合にも浮く原因となります。例えば、片側を無理やり引っ張り上げるように外したり、歯ぎしりや食いしばりをしたりすることによって装置に負荷がかかると、歪んだり割れたりすることがあるのです。
そのほかにも、外した際に保管ケースに入れず、ティッシュに包んだままカバンに入れると、変形や破損を起こす原因となります。
歯の高さが足りない
噛みしめや食いしばりなどによって奥歯がほかの歯よりも沈んでいることがあります。この場合、前歯はフィットしているけれど奥歯だけカパカパするという状況になることがあります。
正しく装着できていない
浮きが気になる際には、装置が正しくつけられていないケースも考えられます。特に、新しいものに交換して間もないうちは浮きやすいため、チューイーを使用することが大切です。
チューイーとは、マウスピースと歯をしっかりと密着させるための補助具のことです。装着する際に歯列全体でチューイーを噛むことによって浮きが軽減されます。
アタッチメントが付いていない
インビザライン矯正では、より効果的に力をかけるためにアタッチメントというパーツを歯に取り付けることがあります。
しかし、前歯の場合、審美的な観点からアタッチメントを取り付けなかったり小さくしたりするケースもあるのです。そのような場合、余分なすき間が生じることにより、浮く可能性が高くなります。
ゴムかけの力が強い
ゴムかけとは、より強い矯正力をかけるために行う処置のことです。この処置では、装置に切り込みを入れたりボタンを取り付けたりして上下のマウスピース同士にゴムをかけます。このとき、ゴムの引っ張る力が強すぎると、マウスピースが引っ張られて浮くことがあります。
マウスピースが浮いた状態を放置するリスク
「少しくらいすき間があっても大丈夫だろう」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、マウスピースが浮いた状態で放置すると、以下のようなリスクが生じます。
治療計画通りに歯が動かない
カパカパした状態で使用していても歯に適切な力をかけることはできません。その結果、治療計画にズレが生じて理想の歯並びが得られなくなる可能性があります。
また、治療計画の立て直しやマウスピースの作り直しが必要になり、追加費用が発生したり治療期間が延びたりすることもあるでしょう。
変形・破損を起こす
インビザラインで使用するマウスピースは、非常に薄い素材でできています。そのため、適切に装着できていない状態で使用し続けていれば、変形や破損を起こすリスクが高くなるでしょう。
変形や破損を起こした場合、装置の交換や作り直しに時間や追加費用を要する可能性があります。
口の中が傷つく
マウスピースを浮いたままつけていると、フチ部分が歯茎に当たって傷ついたり痛みが出たりする恐れがあります。炎症や痛みが酷く、つけることが難しい場合には、治療を一時的に中断せざるを得なくなるケースもあるでしょう。
虫歯や歯周病のリスクが高まる
フィット性の悪い状態でマウスピースを使用していると、歯と装置との間にすき間が生じ、食べカスや唾液が侵入しやすくなります。その結果、細菌が繁殖しやすくなり、虫歯や歯周病になるリスクが高まるのです。
また、マウスピースに細菌が繁殖することによって、不快なニオイも発生しやすくなります。
マウスピースが浮くときの対処法
装置がカパカパしたりフィットしていないように感じたりするときには、以下のような対処法を試してみてください。
装着時間を守る
装着時間の不足によってフィット性が悪くなっている場合には、まず装着時間を守ることが重要です。
インビザライン矯正では、1日に20〜22時間装置をつけなければなりません。装着時間が不足すれば、装置がつけられなくなるだけでなく、理想の歯並びが得られなくなる可能性が高いでしょう。
また、治療期間が延びたり作り直しが必要になったりするケースもあるため注意が必要です。ライフスタイルなどによって、どうしても時間を守ることができないという方は、一度クリニックへご相談ください。
チューイーを使用する
先にも述べた通り、チューイーを使用することによって歯と装置をぴったりと密着させることができます。通常であれば、歯列全体で2~3分程度チューイーを噛めば、正しく装着できるでしょう。
なお、新しいものに交換したばかりのタイミングなどで浮きを強く感じる場合には、10〜20分程度噛むことが推奨されます。
ひとつ前のマウスピースを使用する
装着時間の不足などによって治療計画にズレが生じている場合には、ひとつ前のものに戻すことで修正できる可能性があります。基本的には、不足した分だけ追加で装着することが望ましいでしょう。例えば、マウスピースを1日つけ忘れた場合には、交換を1日遅らせます。
しかし、どの程度不足したかわからないようなケースでは、自己判断はせずに歯科医師に相談することが大切です。なお、つけ忘れた際には、つけ忘れた日や時間などをメモしておくとよいでしょう。
クリニックでチェックを受ける
先にも述べた通り、変形や破損、アタッチメントやゴムかけ、歯の形状の問題などが原因でマウスピースが浮くことがあります。このような場合、患者さん自身で原因を明らかにして対処することは難しいため、一度歯科医師のチェックを受けることが大切です。
そのままの状態で放っておくと、浮きが次第にひどくなり、装着できなくなる可能性もあります。
装着時間を守る・チューイーを使用する・ひとつ前のものを使用するなどの対処を行っても改善がみられない場合には、すみやかにクリニックへご相談ください。
まとめ
今回は、マウスピースが浮く原因や浮いた状態を放置するリスク、浮くときの対処法などについて解説しました。
マウスピースが浮くのには、様々な原因が考えられますが、そのひとつとして装着時間の不足が挙げられます。
マウスピースは1日に20〜22時間つける必要があり、不足すれば治療計画通りに歯が動かなくなります。その結果、フィット性が損なわれれば、カパカパするだけでなく、歯茎が擦れて傷ができる可能性もあるでしょう。
「つけ忘れて寝ることが多い」「違和感が気になって何度も外すことが多い」という方は、まず装着時間を守ることを心がけてみてください。
なお、変形や破損、ゴムかけなどの不具合によってフィット性が悪くなっている可能性もあります。今回ご紹介した対処法を試しても改善しない場合には、そのまま放置せず、早めにクリニックへご相談ください。
インビザラインを検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。
当院では、インプラント治療やマウスピース矯正、小児歯科、虫歯・歯周病治療など、さまざまな診療を行っています。ホームページはこちら、WEB予約も受け付けておりますので、ぜひご利用ください。