こんにちは。東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」です。
「インプラント治療にはどれくらいの費用がかかるの?」「少しでも費用を抑える方法はあるの?」とお悩みではありませんか。失った歯を補うインプラント治療は、機能面や見た目の自然さから人気があり、インプラント治療を検討する方も増えています。
しかし、もっとも気になる点は費用の問題ではないでしょうか。なかには「インプラント治療は高額になると聞いて治療を諦めた」という方もいるでしょう。
そこで本記事では、インプラントの費用相場や高額になる理由、治療費を抑える方法まで詳しく解説します。インプラント治療を検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
目次
インプラント1本あたりの費用相場
一般的に、インプラント1本あたりの費用は30万円〜50万円前後が相場です。失った歯を補う方法には、インプラントのほかに入れ歯やブリッジがあります。
どちらにも保険が適用されるものがあり、入れ歯の費用は5,000円〜2万円程度(3割負担の場合)、ブリッジの場合は1万〜2万円程度(3割負担の場合)が相場であるため、インプラントが高額なのがわかるでしょう。
なお、インプラントは自由診療であるため、歯科医院によって治療費には幅があります。また、治療の難易度やインプラントを埋める箇所によっても費用は変動します。
基本的には手術費用・インプラント体・アバットメント・人工歯の費用を含めた金額が提示されますが、治療を開始する前に費用の詳細を確認しておくとよいでしょう。
インプラント治療の費用とその内訳
インプラント治療にかかる費用の内訳は以下のとおりです。
- 診察料
- 人工歯の費用
- 手術料
- メンテナンス費用
それぞれ順番に解説していきます。
診察料
インプラント治療を始める前に行う検査・診察料は、1万5,000円〜5万円程度が一般的です。口腔内の状態を把握するためのレントゲン撮影やCTスキャンを行い、顎の骨の量や神経の位置などを確認します。
その後、検査結果をもとにインプラント治療の可否や具体的な治療計画を立て、患者さまにとって最適な治療法を提案します。
人工歯の費用
人工歯にかかる費用は材料の種類によって異なりますが、一般的にはセラミックやジルコニアが使用されます。これらの素材は天然歯の色と質感に近いため、広く用いられています。セラミックの費用は10万円〜16万円程度、ジルコニアの費用は7万円〜14万円程度が相場です。
手術料
インプラント埋入手術にかかる費用は、手術の複雑さや使用材料によって異なり、一般的な相場はおよそ10万円〜38万円程度です。この手術には、歯科医師の高度なスキルと知識が要求されます。これらの要因が手術費用に反映されるため、治療費が高額になります。
メンテナンス費用
インプラント周囲の組織の健康を保ち、インプラントの機能を長期間維持するためには定期的なクリーニングや検査が欠かせません。クリーニングでは、インプラントと天然の歯の間や歯肉の周囲にたまるプラーク・歯石を除去し、周囲組織の病気を予防します。
定期的にメンテナンスを受けていれば、万が一インプラントや周囲の組織に問題が起こっていても、早期に発見して対応できるのです。
インプラントはなぜ高額なのか
インプラント治療が高額になる理由はいくつかあります。インプラント治療が高額な理由は、以下の5つです。
- 保険が適用されないため
- インプラント本体が高額なため
- 高度な技術と知識が必要になる治療であるため
- 最新の設備や衛生環境が必要になるため
- 治療期間が長いため
それぞれ順番に解説していきます。
保険が適用されないため
インプラント治療は基本的に自由診療となり、保険が適用されません。
通常、歯の治療において保険が適用されるのは、先天性の疾患や交通事故などの特別な事情がある場合に限られます。インプラント治療は一般的に美容目的とみなされるため、保険の対象外となります。治療費は全額自己負担となるため、高額になるのです。
インプラント本体が高額なため
治療に使用するインプラントを選ぶ際は、安全性や品質を最優先にします。低品質なインプラントを使用することで起こる事故やトラブルが多数報告されているため、信頼性の高いメーカーのインプラントを選ぶことが大切です。
高品質なインプラントはコストが高く、治療費も高額になりますが、患者さまの歯の健康を守るためには欠かせない投資と捉えましょう。
高度な技術と知識が必要になる治療であるため
インプラント治療では顎の骨に人工歯根であるインプラント体を埋め込むために外科的手術を行います。顎の骨に穴をあけ、正確な位置にインプラント体を埋め込むためには高度な技術が必要です。
しかし、精度の高いインプラント治療を行える歯科医師は多くありません。精度の高いインプラント治療を行える人材を確保するためには費用がかかるため、治療費も高額になるのです。
最新の設備や衛生環境が必要になるため
インプラント治療では外科的手術を行うため、衛生管理が徹底された設備は必要不可欠です。高い衛生基準を維持するためのコストや、外科手術に必要な歯科用CTやインプラント手術専用機材の導入・維持費用も治療費に反映されています。
これらの高度な設備と技術により、安全かつ効果的な治療が提供されるため、結果としてインプラント治療の費用が高額になるのです。
治療期間が長いため
インプラント治療は、あごの骨とインプラントがしっかり結合するまでに時間がかかるため、治療期間が長くなります。治療には少なくとも3か月は必要ですが、あごの骨が不足している場合は骨を増やす手術が必要となり、さらに治療期間が長引くでしょう。
治療期間が延びると、通院回数も増えるため、結果として治療費も高くなる傾向があります。
インプラントの費用を抑える方法はある?
長期間の使用に耐えることができるインプラントですが、治療費の高さから治療を断念される方も多いのではないでしょうか。
以下からは、インプラントの治療費を安く抑える2つの方法をご紹介します。
- 医療費控除を受ける
- デンタルローンを利用する
それぞれ順番に解説していきます。
医療費控除を受ける
医療費控除とは、毎年1月1日〜12月31日の1年間に支払った医療費の合計が10万円を超えたときに申請することで、税金の一部が還付される制度です。インプラント治療も医療費控除の対象となるため、申請することで費用の負担を軽減できるでしょう。
インプラント以外の医療費や生計を一にするご家族が支払った医療費も合算可能です。医療費控除を受ける場合には忘れずに確定申告をしましょう。
デンタルローンを利用する
歯科治療費は通常、一括払いが求められることが多いですが、デンタルローンを利用することで、分割払いが可能になり、1回の支払い額を抑えることができます。
一般的にクレジットカードの金利が15%〜18%であるのに対し、デンタルローンの金利は5%〜8%と低く設定されているため、経済的な負担が軽減されます。
まとめ
本記事では、インプラント治療にかかる費用相場や治療費が高額になる理由に加え、費用を抑える方法について解説しました。
インプラント治療にかかる費用は1本あたり30万円〜50万円前後と高額です。
しかし、インプラントは審美性・耐久性ともに優れており、コストパフォーマンスに優れた治療法といえます。また、医療費控除やデンタルローンを利用すれば費用の負担を抑えられるでしょう。
経済的な理由によりインプラント治療を躊躇していた方は、一度歯科医院でカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
インプラント治療を検討されている方は、東京都墨田区、東武スカイツリーライン「鐘ヶ淵駅」西口より徒歩3分にある歯医者「にしざわ歯科医院」にお気軽にご相談ください。