こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
『 なんか口が開けずらいな! 』
『 口を大きく開けるとあごが痛いんだけど 』
『 口を開く時にあごがカクカクなるんだけど 』
『 あごが痛くて美味しく食事がいただけない 』
『 耳の穴のあたりが痛いんだけど 』
こんな症状をお持ちの方は多いのではないでしょうか?
でも、何科を受診したら良いのかわからない
、、、、、など、あごに違和感を感じる方は多いのではないでしょうか?
それって顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれません。
顎関節症って聞いたことある方は多いのではないでしょうか。
簡単に言えば顎の機能不全です。
歯科での治療領域になります。
そしてなんとなくその病気のイメージはお持ちになられているとお思います。
今回はその顎関節症についてしっかりお話しさせていただきたいと思います。
目次
顎関節症とは
顎関節(がくかんせつ)や咀嚼筋(そしゃくきん)の痛み、顎関節部の雑音、開口障害もしくは顎運動異常を症状とする障害の包括的診断名のことを言います。
これらのうち少なくとも1つ以上を有することが顎関節症と診断する基準とされています。
咬み合わせの違和感、耳の症状、頭痛、首や肩のこり、などは副症状とされそれだけでは顎関節症とは診断されません。
全世界で顎関節症は2人に1人が経験するともいわれる非常にありふれた現代病の一つです。
代表的な症状の1つに顎関節部の音がありますが、音だけでほかに症状がない、もしくはあっても一時的であれば特に治療の必要はなく、実際に治療が必要になる人は顎関節症のうち5%程度と言われ、かなり低い確率です。
顎関節に何らかの症状がある人の割合に男女差はないとされていますが、医療機関を受診する人には女性が多く、特に若い女性と中年女性が目立ちます。
顎関節症の原因
顎関節症の原因は様々あると言われています。
顎関節症の一般に言われる原因は以下の様な事が考えられます。
・歯ぎしり
寝ている時の無意識の状態でギシギシと歯を擦り合わせています。
・日々のストレス
精神的な緊張により、咀嚼筋を緊張させてしまいます
・食いしばり
何かに熱中しているときや、寝ている無意識下のときに食いしばる癖がある。
・唇やほっぺの内側を噛む癖がある方
・頬杖やうつぶせ、猫背などの変な姿勢をとる方
・入れ歯や詰め物、被せ物が合ってなく、噛み合わせが悪いと感じている方
・大きく口を開けている時間が長かったり、硬いものを長時間噛んだ方
・片方の歯が痛いので反対の歯だけを使って食べ物を取られたり、左右どちらか一方でばかり噛む癖のある方
・うつ病、睡眠障害、などがある方
以上のように顎関節症の原因と考えられている要因はさまざまです。
以前は噛み合わせの悪さが主な原因と考えられていました。
もしそうであるならば、歯科治療が整備されていない発展途上国には顎関節症の患者が多く存在しないとおかしいですよね。
しかし顎関節症が多く報告されているのはむしろ先進国に多いと報告されています。
今では顎関節症の原因として世界的に認められている考え方は、顎関節症の要因がいくつも混ざり合って発症するものと考えられています。
いかがでしたでしょうか?
おわかりいただけましたか?
今回は顎関節症の症状と原因についてお話しさせていただきました。
このように顎関節症には要因は多岐に渡りますので、顎関節症の症状が現れた場合は放置せずに歯医者さんをすぐに受診され相談することを強くおすすめします。
そして、自分だけで心配されたりお悩みになられないで、歯科衛生士などスタッフに気軽にご相談ください。