こんにちは
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
『 笑った時、銀歯が見えて嫌‼︎ 』
『 銀歯が気になってつい口を押さえてしまう』
『 銀歯が体に悪いって聞いたけど』
映画やドラマの中で活躍されている俳優さんの口元を注意して見てみてください。
お口の中に銀歯が見える人は1人もいないと言っても過言ではありません。
雑誌に出てくるモデルさんも同じで、笑顔の写真で銀歯が見える人はほぼいません。
素敵なファッションでお洒落をしても、友人たちとおしゃべりした時に、笑った口元から銀歯が見えたら魅力がうせてしまいます。
そんな理由で昨今、お口の中の銀歯を白くしたいと思っている方がとっても増えてきていると思います。
また、本来歯は白いものです。
歯の治療をするたびに銀歯が増えていったのでは、お口の中が暗くなってしまいます。そして銀歯を白い歯にすることは見た目だけでなく、体の健康にとっても多くのメリットがあります。
今回は銀歯を白い歯に変えたほうが良い理由についてお話しさせていただきます。
目次
銀歯を白くした方がいい理由
視覚的な美観の問題
銀歯は銀色であり、歯とははっきりと異なるため、見た目が美しくないと感じる人が多いです。
現代の歯科医療では、銀歯よりも自然な見た目を持つコンポジット充填物やセラミック充填物が普及しています。
これらの材料は歯の色に合わせて調整でき、見た目が自然で美しい充填が可能です。
銀歯を入れた歯は再度虫歯になりやすい
銀歯は時間とともに劣化し、錆びてくる場合があります。
そのため銀歯と歯の隙間から虫歯になりやすく、銀歯の中で虫歯が大きく広がり、銀歯が取れた歯の神経を取る治療をしなければならないこともあります。
定期検診等で銀歯と歯の間が黒くなり始めたら、銀歯を外してやり直したほうがよいことをお勧めします。
金属アレルギーになりやすい
お口の中の銀歯は唾液によって金属イオン化し、小さな粒子の成分が流れ始め体の中に入り込んで蓄積されてしまいます。
そしてある日突然アレルギーの症状が出現してしまうことがあります。
症状としてはお口の中が赤くなってしまったり、手や体の表面の皮膚がかゆくなったり、皮膚がむけてしまうなどの症状がでることがあります。
アレルギーの出現は銀歯だけが原因ではありませんが、安定しない銀歯を出来るだけお口の中に入れるのを避けるようにした方が、アレルギー体質の方には良いとされています。
昔の銀歯には水銀が入っていて有害
昔、治療をした際に使用されたアマルガムという歯に詰める金属の中には水銀が入っています。
水銀は溶け出しやすく歯や歯茎を黒くしたり、それ自体の物性がもろいため劣化して外れてしまい、体の中に入りこみ蓄積する有毒な金属です。
そのため金属アレルギーの原因にもなりやすく、お口にまだ残っているようであれば取り除いて再治療した方が良いとされる金属です。
また、アマルガムは封鎖性が劣っているため、取り除くと中がほとんど虫歯になっています。
しかし、最近ではアマルガム治療に使う材料自体も発売されておらず、歯科大学での学生教育でも教えることもなくなりました。
アマルガムを使用した治療を行なっている歯科医師は現在ほとんど見られなくなりました。
熱伝導率の違い
銀歯は金属であり温度変化に敏感で、冷たい飲み物や熱い食べ物を摂取した際に歯に対して過敏症状を引き起こすことがあります。
これは、歯の内部に伝わる温度の変化に敏感であるためです。
セラミックなどはこの点で銀歯よりも優れているとせれています。
歯肉を黒くしてしまう
お口の中の銀歯は唾液によって金属イオン化し、小さな粒子の成分が流れ始めます。
そのため金属イオンが歯肉に浸透して、歯肉が黒くなってくる場合があります。
特に前歯の方で銀歯を使った治療をした後、歯や歯肉が黒くなってしまい見た目にも目立つことがあります。
銀歯の影響で一度黒くなってしまった歯肉は、刺青のようになってしまい銀歯をとっても元には戻らなくなってしまいます。
銀歯について少しご理解いただけましたでしょうか?
銀歯の周りが黒ずんできたり、詰め物の間に隙間ができてる場合には早めに歯科医院を受信されてください。