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矯正治療Q&A – 治療方法・費用について –

2022年10月12日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

前回、治療前の相談編についてお話ししましたが、いかがでしたか?
今回は矯正治療方法と治療費用についてお話しさせていただきます。

矯正治療方法・矯正費用Q&A

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 Q&A

Q.  治療をするうえで、健康な歯を抜くこともあると聞きましたが、それはなぜですか?

A.  歯並びと咬み合わせ、横顔の改善のために抜歯が必要な場合があります。

矯正治療では、歯を抜かない方法、歯を抜く方法、外科的にあごの位置を変える手術を伴う方法のいずれかが選択されます。
全てのケースにおいて、出来れば歯を抜かず、手術をせずに良好な歯並び治療を提供したいと考えています。
しかし、あごの大きさ、歯の大きさ、上下あごの位置関係、口元は患者さんによって条件が異なります。
そのため、それぞれの患者さんに適した治療方針を選択することになります。

その中で、歯を抜かなければならないケースは主に3つの場合です。

1)歯とあごの大きさのアンバランス
      (歯が大きい、あごが小さいなど)

ある程度は、あごの大きさを拡大したり、歯列を拡大することは可能ですが、大きさのアンバランスが限度を超える場合に、抜歯することで歯を並べるスペースを作る必要があります。

(2)咬み合わせのズレ

著しい骨格のズレは、手術による外科的な改善を必要とします。しかし、多くの症例では歯を抜いたスペースを利用し、咬み合わせのズレを改善する事ができます。

(3)横顔(口元が出ている。口が閉じにくいなど)

口元は、歯の位置に連動します。横から見たときに口元が前に出ているために口が閉じにくい場合などは、抜歯する事で歯を後方へ移動し口元を改善します。

 

Q.  アライナー型矯正装置(マウスピース型矯正装置)でどんな歯並びでも治療することができますか?

A.  アライナー型矯正装置(マウスピース型矯正装置)では推奨されないケースがあります。

推奨されないケースとは?

1) 抜歯症例

2) 乳歯列期、混合歯列期で顎骨の成長発育や歯の萌出の正確な予測が困難な症例

3) 骨格性の不正を有する症例

マウスピース型矯正装置を使用するメリットもありますが、患者さんの使用状況に治療結果が大きく委ねられ、また、歯の移動範囲も限られていることから、予想外の治療経過をたどる場合や、目標とした治療結果が得られないことがあります。
そのため、治療を開始する前に適切な検査・診断を行い、マウスピース型矯正装置の適応症であるかを見極めることが必要となります。
さらに、もし目標とした治療結果を達成できないような場合には、ブラケット装置による治療方針の変更が必要となる場合もありますので、しっかりとした説明が必要になります。

 

Q.  子どものときから、矯正歯科治療を始めるメリットとは?

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 子供歯並び

A.  あごの成長発育が利用できるのは、子どもの時期だけです。
このことは最大のメリットになります。

矯正治療は大人になってからでも受けることができますが、子どものうちに受けることによって、あごの成長発育を利用できます。
そもそも歯並びや咬み合わせの悪さは、歯だけではなく、あご(骨格)にも問題がある場合が多いのです。
しかし、成長が止まってしまった大人の場合、不正咬合は歯の移動で治すしかありません。
そのため、治療効果にも限界があると言わざるを得ないのです。
また、大人であきらかに骨格に問題がある場合(例えば 顎変形症など)は、外科手術を併用した矯正治療が必要になってきます。
一方、発育過程にある子どもの場合、上下のあごの成長を抑制したり、促すなどして治すことができます。
要するに、歯並びと骨格の両面から治していくことが可能なわけです。
そのため、健康な歯の抜歯をせずに不正咬合を治せる可能性も出てきます。
また、子どもはむし歯や歯周病などによる治療跡(修復物や補てつ物)が大人に比べて少ないため、矯正装置の装着が容易にできるのもメリットです。
さらに、学校や近所にも矯正治療中の子どもも多くなってきているため、治療になじむのも早いと考えられます。

 

Q.  子どものうちに矯正歯科治療をはじめると、治療期間が長くなるのでは?

A.  治療期間は不正咬合の状態によって異なりますが、骨の成長を利用するため、ある程度の治療期間は必要になります。

上下の骨格的なアンバランスを正していく治療の場合、骨の成長を利用するため、それだけで年単位の歳月を必要とします。
そして、骨格に対する治療が一段落した後に、今度は歯の配列を、再び時間をかけて行うことになります。
結果として、数年という長い期間が治療にかかるわけですが、ここで大切なのは、このことを患者さんご本人やご両親に納得していただけるかどうかです。
骨の成長を利用する場合、使う矯正装置自体は比較的シンプルなもので済みますが、ある程度の時間がかかってしまうのは事実です。
子どものうちからはじめるか、大人になってからはじめるか、どちらを選択するかはご家庭によって考え方はまちまちです。
治療するご本人にとって負担が少ない方法を取る事が大切になります。

Q.  治療費の目安はどれくらいですか?

A.  一律の定価はありませんが、目安としては80万〜120万円です。

矯正治療は「自費診療」なため健康保険が適用されません。
また、治療費は全国一律の定価のようなものがありません。

矯正歯科治療費の目安

実際の費用は、矯正歯科医院での患者さんの治療の難易度や治療期間、治療方法、使用する装置などによって変わってくるため、納得いくまで説明を受けることをおすすめします。
次の写真で大学病院などの例をお示しします。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 矯正7

当院では

矯正相談料     3,000円
検査診断料   50,000円
矯正費用  700,000円〜1,000,000円以上
再診料    6,000円
(消費税を除く)
になります。


他にも矯正方法や費用についてお聞きになりたい事があれば、スタッフにいつでもお声をかけてください

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