こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
『歯肉が腫れて痛い!』
『なんか歯肉がぷくーっと腫れてきた!』
『噛むと痛くないのに歯肉が腫れている! 』
『噛んでも痛いし、歯肉も腫れている ! 』
様々な症状とともに歯肉が腫れてしまったことを体験された方は多いのではないでしょうか。
今回は、『 歯肉が腫れた!! 』というテーマでお話しさせていただきます。
目次
歯肉が腫れる原因
歯肉の腫れはさまざまな原因によって引き起こされます。
一般的な腫れの原因を次に示しますが、症状が改善されない場合は勝手に自己判断せずに、速やかに歯科医師に相談することをお勧めします。
歯肉の炎症(歯肉炎)
歯垢や歯石がたまることによって歯茎が炎症を起こすことがあります。
歯磨きや歯間ブラシなどの補助道具を使用して口腔内の衛生環境をしっかりと保ち、定期的な歯科検診を受診されて、歯科衛生士による口腔ケアを受けることが重要です。
口腔内感染症
歯肉の感染や膿んだ歯肉が腫れを引き起こすことがあります。
この場合歯肉は赤くなり、痛みや腫れを伴うことがほとんどで見られます。
速やかな歯科医院での診察と治療が必要です。
親知らずなど歯の抜歯後の腫れ
特に親知らずの抜歯後に歯肉の腫れや炎症が生じることが多々あります。
大体の場合数日から1週間ほどで症状が軽減しますが、長く腫れが続いたり化膿しているように思われる場合は、歯科医師に必ず相談してください。
歯科治療後の一時的な腫れ
歯科治療(歯の詰め物やクラウンの装着など)後、歯科治療の刺激による一時的な腫れが生じることがあります。
通常は数日で自然に症状は治りますが、症状が続く場合には歯科医師に報告し診察してもらう必要があります。
歯の根っこの部分が腐って腫れる
歯肉に嚢胞(膿の袋)ができることがあります。
これは、何らかの理由で歯の根っこの神経が死んでしまったり、一度根っこの神経治療をしたのに再度感染してしまった場合に歯肉に腫れを引き起こすことがあります。
嚢胞が自然に破裂し引っ込んだり、また腫れてきたりと何度も繰り返し、感染がさらにひどくなり腫れてしまうこともあります。
歯科医師の診断と適切な治療が必要です。
歯肉の腫れが長引く、痛みや不快感が強い、または他の症状が現れる場合は、早めに歯科医師に診察してもらうことが重要です。
歯肉が腫れた場合の対処法
歯肉の腫れに対処するための一般的な対処法は次の通りです。
ただし、症状が重い場合や長引く場合は、歯科医師に相談して適切な治療を受けることをお勧めします。
口腔内の衛生環境の向上
歯肉の腫れや炎症の主な原因は、歯垢や歯石の蓄積です。
正しい歯磨きと歯間ブラシを使用して口腔内環境を向上させましょう。
歯肉を過度に刺激することなく、優しくブラッシングし、歯周ポケットを掃除することが大切です。
患部を冷やす
歯茎の腫れや炎症を軽減するために、布などに氷を包んで歯肉を冷やすことが効果的です。
ただし、あまり冷えすぎたものを長時間当ててしまうと、逆に症状を悪化させてしまう恐れもありますので、歯肉に当てる際は、気持ち良い程度の温度にしてください。
痛み止めの使用
市販の鎮痛薬(非ステロイド性抗炎症薬)を使用して痛みや腫れを軽減することができます。
ただし、医師の指示に従って正しい用量を守って使用してください。
数日服用して様子を見てください。
症状の改善がない場合は歯科医師の診察をお受けになってください。
休息と栄養
休息を取り、バランスの取れた食事を摂ることで免疫システムを強化し回復をうながします。
免疫力が低下している場合は腫れがひどくなりますので、ゆっくり休みましょう。
薬用リンスでのうがい
ドラッグストアーなどの口腔ケアグッズコーナーにはたくさんの口腔内リンスが販売されています。
目的別に販売されていますので症状にあったリンスを選び、日々使っていただくことも効果的と思われます。
歯科医師の診察
正しい口腔ケアにより多くの場合、歯肉の腫れは改善されます。
しかし、色々なことを試みても症状が改善しない場合や、重度の痛みが続く場合は、歯肉の強い感染による腫れである可能性が考えられます。
歯科医師に相談して診察を受けることをお勧めします。
いかがでしたでしょうか?
歯肉が腫れると心配になりますよね!
一人で悩まないで、歯科医師、歯科衛生士にご相談してみてください。