こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
「毎日頑張っているけど、磨けているのか心配」
「正しい磨き方が分からない」
「いつまで仕上げ磨きしたらよいのだろう?」
「子供は嫌がるけど、どうしよう!」
など、歯が生え始めて毎日仕上げ磨きはしているけれど、何歳ぐらいまで仕上げ磨きをする必要があるのでしょうか?
小学校に入学するくらいのお子様をお持ちの親御様は、疑問に思いながら毎日仕上げ磨きをされているのではないでしょうか。
今回はこの仕上げ磨きについてお話しさせていただきたいと思います。
仕上げ磨きはいつまで必要?
仕上げ磨きとは磨きにくい場所を親が磨いてあげることで、磨き残しを防ぎ健康な歯を保つために大人が子供に行う口腔ケアの事を言います。
また、お子様にとって正しい歯磨きの習慣を身につけるための教育でもあります。
仕上げ磨きはいつまで必要?
お子様が自分で歯磨きをして、その後に親が仕上げに歯を磨いてあげる仕上げ磨きは、はっきりと何歳まで行うべきか決められているわけではありません。
一般的には、10歳ぐらいまで行うことが推奨され、そのあたりの年齢をめどにされると良いのではないかと私は思います。
ただ、歯磨きがうまくできない、あまり歯磨きが好きではないお子様の場合、そのまま放っておくと虫歯になってしまうので、あまり年齢にとらわれず、必要があれば歯磨きのサポートをしてあげる必要があります。
歯磨きを開始する時期の目安としては、乳歯の生えてくる8ヶ月前後から歯磨きを開始するタイミングと考えます。
奥歯に乳歯が生えてくる1歳6ヶ月頃までには、歯磨きの習慣を定着されることを目指しましょう。
小学校に入学する6歳ごろから10歳
「自分の名前を書けるようになる」
「着替えや準備がひとりでできるようになる」などを耳にします。
身の回りのことを自分でできるようになる第一段階の年齢と言っていいでしょう。
だから歯磨きも自分でやりなさいとなるかもしれません。
また、6歳ぐらいですと歯磨きも自分だけでしたがり、仕上げ磨きされるのを嫌がるお子様も多くいらっしゃると思います。
自分だけで歯磨きをやりたいのなら自我の成長にもつながると思い、お子様に任せっきりにしてしまう親御様も多くいらっしゃると思います。
しかしそれは大変危険なことです。
6歳ぐらいの小さなお子様は細かく手を動かす動作が苦手で、適切な力でお口の中全体を均等に磨くことはとても困難なことです。
歯ブラシの毛が曲がるくらいに強い力で歯に押し付けながらゴシゴシ磨いたり、同じ場所ばかり何度も磨いていることがよくあります。
磨き残しが多い場所はどこなのかをきちんと把握でき、それを理解し歯磨きができるようになるまでは、仕上げ磨きはぜひ行っていただきたいと思います。
その1つの目安が小学校4年生ごろの10歳ごろと考えます。
この年齢ごろになると歯ブラシの使い方や、歯に与える力の入れ具合も上手にコントロールできるようになります。
ただし10才になればどのお子様でもしっかり磨けるようになるわけではありません。お子様がきちんと全体の歯を磨けているのか、まだ仕上げ磨きの継続が必要なのかは歯科医院でお子様の歯ブラシの仕方をしっかり確認していただき、チェックしてもらうと必要はあります。
大人でさえ口腔ケアがきちんとできなくてむし歯を作ってしまうのに、10才のお子様だけできちんと磨けるはずはないからです。
また、この年齢になると親の言うことに多少反抗する時期でもあります。他人である歯科医院の歯科衛生士や歯科医師から言われれば、仕上げ磨きの必要性を理解し、親御様に仕上げ磨きをさせてくれるお子様も多く見られます。
ぜひ歯科医院を定期的に受診され、口腔ケアの必要性を小さな頃からしっかりと植え付けていただきたいと思います。