こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
「インプラントって一生もつの?」、「何年ぐらい使えるの?」、
「すぐダメになっちゃうと聞くけど、どうなの?」、
といったような質問をよく頂きます。
今回はインプラントの寿命についてお話しさせていただきたいと思います。
目次
インプラントの寿命は?
インプラントの寿命や耐用年数についての質問については、ハッキリとは答えにくいところがあるというのが本音です。
世界でもトップクラスのシェアを誇るインプラントメーカーによると、インプラントの10年生存率は99.8%といわれています。
インプラントの寿命は一般的には10~15年とされていますが,日々の手入れが不十分で、あまりメンテナンスが行えていない場合などは、早期に寿命がきてしまうこともあります。
逆にしっかりメンテナンスされていれば、中には20年、30年と、かなり長い期間問題なく使用できるケースもあります。
入れ歯・ブリッジの平均寿命は?
インプラントと、入れ歯、ブリッジでは平均寿命が異なります。
入れ歯やブリッジの平均寿命は、入れ歯では4~5年程度、ブリッジでは7~8年程度とされています。
寿命の面だけでみてみると、インプラントが最も長いといえます。
また、インプラントは自然の歯に近い素材を使用することから、入れ歯やブリッジに比べて審美性の高い仕上がりが期待できます。
ただし、平均寿命だけで治療法を選択するのはおすすめしません。
治療法を選ぶ上で最も重要なことは、各治療方法のメリットやデメリットをしっかりと理解されることです。
そして、患者さんによってお口の状況やライフスタイルは異なるので、それぞれの特性を理解し、自分に合った治療方法を選ぶことが大変大切なことです。
インプラントを長持ちさせるためには
1、定期的なメンテナンスをしっかり受ける
定期的なメンテナンスをしっかり受けないでいると、インプラントに問題が発生していても気付くことができません。
例えば歯磨きがしっかりできていない場合、インプラント自体は虫歯にはならないのですが、歯周病の一種である「インプラント周囲炎」という病気になることがあります。
また毎日しっかり歯磨きをされていても、それだけでは取り除けない汚れが残ってしまい、「インプラント周囲炎」の原因にもなってしまいます。
毎回のメンテナンスでしっかり全体的な汚れを落としてもらう必要があります。
また、咬み合わせも少しずつですが変化してきます。インプラントは天然の歯とは性格が全く違いますので、しっかり噛み合わせのチェックをしなくてはなりません。
調子が良いから大丈夫とたかを括ってはなりません。
しっかりと定期的なメンテナンスを受けてください。
2、タバコを吸わない、吸う本数を減らす
タバコをよく吸う人はインプラントを埋め込んだ後、骨としっかりくっつく確立が下がってしまい、手術が成功しにくくなると言われています。
また、無事に手術が成功したとしても、タバコを吸うことで歯肉の血流が悪くなり、歯周病の感染を起こしやすくし、インプラントの寿命を縮めてしまう傾向があります。
インプラントの長期安定のためには禁煙した方が口腔の安定を保ちやすいでしょう。
3、歯ぎしり、食いしばりに適切な対応をする
仕事中や就寝時に無意識に歯ぎしりや食いしばりをする方は多いです。
噛む力が強いとインプラントと被せ物の間にあるアバットメントと言う土台に負担がかかってしまうことがあります。そのような場合はネジが緩んでしまったり、インプラントに負担がかかり折れてしまう可能性が高くなります。
歯ぎしりや食いしばりの対策は就寝時に装着するナイトガードを使用して常時インプラントに強い力がかからないように対策をする必要があります。
まとめ
インプラントは歯が無くなってしまった部位に歯を入れる方法として、他の治療法と比べて一番長持ちするといわれています。
しかし、しっかりメンテナンスをしていないと早期に寿命がきてしまうのも事実です。
インプラント治療を選択される場合は良い面ばかり見るのではなく、自分自身に合っているか十分検討したうえで選択していただけると良いと思います。
にしざわ歯科医院では、患者さんには丁寧なご説明と、患者さんのお悩みやご要望をお聞きしながら、インプラント治療を進めていきます。
また、インプラントの手術は大学病院の口腔外科教授が行いますので、安心して受けていただけます。
まずはお気軽にご相談ください。