墨田区鐘ヶ淵、東武スカイツリーライン鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者 にしざわ歯科医院


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お鼻で呼吸していますか? 口呼吸の弊害

2022年6月20日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。

『 口で呼吸するほうが楽ちんなんだもん!』

「あっ、○○ちゃん、またポカーンとお口を開けているわよ!」
どうして治らないのかしら……って首をかしげながら、
ママはわたしの口にむりやり手をあてて閉じさせました。
「ずっとポカーンと口を開けていると、色々な悪い病気や、
 むし歯になっちゃうのよ。」
ママはそうは言うけど、鼻がつまっているから、口でしか息が吸えないんだもん!
それだし、そのほうが楽なんだもん!

こんな会話をしている方が多くなってきています。

口呼吸で口の中や、のどが乾燥すると、
唾液の抗菌機能がはたらかなくなり、むし歯や歯肉炎、
カゼなどにかかりやすくなります。
また、歯並びが悪くなることもあります。

今回は口呼吸がいかに体に悪いのかについて、
お話しさせていただきます。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 口呼吸3

ふだんポカンと口を開けていたら口呼吸の可能性大

または、口を閉じさせ1分間鼻呼吸させて、
「息が苦しい」と訴えたら口呼吸を疑いましょう。
では以下の項目で、一つでも当てはまるものがあるか
チェックしましょう。
一つでもあればれば、口呼吸になっている可能性があります。

セルフチェックしてみましょう!
□無意識のうちに口が半開きになっている

□口内炎ができやすい

□歯並びが悪い

□クチャクチャと音を立てて食べる

□唇がカサカサに乾燥する

□朝起きた時、のどが痛い

□唇を閉じると、顎の先にシワができて「梅干し」ができる

□片方の歯で噛む癖がある

□早食い

□いびきをかく

いかがでしたか?
一つでもチェック項目があれば一度相談にいらしてください。

口呼吸が及ぼす、体への影響

一般的に人は鼻で呼吸をするのが通常の状態です。
しかし、何らかの理由で口をぽかんと開けたまま
口で呼吸をする人も増えています。
小さいうちから口呼吸がくせになると、口の周りや全身に
さまざまな影響を及ぼすことがあるとされていますので、
注意が必要です。
日常的に口呼吸をしていると、鼻の粘膜や鼻毛という
高度なフィルターを通さずに空気が直接体内に取りこまれ、
細菌やウイルスに感染するリスクが高まります。
また、口の中が常に乾燥してしまうため、
だ液の作用も弱まり、むし歯や歯周病などの病気を
起こするリスクが高まります。
また、口呼吸によって口をぽかんと開け続けることで、
口の周りの筋肉が十分に発達せず、だんだん顔つきが変化し
ぼんやりとした表情になることがあります。
さらに口を開いて食事をする「くちゃくちゃ食べ」や、
発音が不明瞭になってしまいます。

口呼吸が歯並びに影響することも

口呼吸は、歯並びにも大きく影響しています。
本来、私たちの舌はほとんど口蓋(口の中の上側)に
おさまっていますが、口呼吸が習慣になっている人は、
舌の位置がだらんと下がっていることが多いです。(低位舌)
あごや歯並びは、そもそも舌が適切な位置にあって、
唇や頬からの圧力がかかることで望ましい形に発達していきます。
ですが、口呼吸だと舌の位置が下がりやすいので
上あごがきちんと発達しにくくなります。
これが歯並びにも影響を及ぼし、出っ歯になったり、
歯がバラバラの方向に生えるなどの原因になることがあります。
また、舌の位置が下がることで舌を前歯の方向に
突き出しやすくなり、上の前歯と下の前歯の間にすき間が生じる状態を引き起こす
こともあります。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 口呼吸1

 

口呼吸と夜のいびき

口を開けて寝るということは、舌が喉に落ちて
気道を塞いでしまい、睡眠時無呼吸症候群を引き起こす
原因になることがあります。
また、喉を圧迫するということでは、いびきをかきやすく
してしまいます。
質の良い睡眠がとれないと、日中、ボーっとしてしまったり
集中力がなくなったりします。
口呼吸を小さな頃から行っていた成人のレントゲンを撮ると、
ほとんどの方に気道の狭窄が見られます。
気道が狭窄しているため十分な酸素が脳に回らず、
一日中眠気がある、体がだるいなどの症状を訴えられます。

大人になってからの治療は難しいです。
ですが、小さなうちから口の中を広くするような
治療を行えば、
気道も広がり、呼吸が楽になり
いびきも止まるとされています。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科 口呼吸2

今日から絶対、鼻呼吸!

鼻で呼吸することを意識するだけでも、だいぶ違います。
この努力を積み重ねると、鼻の粘膜も強化され
鼻で呼吸ができるようになってきます。
鼻づまりは、早めに解消しなければいけません。
まずは耳鼻科でしっかりみてもらいましょう。
枕の高さを変えて気道の圧迫を無くすというのも考えられます。

『あいうべ体操』も有効とされています。
ご存知でしょうか?
詳細については後日ご紹介させていただきます。
気になる方はWEBで検索してみてください。
寝ている間は、鼻呼吸を意識できないので、
口が開かないようにするテープや、
鼻腔を広げて鼻呼吸を促すテープなどがあります。
大変有効な方法です。

また、乳歯と永久歯が混在しているお年のお子様の場合、
早めにお口の噛み合わせを広げてあげることで、
気道も広がり息がしやすくなります。

この治療は生涯につながり、最も大事な治療の一つです

まずは。早めに相談されることをお勧めします。

口呼吸には、まったく良いことはありません。

鼻呼吸を心掛けて、さらなる健康を目指しましょう!!

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