こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
『ベロを磨いていますか?』
ベロって磨くんですか?
今まで1回もやったことないし!
なんか気持ち悪くなりそう!
どうやってやるのかわからない!
などのお声をたくさん患者さんから聞きます。
歯みがきは毎日欠かさず行いたい日常習慣のひとつですね。
でも舌みがきを日課にしている人は意外と少ないのではないでしょうか?。
実は舌はすごく汚れているんです。
歯みがきをしていても舌の表面に細菌が付いてしまうリスクがあります。
毎日歯を磨いて口の中をキレイにしていても、舌の掃除まできちんとできている人は少ないと思います。
歯磨きのついでにそのまま一緒の歯ブラシで舌をこすったり、こまめに口をゆすぐようにしていても、舌の汚れはしっかり取れていません。
舌の掃除は、正しい道具とやり方で行うことが大事です。
ポイントさえおさえてしまえば、簡単にケアができるんです。
今回は、舌を掃除することによるメリットもたくさんあるので、手軽にできる舌磨きについてお話しさせていただきたいと思います。
舌に付いている白い汚れが気になったことはありませんか?
それは「舌苔」といって、カビの塊がついたものです。
舌苔はカンジダ菌などのカビ菌が増殖して、フィルム状に舌を覆ってしまうことで発生します。
そのままにしておくと口臭の原因になってしまったり、喉から体内に入ると体の様々な不調にもつながるので、綺麗に落とておきたいものです。
その舌苔を取り除くために行うのが舌磨きなのです。
舌磨きには2種類の方法があります
○舌用歯ブラシによる方法
舌専用の舌ブラシを使いましょう。
その舌ブラシを必ず奥から手前に動かしましょう。
力はそんなに入れなくて大丈夫です。
舌ブラシは舌の奥から手前に、一定の方向で動かします。
舌苔に含まれている細菌をのどに送らないようにするためです。
その際、そのままだと嘔吐反射でオエッとなってしまうので、その時は舌に力を入れ、舌ブラシを動かす際に息を吐きながら行うと嘔吐反射が抑えられます。
舌磨きの回数は1日1回、朝がおすすめです。
舌の掃除は、やりすぎると舌を傷付けてしまうので、1日1回くらいで十分です。
起床時は特に舌苔が多くなっているので、舌清掃の絶好のタイミングです。
朝の歯磨きと一緒に行うのが1番効果的でおすすめしています。
○舌ケア用のキャンディ・タブレットを食べる方法
舌磨きよりももっと手軽に舌を掃除したいなら、舌ケア専用のタブレットやキャンディがおすすめです。
舌の上で舐めて溶かすことで、キャンディ・タブレットに含まれている舌ケア成分が、舌苔を作る原因である菌にアプローチして舌苔を除去する方法です。
舐めるだけだからいつでもどこでケアできるのでお手軽です。
舌苔を取り除くには、舌苔を作る原因のひとつであるカンジダ菌を減らすことがポイントで、舌ケア用のタブレットやキャンディには、長年の舌カンジダ菌の研究から発見された成分が入っているものもあります。
それを舌の上で舐めて溶かすことで、成分が舌の上に長くとどまりしっかり舌のケアをしてくれます。
舌を掃除して清潔に保つことは、お口の健康だけでなく体の健康にもつながり、メリットがたくさんあります。
口臭ケアにもなるのでエチケットとして大切ですし、味覚を正常に保つことで健康的な食事にもつながります。
さらに口は体の入口なので、舌を清潔にしておくことは全身の健康を守るためにも大切なことです。
当院にも舌専用歯ブラシのご用意はしていますので、気になる方はぜひスタッフにお声をかけてください。