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乳歯が早く抜けてしまったら

2024年1月18日

こんにちは。
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。


『 他の子に比べてすごく早く乳歯が抜けてしまった‼️ 』
『 まだ4歳なのに歯が抜けちゃった‼️ 』
『 虫歯がひどくて歯が見えなくなちゃった‼️ 』

など乳歯が早く抜けてしまって心配になられる親御様は多いのではないでしょうか?

今回は『 乳歯が早く抜けてしまったら 』についてしっかりお話しさせていただきます。

墨田区 歯医者 にしざわ歯科  歯が早く抜けた

乳歯が早く抜けてしまったら

乳歯は永久歯が出てくる時期になると自然と抜け落ちその役目を終えます。
ところが生え変わりの時期よりも前に、ひどい虫歯などが原因で乳歯を抜かなければならないケースはたくさん見かけます。
そのことは後から生えてくる永久歯の歯並びに影響を与えてしまうということです。
では、もし乳歯が生え変わりの時期よりも早く抜けてしまった場合はどうすればよいのでしょうか。

乳歯が早く抜けた場合の影響

歯並びや顎の成長過程で異常が起こる原因として、実は「早く抜けた乳歯が原因」が占める割合は全体のおよそ20%ほどと言われています。
永久歯が抜けたことで起こる成長過程のトラブルは5%くらいなので、乳歯が早く抜けてしまうことの影響がどれくらい大きいか理解していただけると思います。

乳歯が早く抜けるのはどうしてよくないのでしょうか?

乳歯は上下左右合わせて20本あります。
大人の歯は親知らずを除いて28本です。
乳歯の下から大人の歯、つまり永久歯が生えてくることで次第に歯がグラグラし、自然と抜け落ちます。
乳歯は永久歯の生え変わりを待って役目を終了します。
乳歯の歯並びは永久歯の歯並びにも大きく関わるため、乳歯は生え変わりまで大切にしておかなければいけません。
乳歯が早く抜けてしまった場合のトラブルとして以下のようなことが考えられます。

乳歯が抜けた周囲の歯が動く

乳歯が早く抜けてしまうと乳歯があった場所には隙間ができます。
隙間の周囲にある歯は今までは抜けた乳歯によって支えられていました。
乳歯が抜けるということは、支えとなる歯がなくなったということなのです。
このため、抜けた乳歯の周囲の歯が、抜けた隙間に向かって色々な方向に動き始めます。
隣の歯は隙間に向かって傾いてきて、噛み合わせていた歯は伸びてくるといったように歯が自由に動き始めます。

抜けた乳歯の後から出るはずの永久歯が変な位置から生えてくる

抜けた乳歯の下には永久歯が育っていて、生えてくる時期を待っています。
早くに抜けてしまってできた隙間に向かって、時間が経てば経つほど周囲の歯が動き寄ってきます。
このため、本来生えてくるべき永久歯が生えるスペースがどんどん狭くなってきてしまいます。
それでも永久歯は出てこようとして、本来の歯並びからずれた位置に出てくることになります。
よく見られるのが上の歯の犬歯が八重歯になってしまうケースです。

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乳歯が早く抜けた場合の対処法

では、乳歯が早く抜けてしまった場合、じっと待つしかないのでしょうか。
そんなことはありません。

保隙と保隙装置

乳歯が早期に抜けてしまった場合には保隙(ほげき)治療を行います。
保隙とは読んで字のごとく歯の隙間を保つことです。
永久歯がしっかり出てくるまで隙間を保ち続け、永久歯の萌出を待ちます。
この隙間を保ち続けるためにお口の中に装置を付け、治療を行いますます。
この装置のことを保隙装置と呼びます。
以前と異なり、現在では保険診療の適用を受けた保隙装置もあります。

保隙の注意点

保隙は、あくまでも乳歯があった場所の隙間がなくならないようにするための処置であり、保隙装置はその目的のためだけに作られる装置です。
ですので、隙間がなくなることで生じる歯列不正を予防することはできても、癖などその他の理由で生じる歯列不正まで防ぐことはできません。

保隙装置の種類

保隙装置は、歯に直接接着させて使用する固定式保隙装置と、取り外しできる可撤式保隙装置の2種類が主に使われています。

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固定式保隙装置

固定式保隙装置としては以下のような物があります。

クラウンループ
クラウンループは、乳歯に太い針金のついたクラウンという被せ物をつけて隙間を守る保隙装置です。

バンドループ
バンドループは、歯に太い針金のついた矯正用のバンドを巻くタイプの保隙装置です。

クラウンバー・インレーバー
クラウンバーやインレーバーは、クラウン、もしくはインレーという詰め物から太めの棒状の金属を伸ばしている保隙装置です。

ディスタルシュー
ディスタルシューは、最も後ろにあたる乳歯である第二乳臼歯がなくなった場合の保隙装置です。
第二乳臼歯の後ろの第一大臼歯という永久歯がきちんと生えてくるように誘導するのが目的です。

リンガルアーチ
リンガルアーチは、舌側弧線装置ともよばれ、左右に1本ずつ奥歯にバンドをつけて、バンドを太い針金で繋げ、その針金から細い針金を伸ばして隙間を守る保隙装置です。

可撤式保隙装置

可撤式保隙装置は、入れ歯のようなものをいれ、金具を歯にかけて安定を図るタイプの保隙装置です。
小児義歯ともいいます。
固定式保隙装置と比べると、サイズが大きく違和感も大きいのですが、抜けた乳歯がたくさんあるような場合に対応できるのが利点です。
矯正装置と同じように、保隙装置が付いていると装置の周りに汚れが溜まりやすくなります。お子さんがまだ小さいうちは、保護者の方が仕上げ磨きを行い、お口の中を清潔に保ってあげることも大切です。

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いかがでしたでしょうか?
乳歯は抜けちゃう歯だからどうでもよい。
と軽く考えられた方もいらしゃったと思います。
乳歯の早期脱落は後継永久歯にも悪い影響を与えるだけではなく、噛み合わせや姿勢にも影響します。
周りのお子様達よりかなり早い時期に乳歯が抜けてしまった場合は、早期に歯科医院を受診されるようにしてください。

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