こんにちは
墨田区鐘ヶ淵 鐘ヶ淵駅西口より徒歩3分の歯医者
「にしざわ歯科医院」 院長 西澤克哉です。
いつもブログを読んでいただきありがとうございます。
インビザラインの概要については前回お話しさせていただきました。
インビザラインは透明なプラスチック製のマウスピースを使用して歯列矯正治療を行う方法です。最近はマウスピース矯正を望まれる患者さんが多くなってきています。
今回はインビザラインのメリットとデメリットについてしっかりお話しさせていただきたいと思います。
目次
インビザラインのメリット
目立たない
インビザラインは厚さ約0.5mmと薄く、透明なマウスピースで目立たないため、他人から装着していることに気づかれにくく、見た目にストレスを感じさせないのが特徴です。
取り外しができる
インビザラインは取り外し可能なため、いつでも簡単に歯のお手入れができ、口腔内を健康な状態に保つことができます。
今までの矯正装置はワイヤーや器具の間を特殊な歯ブラシやフロスで磨かなくてはならず汚れも非常に取りにくく、虫歯や歯周病のリスクが高かったのですが、インビザラインはその心配も少なくなりました。
快適な装着感
インビザラインのマウスピースは滑らかで丸みを帯びたプラスチックのような素材で作られているため、口腔内にフィットしやすく、従来の金属製のブラケットなどに比べて快適に装着することができます。
痛みが少ない
ワイヤーを使った従来の治療の場合、締め付けられる痛みや、金具が唇や頬の内側にあたってできる口内炎による痛みが生じる場合があります。
インビザラインには出っ張りなどがないため、口腔内の粘膜なども傷付けるリスクが低くなります。
食事や会話がしやすい
インビザラインは装着後2~3日はやや慣れない感じがありますが、それ以降は会話もスムーズにできます。
また、食事のときは取り外せるため、いつものように食べたり飲んだりすることが可能です。
予測可能な治療結果
インビザラインは矯正治療が始まる前に、個人別の精密な3-Dシミュレーションを作成します。
コンピューターシミュレーションを使用して治療計画を立てるため、事前に治療結果を予測することが可能で、術後のイメージがつきやすいのが特徴です。
短期間での治療も可能
軽度から中等度の歯列不正に対しては、比較的短期間で治療を完了することができます。
定期的にマウスピースを交換することで、段階的に歯を移動させることができます。
インビザラインのデメリット
重度の歯列不正には適さない場合がある
現在では適応症例が大幅に増え、以前よりも適応範囲が多くなり、より多くの方にインビザラインが使用できるようにはなりました。ですが重度の歯列不正や咬合異常の場合には、適応できない場合があります。
しっかり装着しないと歯が動かない
インビザラインは取り外し可能ですが、マウスピースを一日に何度も外したり装着したりすることが必要です。このため、一日のうちの大部分の時間をマウスピース装着する必要があります。装着し忘れた・・・などがあると、歯の移動が予定どおりに行かない場合があります。
治療期間が長めになるケースがある
症例によってはワイヤーを使った従来の矯正治療に比べると、治療期間が少し長めにかかる傾向があります。
費用が高くなるケースが多い
インビザラインは一般的な従来のワイヤーを使った矯正治療方法に比べ、費用が高い傾向にあります。
治療の期間や具体的なケースによって費用は異なりますが、予算に制約がある場合には考慮する必要があります。
歯科医師の専門的な知識と技術が必要
インビザラインは、一般の従来のワイヤーを使った矯正治療方法とは大きく異なる治療方法になるので、専門的な技術や知識をもった歯科医師でないと治療がうまく進まないことがありますのでご注意が必要です。
また、インビザラインは米国のアライン・テクノロジー社が発行するライセンスを取得している歯科医師でないと取り扱うことはできません。
ライセンス取得時の審査基準などがありますので、すべての歯科医師が持てるというわけではありません
いかがでしたでしょうか?
マウスピース矯正は最近流行りの方法になってきていますが、しっかりとした矯正歯科医師に施術してもらうことが最も大切なことと思います。
値段だけに飛びつかないで、誰にやってもらうかが大切です。
しっかりとご判断されて矯正治療に臨まれてください!